ノラガミ 第24巻
ノラガミ(24) (講談社コミックス月刊マガジン) [ あだち とか ] ■レビュー内容 「だから、あんたの介錯をしてやるんだ。夜卜が一緒に死んでやる」 まだまだ、奈落の底に穴掘る、超鬱々展開継続です。恵比寿とタケミカヅチの迷コンビが見つけた御霊神の島、何が出てくる?宮様の大祓で何が起こる?いよいよ、クライマックスのはず…。 ■あらすじ【ネタバレ注意】■ 夜トは、雪音が父親を捜すことに気を取られている間に、術師を狙う。術師は、恵比寿が黄泉から持ち帰った言の葉を使い対抗、夜トの迷いに乗じようとする。だが、夜トは、大祓の前に雪音を取り戻すために、本気で術師を斃そうと挑む。術師は、夜トが本気で挑んでくるなど思いもしなかった。神をも屠る夜トの技に臆した術師は、夜トと兆麻の隙を突き逃げ出すのだった。 術師に素性を探る恵比寿らは、御霊神が祀られる祠を突き止める。恵比寿とタケミカヅチが向かった先は、手掛かりとして残された和歌によって、二人の前に現れるのだった。 天照大御神は、黄泉帰り天に仇なす大禍を狩るため、神器を持たせず軍神を集める。そして、大祓の朝を迎えるのだった…。大祓(おおはらえ、おおはらい) 日本の神道儀式の祓の1つ。祓は浄化の儀式として宮中や神社で日常的に行われるが、特に天下万民の罪穢を祓うという意味で大祓という。毎年6月と12月の晦日、すなわち、新暦6月30日と12月31日に行われるものを恒例とするが、天皇即位後の最初の新嘗祭である大嘗祭の前後や、未曾有の疫病の流行、斎宮斎院の卜定≪先代の斎宮が退下すると、未婚の内親王または女王から候補者を選び出し、亀卜(亀の甲を火で焙って出来たひびで判断する卜占により新たな斎宮を定めること≫、災害の襲来などでも臨時に執り行うことがあった。中臣(なかとみ)の祓とも言われる。