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東京をキレイにプラス

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よし!4連勝!!

3連勝は、どれも1点差逃げ切りの辛勝続きであったが、4連勝目は2点取って0封。あれよあれよと昇格圏の3位、更に上を窺える位置にいる。何が変わったのか。多分、終盤追いつかれ同点にされた湘南戦がターニングポイントだと思う。結果の出ない鈴達を下げ草民を起用してから明らかに東京のサッカーが変わった。反町さんをうならせた「相手の27番」が、今や不動のスタメンである。「怪我人の代わりにチャンスをもらった若い選手が活躍する。」東京の深刻な土壌汚染が改善される意味でも草民がもたらした効果は絶大だった。それと、高橋。点を取ったから言うのではないが、「手を広げてお守りさんだけの男」ではなかった。指揮官の酷評は、某巨大東京掲示板からも鳴りを潜めているが、この指揮官が米本の代わりを高橋に決め、徳永を本来の右SBに戻したことこそが、大ファインプレーであると思う。晩年の城福さんにグチグチャにされたボランチとセンターバックが固定され、見ている方も選手も安心感と躍動感がある。開幕の高橋の出来を観て、もう高橋はダメかな…と思ったりしたが、それでも根気強く使ってくれる指揮官の期待に少しずつ応え始め、少しずつ自信を持ったプレーができるようになり、東京で輝く選手になりつつある。秀人ゴメンネ…。もうダメかな…なんて思ったりして。素直な性格で努力家。ひょっとすると…君は、小野伸二を超えるワールドクラスの選手になるのかも知れないね。あと、ルーカスが来るらしい。なんて、東京な奴なんだ!!足元のキープがうまいので(持ちすぎの時もあるが…)相手DFを引きつけてスルーパスが出せる。セザーが活きるのではないか。もちろん言葉やメンタル面も含めて。

2011.06.30

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こんな東京じゃ客は減るわな

今の東京を象徴する二人の選手が印象的な富山戦と草津戦だった。富山戦は、羽生のヒーローインタビュー。「僕が出たからには何か変えたかった。東京の22番はここにいる」明らかに采配に対する憤りをコメントしたものではないだろうか。まあ、勝ったから良かったわけで、不甲斐ない札幌戦と東京ダービーの後だけに、3戦連続の味スタ無得点は免れた。しかし、この采配者は、次節草津戦でも羽生をスタメンから外した。草津戦はスカパー観戦だったが「入れろ～」「放り込め～」「もっと前へ行け～」とプロサッカーの指揮官とは思えない怒声が聞こえる。例の采配者の大声である。この試合で象徴的だったのは、この采配者の大声ではない。仮にも東京の11番を背負ったプレイヤーの一発レッドもののシミュレーションだ。戦うことを放棄し、欺くことを選んだ11番のプレイである。情けない…。采配者については、色々と東京の応援サイトや掲示板などで盛り上がっているが、ロングボールを放り込むようなサッカーを見たくてスタジアムに足を運ぶ人は皆無なのである。「J1に一年で戻る」という短絡的な目標ではなく、「J1で上位争いできる戦術・戦略」の構築をJ2で戦う今こそ目標に掲げてほしい。J2ナメてる、ナメてました、ナメてませんとかは、どうでもいい。問題なのは、この采配者やクラブが「昨季のサッカーをJ2相手にやっていればJ1には上がれる」と考えているとしか思えない無能振りにある。怪我人のこともよく言われるが、こんな状況では、石川がいても平山がいても米本がいても大して変わらないと思う。元々それほどスーパーな選手ではない。彼らが離脱していることで出場機会を得た選手が発奮しないチームの雰囲気が悪い。東京の土壌汚染は相当に深い層まで浸食しているような感じがする。もう一つの東京のような道を辿るのでは…と、冗談抜きに本気で心配している。

2011.05.16

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味スタ開幕勝利!

