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テーマ:歌舞伎大好き!(1109)
カテゴリ:歌舞伎に親しむ
黄昏時の歌舞伎座の前を通る時、
思わず千秋楽の幕見の列に並びたくなりました。 夜の部観た~い!! そこへ染子様からメール。 「歌舞伎座へ入りそうになりながら、 今、東劇前に着きました!」 あら、やっぱり染子様も同じ意見だったんだ! 二月の夜の部を観た染子様と「らくだ」は納涼歌舞伎で観た私。 けれども、その日は27日まで上映のシネマ歌舞伎 「らくだ」を観ましょうと約束したので泣く泣く東劇へ。 「蘭平なーに?知らない」と思っていたけれど 日が経つにつれ、三津五郎さんを観たくなったし、 豪華な配役の四天王の「勧進帳」に心惹かれたり、 染子様の「染ちゃんのお坊吉三良かったわよ♪」に やっぱり夜の部も観るべきだったと嘆いても今日は千秋楽! あきらめるしかない(ノ◇≦。) ビェーン!! 忙しくてもp(*^-^*)q がんばっ♪って 時間を作って歌舞伎座行こう! 観て後悔したものはないけど 観なくて心残りは数知れず! 来月は早目に手を打とう! さて、始まってしまえばハイバックの座席にすっぽりくるまって 座り心地良しの東劇でのシネマ歌舞伎鑑賞はゴクラク、ゴクラク! マナーの悪いご婦人方がいらして閉口。 私たちの予約した席を含めて一列、荷物を置いて占領。 でも、実際座ったのは三人なのよ 悪びれる様子もなく「前のほう過ぎたので移ったんですけど。 どことどこですか、どかします」とのたもうた。 そしてあちこちで聞こえる「ビニール袋カシャカシャ」音。 いったん開演してから、どうしてそうも必死になって 何かを取り出す必要があるんでしょうか。ナゾです。 マナーを守って気持ちよく鑑賞したいもんですよね。 初見の連獅子。 鮮烈な映像のおかげでダイナミックな踊り、衣装の美しさ。 前列で観ているように堪能できました。 松葉目の背景の前、演奏する方たち(なんて呼ぶんでしたっけ?) その方たちが裃姿で居並ぶ姿が見事に揃っていて美しい! 前で踊る獅子達だけでなく 一体となって一つの芸術を作り上げているのに気づいたのは オペラグラスを使わずに観られるシネマ歌舞伎のおかげ。 勘三郎さんと勘太郎・七之助の獅子、 気持ちがあって揃って振られる様子は見事です。ヾ(〃^∇^)ノ 「連獅子」は落語で有名な「らくだ」と豪華二本立て。 昨年の8月「らくだ」を観劇したあと、 落語のCDを二本聴いて ゆっくりした江戸弁の噺家さんと チャキチャキした感じの上方落語 両方の良さも経験済みですが、 久しぶりに観た歌舞伎の「らくだ」 ビジュアル的な面白さを十二分に引き出して抱腹絶倒! 納涼歌舞伎で観た時も 三津五郎さんの渋い存在が 勘三郎さんの面白さを増幅していたな~ と思ったものでした。 そうして考えてみると 勘三郎さんは たくさんの方とのコラボがあるけれど その相手の良さを引き立てつつ、 自分も輝ける稀有な役者だなと 感心することしきり! ワタシ的には冒頭、 小山三さんをジックリ観られてうれしい「らくだ」 亀蔵さんもあわてふためく大家さん夫婦も最高です♪ 歌舞伎を好きな人もそうでない人も楽しめるシネマ歌舞伎。 2000円。 レデーィスデイなどの恩恵なしだから高いかな。 でも充実の中身を考えると、かなりお得♪ 短めに書くつもりが、楽しかったので、 またまた長くなっちゃった! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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