サッカーと野鳥と音楽　Ｋｉｃｋ！Ｆｌｙ！Ｓｉｎｇ！

　千葉ロッテ・マリーンズがプロ野球日本一。
ジェフ・ユナイテッド千葉がＪリーグ・ナビスコ・カップ優勝。
今年の千葉県は強かった。今、一番アツイ県。
そんな千葉県我孫子市手賀沼で５年目を迎える
「ジャパン・バード・フェスティバル」（ＪＢＦ）が開催された。

　土日の開催だったが、私は日曜日のみ参加。
気合いを入れて朝５時に到着したら真っ暗。
仮眠して６時から鳥見開始。各ブースが９時半から開くので
それまで手賀沼周辺で楽しんでいた。
（鳥見日記は明日）

　その後、水の館でバードカービングを堪能。
昨年初めて見たのだが、精巧に作られた木彫りの野鳥に
溜息が出るばかりだった。
（この件も後日）

　続いて１．５キロほど離れた別会場
光学機器メーカーのブースでウロウロ。
高価で手が出せないような舶来品のスコープを覗くと
遠くでミサゴが魚をちぎりながら食べているのが見えた。
隣で同じ光景を見ていた人が
「刺身食べたくなった」
おいおい、なんだよそれ。



　さらに野鳥の絵画を楽しみ、多くのＮＰＯ団体のブースで
情報を仕入れる。先日書いた「湘南タゲリ米」の販売も行われていた。
思わず買ってしまったのはＪＢＦ開催記念「焼酎ＺＩＰＡＮＧ」





　飲めないクセに・・・・。ビンが欲しいだけで・・・・。

　他にも熱帯の森林を守りながら、その木陰で栽培される
バード・フレンドリー・コーヒーを思わず飲んでしまう。
イカンイカン、つい財布の紐が緩んでしまう。
他にも欲しい物が沢山だったが、なんとか我慢した。



　１３時からはステージでライブ。
会場でhibarichicさんとベニマシコさんに、お会いすることが出来た。
「永井真人＆ピヨチュンガーホーズ」
鳥に、ちなんだ曲を演奏するということで１曲目はいきなり
イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」
２曲目はビートルズの「ブラックバード」
う～ん、たまらん！

　で、ザ・スパイダースの「バン・バン・バン」
♪とぼけた顔してバン・バン・バーン
最初は「鳥と関係ないじゃん！」と思っていたが
出されたイラストを見て納得。




バン

　なるほど。気付かなかったのは鈍いかな？

　月刊誌「バーダー」で執筆している
バード・フォト・アーカイブス代表・塚本洋三氏と
永井真人氏のトークが最高だった。
　お二人の掛け合いが見事だし、底抜けに笑える話や
兵庫県豊岡市のコウノトリに関する良い話など
野鳥に興味のある人なら絶対に聞いておくべき内容だった。

　塚本氏所有の約５０年前から使われている
元祖フィールド・スコープ初代プロミナーが紹介された。
今でも現役（！）で使っているのだという。
ライブ終了後、塚本氏の快諾で自由に覗けることになった。





　５０年の歳月を感じさせないクリアな視界。
日本全国（世界も？）津々浦々、持ち運ばれ
味わいを感じさせるボディ。
　当時の鳥見人にとって画期的な道具だったという。
そもそもオリンピックの射撃の選手が正確に的を
見定めるために開発されたそうだ。

　道具を大事にしようと改めて感じた。
スコープだけでなく、身の回りの物、全部だ。

　鳥見も含めれば約９時間の長丁場も、あっという間に過ぎてしまった。
来年５月には東京バード・フェスティバル、そして来年も、この場所で
野鳥を見て、野鳥のことを考え、多くのの刺激や喜び、驚きを感じたい。
野鳥をはじめ、自然と触れ合う人々が沢山いることも実感できた。
家に帰って焼酎で乾杯！・・・・してないけど。