本当に…本当に久しぶりの味スタ勝利である。若手を色々試して、なおかつ勝てたのは良いことである。観客も2万を超えた。自分も含めてだが、大半のサポが昨季の不甲斐ない愛すべき東京を見限ることは無かった。巧も使える、谷澤も使える、セザーもホベルトもいける。ただ、高橋だけはあまり成長していない。米本、梶山の欠場で回ってきた折角のチャンスだったのだろうが…残念。サブメンバーも充実している。城福さんのおかげで、みんな複数のポジションをこなせる。恐らく、高橋は、また、しばらく出場機会を与えてもらえないだろう。平山はどうだろうか。得点シーンの競りは偉かった。随所でハイボールを落としてチャンスメイクもした。しかし、今季は高松が加入した。この程度だと、やはり高松が見たくなってくる。高松がそれほどやるとは思えないが…楽しみな布陣ではある。だが…今日の試合運びでは、J1復帰、楽観はできないよね。

2011.03.05

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本当まじしゃれにならんわ～

昨年の12月に書きこんだ私のブログがいけなかったか…大分の二の舞になるなどと…まさかそんなことになるとは夢にも思わなかったから「しゃれ」のつもりで書いたのに…http://plaza.rakuten.co.jp/kireiplus/diary/200912140000/お宝プレゼントを2年連続で当てたりしたから罰があたったか…http://plaza.rakuten.co.jp/kireiplus/diary/201003210000/城福さんのことをヒステリックな采配などと書き込んだのもいけなかったか…http://plaza.rakuten.co.jp/kireiplus/diary/201005020000/東京熱が冷めてるなんて書き込みしたのが最大の罰だったかも…http://plaza.rakuten.co.jp/kireiplus/diary/201011070000/あ～今は何も考えられん。J2落ちても応援するのが真のサポ!だとか、１年で戻ってくる!だとか、気持ち切り替えて天皇杯!だとか、色々わかってはいるけど…、でも今は何も考えられん…

2010.12.04

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東京熱が…

冷めてしまったのが何となくわかる。FC東京の某巨大1.5倍掲示板が閉鎖してしまった。師や閣下と呼ばれる重鎮達が卓越した観戦論を繰り広げる素晴らしい掲示板サイトであったが…。FC東京バカ一代という、一目で東京の現況がわかり、様々な東京関連サイトへ飛べる東京のポータルのような存在であったサイトが、今年5月から全く更新されていない…。私のブログもアウエイ湘南戦に勝って以来、1カ月更新していなかった。自転車で10分の味スタ観戦記が主体のブログである。今更語るのも面倒な話だが、3月の開幕を勝って以来、味スタで一度も勝てない。それでも負けや引き分けの観戦記を書いてきたが、やりどころのない批判や評論ばかりになってしまい、次に味スタで勝ったら更新しよう…そう思ってはきたものの…トホホである。少し前は、東チュウは毎日買って、試合の2日前位にはメンバーを予想して、味スタには開門の3時間前から並んで、ゴール裏ベロ横に席を取り、試合中90分間は声を枯らし一喜一憂して、負けた翌日は仕事が手に付かないほど落ち込んでしまう自分がいた。今は、情けない話だが、負けても引き分けにされても、翌日の仕事が手に付かないほど落ち込まなくなった。自己防衛本能だろうか…。そういえば東チュウも買わなくなったし…。東京への喜怒哀楽が薄れていく自分が嫌だ。

2010.11.07

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勝ったどー

久しぶりに勝てた。これまでの得点不足が嘘のような3-0の圧勝。最下位の湘南が相手である。当然と言えば当然の結果だが、本当にうれしい。しかし相手は今の東京を格上とは思っていなかった。それが、試合後の反町監督のコメントでよくわかる。『縦のボールを入れたときに最終ラインと勝負ができると踏んでいたので、ある意味、いつ先制できてもおかしくない状況は、予想通りだったんです。F東京がなんでこの位置にいて苦しんでいるのかがわかる部分だと思うんですよね。この試合の前までは我々のほうが得点数が多いんですけどね。失点数は別にしてですよ。あれが入っていればという試合でしたが、最後のところをこじ開けることができなかった。ザッケローニ日本代表監督が権田を選んだことによって、権田が自信を持ちいいプレーをしたのかもしれません。』仰るとおりです。今の東京の弱点を端的に言い当てていらっしゃる。でも勝ったのはうちですから。

