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カテゴリ:舞台(ストレートプレイ他)
舞台のミザリーを観てから
感想も書かないままに だいぶ過ぎちゃった。 今、東京を離れ全国を まわってるから 皆様、ぜひご覧くださいませ。 私の感想はネタばれなので 観に行く人は読まない方がいいよヾ(@^▽^@)ノ 白石佳代子さんと市村さんの時にも観たかった 念願の「ミザリー」がついに観られる! そして「オケピ!」以来の小日向さんと 舞台では初めてだけど8月には 世田谷パブリックシアターで偶然に 遭遇した渡辺えりさん。 なんか笑っちゃう二人なのに怖いの? さてさて、客席は確実にふだんより年齢層高め。 マチネだからかな、奥様多め。 さていきなりバッチリ正装した小日向さんが現れ、スピーチ。 授賞式のようです。「ミザリー」を書いた人気作家の役。 ミザリーって英語では不幸とか惨めとかそんな意味。 ジョークをまじえて笑いを取るからなごやか~な雰囲気。 奥様たちもケラケラ笑って小日向さんのライブ?みたいで・・・ ところが、です。幸せなのはここまで。 事故に遇った彼は、看護婦のアニーに看病されるのだけど。 この事故のシーンが真っ暗な中で照明と音響だけで 自動車事故なんだなってわかる舞台ならではの演出。 そして渡辺えりさんが登場してお芝居が始まるんだけど ここからがさすがです。タタタッとストーリーに 引き込まれてしまう、もう舞台の上はポールとアニー。 以前からファンである彼女は大怪我をしたポールを 献身的に看護、したのは最初だけ。 独占したい彼女はありとあらゆる手段を用いて彼を 彼女の家に拘束し、執筆を迫る日々が繰り広げられて・・・。 「ミザリー」の度を越した愛読者のアニーはミザリーが 不幸な死で終わる結末が許せなくて、ポールの原稿を 焼いてしまうような暴挙に出る。 感情の起伏が激しいというより常軌を逸した彼女に 見つからないように反撃のチャンスを狙うポール。 どちらがだましているのか、だまされているのか。 にこやかなやり取りの中の本心は? 観客はポールの恐怖を味わいながら 彼が無事に救出されるのか それとも、と冷たい汗をかくわけです。 帰り道、「映画の方が怖かったわよ」と話す声を聞いて 気になっていた映画ミザリーも観ました。 アカデミー賞を取ったキャシーベイツの迫力はさすが。 ポールの役はジェイムス・カーン。 (その昔、「ゴッドファーザー」で長男役でした。 家族思いなんだけど短気なソニーは抗争に巻き込まれ 蜂の巣になるシーンが強烈すぎて未だに役名まで覚えてる) 映画のほうが怖いな、と思ったのはアニーの留守に ポールが飾られていたアルバムを開くところ。 「想い出」なんてタイトルなのに彼女が関わった殺人の 記事のスクラップだったところ。 そこは舞台にはなかったからね。 逆に舞台で怖いな~と思ったのは動けないポールは コップ1杯の水さえ自分で取りに行くことができないんだけど アニーが機嫌が悪いとそれさえ頼みづらい。 その時もイライラしながら 汚れた床を掃除していた。 バケツの水で何度も濯ぎながらゴシゴシとね。 あ~こういう動作で神経質さがよく出てるな~と思ったら その後の彼女の信じられない言葉に会場全部凍りついた。 「水が飲みたいなら、コレを飲みなさい」と コップでその汚れた水を汲んで彼に突き出したから。 ポールはコップの濁った水を確かに飲んだ! 牛乳を飲んだ後のコップにお茶をついだような色の液体。 あれはなんだったんだろう。気になる。(◎-◎) 二人芝居なので膨大なセリフ。なので無理もないけど 一番大事なところでえりさん、南アフリカと南フランスを 間違えて言いなおした。 真優ちゃんと「(・_・)...ん?どっちだ」「さぁ」 ってんで、怖さ半減になっちゃって、もったいなかったね。 前後の脈絡から察するに南アフリカが正しそうヽ(´▽`)/ 舞台がハネタ後、緊張と興奮で喉が乾いた私達はルミネで お茶して帰ったの。平常心に戻ってから 電車に乗ろう!ってわけ(∵) 3枚目の写真は シアターアプルにあったガラスのアップル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 2, 2007 12:18:09 AM
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