「ヒットマン」の試写会に行ってきた。謎の宗教団体によって育てられたエリート暗殺者が、ロシアで要人の暗殺に成功するんだけど、組織から裏切られて命を狙われ、ICPOやらFSB(ロシア連邦保安庁)から追われる身になり、同じく命を狙われてる娼婦と一緒に逃げながら戦うお話、かな。リアリティをだいぶ削ぎとった「ボーン・アイデンティティ」に、「リベリオン」とジェシカ・アルバの「ダーク・エンジェル」を混ぜたような雰囲気ですわね。主人公の「47」は行動がスタイリッシュでアクションもかっこよくていい感じなんだけど、組織の暗殺者は全員スキンヘッドで後頭部にバーコードを刺青されてるのに、それを隠しもせずに平然と行動するのがどーにも腑に落ちん! そのあたりにリアリティのなさをひしひしと感じるんだけど、もとがゲームだそうだし、容姿を隠しちゃ確かに話がつまらなくなるわね(^_^);。主演のティモシー・オリファントは「ダイ・ハード4.0」で悪役だったそうだけど見てないし、他の出演者も知らない名前ばっかりだと思ってたら、FSBのエージェント役のロバート・ネッパーは知ってた。「プリズン・ブレイク」でサイコな殺人鬼ティーバッグをやってた人だわ。おかげで、まじめにしゃべってるFSBの人の声を思わず若本規夫のノリノリの声に脳内で変換しながら見ちゃってました(笑)。スタイリッシュな映像にはぐらかされて、どうして主人公が命を狙われてたのか後でよく整理しないとわからなかったけど、まあ楽しめる映画でした。