2010.10.04

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大宮にも勝てず…。

試合後のノリオのコメントが象徴的だった。「相手が（平山）相太に蹴ってくるのは分かっていた。前半から蹴ってくれたので、分かりやすく対応できたと思う。それが逆につながれたり、予想外のことだったら対応できなかったかもしれない」平山大作戦は、今季前半(第9節まで)城福さんが、頑なにやり続けた作戦。開幕とスルガ杯でチラッと機能したが、あの動き出しの遅さと、ジャンプのタイミングが悪く長身なのに簡単に競り負けるあの選手はJ1のレベルにはない。頑張っているのはわかる。応援もする。J2に落ちてもSOCIOは継続するつもりだ。ただ、平山と心中するのは、絶対にご免だ。残酷な言い方だが、超早咲きで、国民的知名度が高いだけのこと。U-20時代の教え子でもあり、引き続き重用する可能性があるが、北京五輪でスパッと切った反町のように早く気付いてくれ、頼む、大熊さん。

2010.09.25

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城福監督解任。

後任は、大熊清氏。現在リーグ23節終了時点で降格圏の16位。これほどの不振を招き、ポジションをいじりまくり、選手の自信を失わせたのであるからプロの世界である。残念だが仕方ない。どうも昨季の大分とかぶって仕方がない。大分からとんだ疫病神を連れて来てしまったか…。まさか、今季開幕前に掲げた「真の優勝争い」が「真の残留争い」になろうとは…トホホ。残り10試合。次節以降の3試合は降格圏争いのガチンコとなる大宮、湘南、仙台戦で最低でも勝点5をプラスできないと「祝!J2東京ダービー」が現実味を帯びてくる。「ポゼッション」とか「カウンター」とか「サイド攻撃」とか「縦パス」とかの戦術じゃなく「攻める時も守る時も、ボールの出所を察知して動き出しを早くすること」これに尽きる。大熊さんは、縦パス1本みたいなサッカーだったけど、それでもいい。泥臭くても部活でも。とにかく勝ちにいこう!!

2010.09.19

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浦和戦また勝てず

今季22節終了で未だにホームで1勝。思い出すのも嫌になるが、リーグ第2節のアウェー浦和戦と同じ選手の反則、同じPK失点、同じスコアで敗れ、結局10人対11人で試合をしなければならないことまで同じになって負けた。あの選手は手癖も足癖も悪い。とんだ粗悪品を買ってしまったのか。両チームとも完成にはほど遠いポゼッションサッカーを志向し不振を極めているし、両チームとも主力メンバーが万全でなく、浦和は阿部を東京は長友を海外に持って行かれ、観客も3万人に届かない。まるで東京対東京の試合を観てるようだと隣席の声に「仰る通り」と頷いてしまった。クラブも何か能天気に感じる。何が「味スタを満員にし隊」だ。何が「目指せクラブサポーター10万人」だ。ふざけるな。何年も応援し続けてきたサポが離れかけてんのにこんな不様な試合をしてて新しくサポになる奴はいないよ。もっと大事なこと、今置かれている状況、足元見てしっかりやれ。とオフィシャルの意見箱に投書した。試合終了後、例によっていつまでも続く浦和の勝利の歌。はり出された横断幕には「祝!J2東京ダービー」。やってくれるぜ。皮肉をこめたエールのつもりだろう。浦和のゴール裏はやっぱすごい。統一された応援はもちろんのこと、こんな粋な皮肉を即興で横断幕にしてくる。愛すべき嫌な奴らだ。

