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今日は夏期講習の合間を縫って、中3生保護者様対象の保護者会。
入試のシステムや受験までのスケジュールなどを確認させていただいた。 また、保護者会の中で、『保護者の方が、子どもの前に立って子どもを先導するような受験にしないでください』ということを保護者の方にお願いした。 高校受験とは、いってみれば義務教育の卒業試験であり、保護者の方から子どもが一歩自立するための試験である。 子ども自身が自分の将来について考え、自分で目標校を定め、それに向けて自分自身が行動するという過程こそが、高校受験で最も大切なことである。 保護者の方が子どもより前に立ち、子どもを先導し、子どもの代わりに悩んで対策を講じるような受験になってしまっては、例え高校受験に合格したとしても、その子は受験を通して何一つ成長することはできないだろう。 夏休みに入り、学校説明会や見学会などのシーズンが本格化する。 学校説明会の日程を調べ、スケジュールを調整し、予約を取るのも、保護者の方がやるのではなく、子ども自身にやらせるべきだと考えている。 検定類の申込みも同じ。 検定を受けるのは子ども自身であるならば、その申込みも子ども自身にやらせるのが筋である。 教育に熱心な親ほど、子どものことを想う心から、子どもの代わりにいろいろやってあげたくなるのだろうが、ほとんどの場合それは逆効果になってしまう。 親が子ども代わりにいろいろと考えるから、子どもは考えなくなる。 親が子どもの代わりにいろいろと行動するから、子どもは行動しなくなる。 子どもの前に立つのではなく、前を走る子どもの姿を後ろでじっと見守り、また支えてあげることが、高校受験を迎える子どもを抱える保護者の方の役割なのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 25, 2010 12:12:51 AM
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