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テーマ:大河ドラマ『篤姫』(422)
カテゴリ:2008年ドラマ
泣けた。
一人娘がいなくなる前の家の中の寂しさ。 皆が於一を思い、その先行きを祈る気持ち。 自らを亡くして心残りを消し去ろうとした菊本。 「前を向いて生きろ」と諭す尚五郎。 上に立つ者の心得を聞かせる母。 そして、何よりも 去っていく娘に上手く別れを告げることが出来ない不器用な父。 わしもそなたの父で。。。 なんと言うか、愉快であった。 この一言。 これだけ仲の良い家族だったのだもの。 1人でも欠けたら、その寂しさは言いようもない物であろう。 打ち掛けを着て籠に乗り、静かに頭を下げる娘。 その姿を頭を下げて見送る家族。 ここからは、もう、この娘は家族ではなくなる。 送り出した娘を偲び、庭で密かに名を呼ぶ父と、母の涙。 長塚京三と樋口可南子の演技が素晴らしかった。 ドラマだから、これからも会えたりするのかも知れないけれども、 現実はお城に入った娘には一生会う事はできなかったでしょう。 祝うべき門出ではあるけれども、寂しい話だった。 尚五郎の恋も終わりました。 その切なさは、どっかのドラマの片想い四重奏よりも はるかに上を行くもので。。。 最後の碁を打つ尚五郎と於一。 碁盤の上から互いの碁石を片付けていく。 これが碁盤から無くなったその時。。。 もう二度と向かい合って座ることはない。 素晴らしく上手い演出でした。 なんて寂しい。。。 こうして多くの人々に祝福されて送り出された於一の目は もう前へ向いている。 女の道は一本道にございます。 運命に背き引き返すは恥にございます。 菊本の言葉に背中を押されて。 トラックバックは承認制です。即時反映はされません。ご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月17日 22時52分35秒
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