2010.09.13

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Jリーグ折返し。

Jリーグは、日程の半分となる17試合を消化した。東京は、たった4勝しかしていない。開幕のFマリ戦が唯一のホーム勝利で、あとはアウェーで大宮、山形、湘南に勝っただけ。何度も言うが17試合でたったの4勝である。今季は、期待も大きかっただけにショックも大きい。思えば、東京はナビスコを獲った翌年、成績が悪い。04年にナビスコを獲った翌年も序盤で球団ワーストの6連敗を喫したが、それでも17試合消化時点で6勝していた。ちなみに昨季の17試合終了時点では9勝を挙げている。今季の1～3位のチームは、どこも10勝だから、昨季はかなり好位置で折り返していたし、東京サポの大半が優勝争いに絡むような期待感を持っていた。それが今季は…、くどいと思うが…、たった4勝…、ホームでわずか1勝…。今季は、東京の不甲斐ない試合の観戦記ばかりだったので、ホームで勝ったらこのブログを更新しようと決めていた。W杯中断期間もあったにせよ、とうとう3カ月たっても更新はできなかった。一応、Jリーグ折返しの区切りだったので、ブログを再開しただけで、気分は全く晴れない。あ～何で勝てないんだろう。ただただ…右SBに徳永を…それでダメならあきらめもつく。友人が言っていたあの言葉…「Jリーグで優勝できないチームがナビスコを獲ると、そのチームはJ2に落ちるよ」最近、この言葉がやたらと頭をよぎる…

2010.08.09

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やればできるじゃん

5月15日、ホーム味スタ清水戦。0-2の劣勢を後半残り時間10分弱で、2-2の引き分けに持ち込んだ。最後の最後で赤嶺のヘディングが決まれば、奇跡の逆転勝ちまであったが、惜しくも枠を外した。これでJリーグは、W杯中断に入るが、12試合を消化して勝点14は、かなり物足りない。昨季は12試合消化で勝点16、その後6月～7月にかけてリーグ戦5連勝があった。今季も確変モードに突入できるのだろうか。長友の海外移籍もささやかれているし、補強の噂は今のところ無い。新戦力のキム、リカ、松下がようやく馴染んできた感がある。彼ら3人の活躍が東京躍進のカギを握っているような気がする。日本代表選手と予備選手が出場できない5月22日のナビスコ杯では、この3人に是非ともきっかけを作ってもらいたい。それにしても、長友、今野、徳永、石川抜きで、上り調子の新潟と戦うハメになろうとは…。

2010.05.17

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3-0。文句無しの快勝

やっと、ようやく、勝てた。5月9日、アウエー山形戦をスカパー観戦。いつものように、ボールを支配し、シュートも相手よりはるかに多いし、コーナーキックも取る。それでも勝てない試合が6つも続いた。だから点を取るまでは安心できない。でも、この試合は違った。東京は先制すると滅法強い。欲を言えば、あと2,3点取れたような気もするが、0封であったしこれで良しとしよう。象徴的だったのは、今野の押し込みシュートだ。ああいう泥臭いプレーこそがムードを変えると思う。東京の得点王は、重松とこの今野が3点でトップに立っている。そろそろ、石川がやってくれそうな予感がする。次節、清水戦は石川のゴールで是非とも勝点3を。追)たった今、W杯メンバーが発表された。石川、平山、徳永(辞退?)は、外れたが、今野、長友が順当に選ばれた。それにしても、川口、玉田って怪我でJリーグ復帰も果たせていないのに…故障明けなのに大丈夫かよ…

2010.05.10

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「ブーイングは私に向けられたもの」

5月5日、ホーム味スタ仙台戦終了後の城福監督のコメントである。結果は、0-0のドローではあったが、ほぼ無名選手の仙台に対して、東京は日本代表、北京五輪代表、ブラジルU-20代表が集う豪華絢爛な選手達だ。これだけのタレントを擁して勝つことができないのだから、監督の采配に対するブーイングだと捉えても何ら不思議ではない。後半の「右SBに北斗、ボランチに徳永」。このシフトチェンジが今の城福監督の迷走振りをよく表しているように思う。平山の自信喪失感はかなり重症であろうし、石川のピリピリムードは最高潮に達している。2人ともW杯代表の当落線上にいることもあってか、肩に力が入り過ぎているのではないだろうか。平山と石川を一度スタメンから外し、どこに問題があって得点できないのかをベンチから感じさせ、後半開始から2人投入するという思い切った采配はどうだろうか。ガンバの西野さんがうちとの試合でやったやつのマネっぽいけど。

