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コトノハ~慧真館~

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Jun 1, 2010
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カテゴリ:カテゴリ未分類
5月30日、湯本富士屋ホテルで行われた勉強会に参加した。
この勉強会は、神奈川県西部学習塾連絡会というところが主催されている。
神奈川県西部学習塾連絡会とは、互いの情報交換や私立高との交流、また地域の教育の発展のために尽力されている、県西の中小の学習塾の先生方の集まりである。

今回初めてこの連絡会に参加させていただいたのは、勉強会の内容が拉致被害者の横田夫妻の講演会であることからという理由と、もしかしたら私の尊敬する塾ブロガーのとよ爺にお会いすることができるかも知れないという、ややミーハーな理由からであった。

北朝鮮による拉致問題は、マスメディアを通じて一応のことは知ってはいたものの、やはり実際に横田夫妻を目の当たりにし、横田夫妻の肉声を通して話を聞くと、その惨さと問題の根の深さを、改めて思い知った。

お話の内容を書くと長くなるので割愛するが、横田夫妻のお話の中で最も印象深かった内容があるので紹介したい。
横田早紀江さんのお話の中で、同じ拉致被害者の増元るみさんのお父様が亡くなられる前に、「俺は日本を信じる。だからお前も日本を信じろ。」という言葉を残されたという。
そのエピソードを紹介されながら、早紀江さんは、「日本を信じるって一体どういうことなのか。日本人を信じるということなのか。政府を信じるということなのか。国家を信じるということなのか。」とおっしゃっていた。

その話を聞いたとき、私は脳を金づちでどつかれた気分になった。
「俺は日本を信じる」という言葉は、なんて率直であり、なんて難しくもあり、なんて儚くもあり、なんて虚しくもある響きなんだろうと思った。

私は、「俺は日本を信じられるのか」と心の中で自分に問うた。
残念ながら、即答できない自分がいた。
そもそも、亡くなる直前に、「日本を信じていてよかった」ではなく、「俺は日本を信じる。だからお前も日本を信じろ。」と増元さんに言わせてしまう今の日本という国は、一体どういうことなのだろうか。

日本人が、日本という国を信じられなくなってしまっては終わりだ。
増元さんが、横田夫妻が、日本中の人が、信じられる日本を作っていかなければいけない。
そう強く思った。
国家を作っているのは人である以上、人格を形成するのは教育である以上、私は今自分が関わっている教育という観点から、信じられる日本を作っていこうと、決意を新たにした。

ミーハー気分で参加した自分が恥ずかしくなるほど、この勉強会からたくさんのことを学ばせて頂いた。
もう1つの目的であった、尊敬するブロガーのとよ爺にも実際にお会いすることもできた。
憧れの人を目の前にしたとき、人間はなぜにこうドギマギと挙動不審な行動をとってしまうのだろう。
大先輩を目の前にしているのに、「あぁ、とよ爺だ」と失礼極まりない台詞が口から飛び出して、自分でもビックリしてしまった。

この日、ここ神奈川県西部の地に塾を独立して良かったと、改めて思った。
教育について真剣に考え、尽力されている人がこんなにもいる。
本来ならライバル同士の立場の塾経営者たちが、手を取り合い、酒を交わし合い、「よろしくお願いします」と謙虚な姿勢で互いに学び合っている光景が、私には斬新で、感動的で、また非常に温かく感じられた。





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Last updated  Jun 2, 2010 12:09:56 AM



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