サッカーと野鳥と音楽　Ｋｉｃｋ！Ｆｌｙ！Ｓｉｎｇ！

　日曜日は横須賀へタカの渡りを見に行こうと
目論んでいたが、見事寝過ごして失敗。
仕方なく、とはいわないが久々に宮ヶ瀬を訪ねてみた。

　ジョウビタキやカモ類など、冬鳥が訪れるには
まだ数週早いと思うが、一番気に入っている場所だから
野鳥の出現に関係無く散策するのも悪くない。

　予想はしていたが、野鳥の数は少ない。
それでもヒヨドリとカケスだけは賑やかだ。
デジスコなど、撮影フルセットで臨んだが
使う機会に恵まれない。いつも休憩する場所で
アカゲラが接近したが、シャッターを押すまで
待ってくれなかった。

　春にオオルリを目撃した場所まで歩く。
なだらかだが長い上りで、オマケに気温も上昇。
少々辛いが、体力作りも兼ねてガンガン進む。
それでも収穫は無い。疲れて沢の前で佇めば
そこから涼しい風が吹き込んで癒してくれる。



　トンボが三脚を支える私の手に止まる。
一体何の目的があるのだろうか？
思わず立ち止まりシャッターを切る。



　随分登ったので、やむを得ず引き返すと
前方にモゾモゾと動く物体を確認！
な、なんだチミは！


　ヒキガエル？（後ろ姿、見たい方だけどうぞ）


　これはちょっとグロテスクだなぁ。
幼少の頃は平気で捕まえたのに、今じゃビビリまくる。
背後に私の視線を感じたのか、ピタリと動かなくなった。
おい、早く沢に戻ってくれない？置物じゃないんだから。

　全然戻る気無し。（前から撮影。見たい方だけどうぞ）

※アズマヒキガエルと判明。野鳥大好きさんありがとうございます。

　違う意味で涼しくなり、行きの休憩地点に戻ると
Ｏさん夫妻と遭遇。約束無しで年に５回は出会う。
ホント、よく会うなぁ～。

「先週ここでヤマセミ５羽」
「ええ～～？」

　やはりマメに通っていると、そんなシーンにも恵まれるのだろう。
お互い今日は成果無し。一緒に引き返す。

　Ｏさんの奥様は色々と気が付く方だ。
触ったら刺されてしまいそうな蛾の幼虫（？）や
大きな蜘蛛がいる場所を教えてくれた。

・幼虫（見たい方だけどうぞ）

※フクラスズメの幼虫と判明。
こちらも野鳥大好きさんありがとうございます。
生態や成虫に関しては、コチラを参照してください。

・ジョロウグモ（見たい方だけどうぞ）

　駐車場に戻り、Ｏさん夫妻と別れを告げる。
もう昼時。空腹には名物のジャンボ・スペアリブ。
デ、デカ過ぎる・・・。長さはペットボトルより長い。
しかも肉厚。全部食べられなかった・・・。



　汗も相当かいたので、クルマで３０分ほど飛ばして
今年の５月にオープンしたばかりの温泉施設「いやしの湯」へ。
津久井町の青根という場所。山梨県は目の前だ。
静かな山間の中、ここだけは大賑わいである。



　そばには道志川が流れる。実はこの道志川、私の住む横浜市と
密接な関係にある。明治時代、日本初の近代水道を誕生させた横浜市は
この道志川から取水し続けているのだ。
横浜市民が毎日お世話になっている大切な水。
人間は水から出来ている。
私の身体にも、この川の水が流れているに違いない。



　野鳥を見るという、本来の目的には物足りない１日。
しかし、いつも以上に充実しているから不思議なものだ。
来週もチャンスが訪れるはずだ。さて、どこへ行こうか。


１本１００円。

　あ、野鳥の写真が１枚も無い！