2010.05.06

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ヒステリックな采配とドタバタサッカー

5月1日、家族旅行を兼ねた広島遠征を、先のガンバ戦の凡戦振りを見て急遽取りやめ、スカパー観戦となった広島戦であるが、いやはや、困ったサッカーをしている。シュート数は東京23に対し広島は8。またしても決定力の差を見せつけられ1-2で敗れた。この試合、東京のスタメンを見た瞬間に、「あー。やっぱり行かなくて良かった」と思った。「ボランチ徳永、平山スタメン。」こうなると頑固を通り越して、意固地な監督さんと思ったのもつかの間、この平山を前半途中アクシデントでも無いのに引っ込めた。この試合の平山は、ハイボールにも競り負けていなかったし、枠外に外したとはいえシュートも放っていた。直近5試合の中では良く見えていたが…しかもW杯直前の御前試合で…何というヒステリックな采配か。サポもチームメイトも「なぜ?」と思ったに違いない。そんなら最初から平山を入れるなよ。結局、無駄な交代カードを切ってしまい、足の止まった羽生に代えて北斗あるいは達也を投入する機会を逸した。決定力がないのは、平山だけではない。シュートを23本も打って、セットプレーから森重のヘッド1点だけなのである。石川だってリカだって外しまくっている。監督がヒステリックになれば、選手は焦る。全く落ち着きのないドタバタサッカーは、見ていてつまらないし、不愉快ですらあった。それに徳永のボランチは、誰の目から見てももう限界である。守備範囲が狭いし、横パスしか出せない。徳永の持ち味は、直線走破力と当り負けしない屈強さである。だからこそSBとして、日本代表にも選出されたのだ。梶山に代えてキムを投入した時、キムがCBに入り、今野がボランチに上がった。なぜ、このシフトを最初からやらないのか。ボランチは、本職の「梶山&今野」でいくべきである。徳永は右SBに戻すべきだ。ガンバ戦の日記にもコメントが付いたが「監督解任」という言葉が、他の東京応援サイトやブログでもチラホラ出始めている。次節仙台戦のスタメンが「ボランチ徳永、平山スタメン」であれば、味スタへは行かないことにしようと思う。勝てる気がしない。観客数を1人減じて反抗するくらいしか手立てが無いし…。

2010.05.02

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今野、徳永が本職で出場の可能性。

5月1日は、アウェー広島戦である。家族協議の結果、家族旅行を兼ねた広島遠征は見送りとなり、10月16日の仙台旅行で埋め合わせることになった。どうやら頑固者の城福さんも広島戦では、今野、徳永を本職の位置に戻すようである。ＦＷ：リカ　赤嶺ＯＭＨ：羽生　石川ＤＭＨ：梶山　今野ＤＦ：長友　キム　森重　徳永ＧＫ：権田と、まあこんな感じか。うん。これでいい。交代カードは、梶山→松下、羽生→北斗、リカ→重松うん。これもいい。何か勝てる気がしてきた。

