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後期の倍率が発表されたようだ。
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p418860.html 今年も上位校は激戦の様子。 湘南 2.25倍(去年1.78倍) 横浜翠嵐 2.28倍(去年2.43倍) 柏陽 1.92倍(去年1.73倍) と、神奈川の公立『御三家』は軒並み2倍近くかそれ以上の高倍率になっている。 一昔前の神奈川県民の常識では、公立高校入試で落ちる人はほとんどいないとされていた。 中学生の保護者の方の中でも、「公立高校なんてそうそう落ちないでしょ?」と豪語される方がまだまだいらっしゃる。 そりゃお母さんの時はそうだったかもしれないけれど、今は違うんですよ。 倍率が2倍を超えているということは、半分以上の受験生が落ちるということになる。つまり、神奈川県公立の上位3校を受験する生徒の半分以上は不合格になる時代だ。「公立の高校入試は落ちない」神話など、とっくの昔に崩れ去っているばかりか、今は公立上位校は合格する生徒の方が少ないくらいの激戦になっている。 御三家以外はどうか。 御三家以外の旧トップ校も2倍以上は越えないものの、激戦になると予想される学校が多い。 川和 1.97倍(去年1.69倍) 希望ヶ丘 1.47倍(去年1.59倍) 光陵 1.52倍(去年1.87倍) 緑ヶ丘 1.25倍(去年1.64倍) 横須賀 1.40倍(去年1.73倍) 多摩 1.78倍(去年1.82倍) 小田原 1.29倍(去年1.15倍) 厚木 1.08倍(去年1.37倍) 平塚江南 1.34倍(去年1.41倍) と、1.5倍を超える高校が多い。1.5倍を超えると、3人に1人は不合格ということになる。これも結構な激戦だ。それにしても厚木高校の1.08倍にはビックリ。今年の穴場になるかもしれない。 ちなみにここ小田原周辺の中学生がよく受験する高校を見てみよう。 小田原 1.29倍(去年1.15倍) 秦野 1.20倍(去年1.44倍) 西湘 1.45倍(去年1.36倍) 大磯 1.58倍(去年1.14倍) 伊志田 1.61倍(去年1.14倍) 足柄 1.15倍(去年1.10倍) 山北 1.18倍(去年1.18倍) 大井 1.61倍(去年1.78倍) この辺では近年偏差値55~59程度の2番手校に人気が集中しているが、今年も近年と同じような傾向になった。近年人気校だった秦野は、後期の募集人数の増加により、今年はいつもよりやや倍率が低い。 大磯や伊志田は去年の低倍率からの反動だろう。今年はかなりの激戦区になっている。それにしても西湘は通学の便が良いからか、ちょうどトップ校に手が届かない層の受け皿になっているのか、人気校が板についてきたようだ。 足柄・山北はここ最近低迷気味。 そりゃそうだ。通学の便が悪すぎる。近所の子しか行かない。 この地域の公立志向の中学生の受け皿になっている大井の人気は相変わらず。 他学区は旧トップ校が圧倒的な倍率を誇っているが、小田原近辺は違う。 トップ校である小田原高校は、毎年そこまで倍率が高くならない。 安全志向が多い地域柄なのだろう。あと、なかなかトップ層を受け入れる強い私立もないということも一つの原因だと思う。「私立に行くくらいなら、一つ下げて安全な公立を」という考え方が圧倒的だ。 田舎だから仕方がないが、ちょっと寂しい気がする。 小田原の中学生よ! もっと大志を抱け!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 7, 2012 11:22:05 PM
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