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2006年03月14日
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5.2日目のとまどいと不安
(2000年8月)

さて、トラブル続きで
悲しい気持ちになった初日が終わって、
プレセッショナル・イングリッシュコース2日目。

この日はオリエンテーション。
つまり、コースの説明と学校の施設の案内があった。

朝の10時くらいだっただろうか。
集合場所と指定されていた学校の大教室に行った。

ちなみになのだが、
今わたしがいるのは
うちの学校のメインキャンパスではない。
メインキャンパスから歩いて
15分ほど離れたキャンパスにいた。
これから2ヶ月間あまり、
修士の本コースが始まるまでの間、
なんとなくこのメインキャンパスとの距離が
非常に、非常に遠く感じられた。

さて、大教室ではコースの説明が始まった。
コースの責任者と思われる
おばはんがしゃべり始めた。
やたらでかい女で、
やたらでかい声だったのを覚えている。

そう、ブリカンのBUPSコースの
責任者ジョーを思わせる大女。。。
そういう以前に世話になった人と
イメージを重ねようとするのも、
不安な気持ちをやわらげようとする
作業だったかもしれない。

今思えば。。。

まあい、ね~む、いずう。。。。
うぇるかあむ、とおう~、
げいじゅつかいかんだいがくう~。

おお、よく聴き取れるじゃん、英語、
と思った。
彼女が説明する内容はほとんど理解できた。
俺も勉強したんだなあ、
とちょっとだけほっとした。

なんのことはない。
このおばはんは、
英語のできない連中に対して、
ゆっくりゆっくり話していた。
だから聴き取れただけの話だった。

英国人が本気でしゃべったら。。。。
後にわたしはものすごい苦闘を
強いられることになるのだが、
この時のわたしはそんなこと知る由もなかった。

「今から英語の試験やるんだって。やだね~」

わたしの後ろから日本語が聞こえた。

振り返ってみると、
2人の日本人女性が座っていた。
ケイちゃんとカヨちゃんだった。
ケイちゃんは文化政策の修士に、
カヨちゃんは英国文化学の修士に入る予定。

話を聞いてみると、
2人はここに来る前から知り合いだったそうだ。
以前、わたしが5月に東京でうちの学校の国際局職員、
ジャックと会ったことを書いたがその同じ時期に、
うちの学校は今年の修士への
新入生の歓迎会を東京でやっていたらしい。
そこでみんな知り合いになったのだと。

その時点でまだ入学が全然決まってなかったわたしを除き。。。

さて、やたらでかいおばはんの説明が終わると、
いまケイちゃんとカヨちゃんが話していたように、
英語の試験をやった。

明日からのコースのクラス分けのための試験だったのだが、
これがさっぱりできなかった。
ほとんど零点では?
というぐらい。。。

なぜさっぱりできなかったかというと、
試験の問題が文法中心、
それも4択で文法的に正しい表現を選べ、
みたいな問題ばかりだったからである。

受験英語から12-3年離れていたし、
ブリカンでは文法なんて習いはしなかったので、
本当に、冗談抜きにちんぷんかんぷんだった。。。

この試験は、IELTSに準拠して作った(わたしにはそうは思えなかったが)
うちの学校のオリジナルの英語力検定試験の一部を使ったそうだったが、
この最初の試験がちんぷんかんぷんだったことが、
後々のわたしの行動の重要な伏線になる。
憶えておいてほしい。

午前中の予定が終わって、
学生の流れに沿ってレストランに行き、昼食をとった。

レストランで、1つのテーブルに固まっている一団が目に留まった。

日本人の若い子10人くらいの集団。
大学院生というには少し若すぎる感じのする集団。

そう、これがこのHPとメルマガに何度も登場している
うちの学校のお騒がせ集団・JYA(Junior Year Abroad)プロジェクト
(基本的に日本の大学生を対象とする1年間の留学プロジェクト。)
の学生との最初の出会いであった。

この時は特に話しかけたりもしないで側を通り過ぎただけだから、
なんかいろいろ日本人がいるなあと思っただけだったが。。。

JYAはこのプレセッショナルコースへの出席が
年間のカリキュラムに組み込まれている。
大学生の彼らにとって、
大学院に入学予定の人と席を並べる機会を持つのは、
とてもいい経験である。

あと、レストランでちょっと驚いたのは、
このレストラン、午後2時で閉まると書いてあることだった。

午後2時???
ということは、夕飯はどうしろというのだ?

まあ、このわたしと食の壮絶な戦いは別の機会に書く。

午後は、案内役の人(=中国人。たぶんPhDの学生)について、
学校の中をいろいろ案内してもらった。

列について歩いていると、
前のほうで、やたら案内役に質問ばかりしている女性がいた。

ラテンアメリカの田舎娘といった風情。。。
今も友人のガブリエラを初めて見た瞬間だった。

彼女はとにかく何でもかんでも質問していた。
「洗濯機はいくらで使えるの?」
「図書館のカードはいつ発行してもらえるの?」
「コンピューターセンターの登録はどうするの?」

ところが、情けないことに、
この案内役、この質問全部に
「I’m not sure.(よくわからない)」
と答えた。全部。。。

この案内役は、
ほんとに学校のどこにどんな施設があるかを案内するだけで、
その使い方については全く把握していなかったのだ。

わたしなど、
日本でのあらゆる場面での行き届いたサービスに慣れていたので、
この案内役が質問全部に答えられないという光景を
衝撃を持って見ていた。。。

まあ、今ではそんなのはこの国では当たり前に思えるようになったのだが。。。

後、このガブリエラのものすごい勢いの質問の数々を聞いていて、
この女とは同じクラスになりたくないな、と正直思った。
彼女の第一印象は最悪だった。
まあ、これだけの人数(全部で7-80人はいたと思う)だし
同じクラスにはなるまいと楽観的に考えた。

翌日、しっかり同じクラスにガブリエラはいたのだが。。。

引き続き歩いているうちに、
またも日本人の人たちにあった。
さっきのケイちゃんにカヨちゃん、
それと50歳くらいの年配の女性と
やせ細った20代中盤の若い男性。

「こんにちは」
と声をかけた。

年配の女性は、T子さんといって、
女性問題を勉強するためにうちの学校に来られた方だった。
もう成人して独立した息子さんがいて、
それで自分のやりたいことをやろうと海外留学していた。

T子さんは、うちの学校に来る前、
1年間UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の語学学校に通っていて、
イギリス生活にすでに慣れていた。

わたしは最初の頃、生活面でわからないことがあると、
T子さんに聞いていた。

その最初の質問をここでした。

「あの、レストラン夜やってないそうなんですが、
どうしたらいいんでしょうか?」

何をいきなり聞いとるんだ?
という感じだが、
今日のわたしにはこれが最も重要な問題だった。

T子さんはわたしの唐突な質問に
あっははは~と笑いながら、
「TESCO(スーパーマーケット)が近くにあるわよ。
後でみんなでいっしょにいきましょうね」
と言った。

そんなわたしを苦笑しながら見ている男性がいた。

Hくん。

日本のキャリア官僚で経済学部に派遣留学するために
うちの学校に来ていた。

彼については別途書こうと思う。

ということで、だらだらと留学2日目について書いてしまった。
まあ、要するになんだかよくわからない不安や戸惑いの中で
わたしの留学生活はスタートしたのであります。





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最終更新日  2006年04月19日 06時42分00秒



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