2010.04.29

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凡戦…。

4月24日アウエーのガンバ戦をスカパー観戦した。結果は、0-2の完敗。●試合終了後の西野監督のコメント(FC東京オフィシャルから一部抜粋)「前半は拮抗というよりは、凡戦。迫力ある攻撃を受けなかったのが幸いしました。後半は、万全ではないですけれど思い切って2人(MF遠藤・FWルーカス)を投入した。好機はかなり少なかったですけれど、FC東京のリズムにも助けられ、しっかり点を取って結果を出したことに、ほっとしてはいます。」●テレビ解説者のコメント(今季東京の得点不足の原因を尋ねられ)「FC東京は、サイドで起点をつくることに全エネルギーを使い果たし、肝心のゴールをするという段で余力が残っていないような感じがします。」困りましたね…。はい。仰るとおりです。東京の応援サイトやブログでは、盛んにボランチ議論が成されている。確かに徳永のボランチは見ていて気の毒なほどオロオロしている。相手中盤がボールを持っている時などは、ボールにいくのか、パスの受け手にいくのか、本当にぎこちない。しかし、得点不足を急造ボランチのせいにしても始まらない。もっとシンプルに考えて、前線の選手に「ゴールを狙うための迫力と工夫が欠けている」と考えた方がよい。確かにボランチがパスの起点にならないから前線が役割を果たせていないという説も一理あるが、DFからのロングフィードで得られたチャンスも何度かある。ひらやま…。別に平山を嫌っているわけでは無いが、いや、むしろ日本サッカー界の功労者として応援しているのだが、京都戦ほどでは無かったにせよ、FWとしての迫力は微塵も感じられない。この試合で平山は2度の戻りオフサイドを取られている。つまり、前線でボーっと突っ立っているから、いざボールが来た時にはオフサイドにかかっているのである。相手DFは、ニヤニヤして平山を弄んでいる。怖くないのである。次節、アウエー広島戦は家族旅行も兼ねて観戦する予定でいたが、娘から「どうせ行っても負けるし、落ち込むし、雰囲気も暗くなるから、家族旅行は別なところに行こう」と言われる始末である。これじゃ…観客も減るわな…

2010.04.25

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つまらない試合

4月17日ホーム味スタでの京都戦。結果は1-1のドロー。内容は今季一番ひどかった。原因は、まあ色々ある。東京応援サイトやブログでも盛んに論じられている。その指摘の中でも多いのが、徳永&羽生のボランチに対してである。確かにそのような気がする。本来の持ち味を出せないポジションで必死に守備はしていると思う。しかし、ボールが落ち着かないし、縦パスの配給をしないし、ミドルシュートを打たないし、前の選手を追い越さないし、相手に怖がられていない。ただ、本当にそれが原因で、あんなつまらないサッカーになるのだろうか…観ていてワクワクしないのは、もっと別なところにあるのではないだろうか…ひらやま…「自分はつぶれ役っす」と言っていた昨季の献身的な働きが全く無い。ハイボールはほとんど競り負けるし、今季はなぜかサイドに張りたがる。元々動きは遅いのだから、無駄な動きをせず、センターでボールを自分に引きつけて、落として欲しいのだ。相手にすればペナルティエリア付近でそれをされるのが一番嫌な筈である。つぶれ役を返上し、ポイントゲッターになろうとしているのか…イエメン戦のハットトリックが勘違いの始まりか…開幕戦のロスタイムゴールが勘違いの始まりか…しかしこの試合、平山のシュートを1本も見ることは無かった。正直、何の役にも立っていない。酷な言い方だが、この試合ワクワクしたのは、後半、平山がアウトしてからだった。赤嶺がキーパー正面ではあったがヘッディングシュートを放った時、石川がオーバーヘッドを試みた時、やっと東京らしさが戻ったと思った。次節ガンバ戦も、平山がピッチに立つのだろうか…城福さん頑固だからなぁ…

2010.04.18

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王者と互角の試合

4月10日、ホーム味スタでの鹿島戦。結果は1-1のドローであった。東京の得点は開始早々のPKによる1点だけであったが、「何としても勝つ」という気迫が感じられた素晴らしいゲームであったと思う。後半の重松の決定的なあれが決まっていれば…と悔やまれるが、若い重松にあまり求め過ぎるのも酷な話ではある…でもなあ…あれは決めないと、折角チャンスを貰ったんだから。城福監督は、チャンスを与える監督さんだと思う。重松、ヨングンをスタメンで使ってくる。無謀では無いと思うが大胆だ。昨季の米本、その前の大竹など、若い選手の起用が実にうまい。いい監督さんだ。東京だけのことではないのだが、今季はW杯を控え、超過密日程で試合をこなさなければならない。1月6日のイエメン戦でハットトリックを決めた平山やその試合でGKを務めた権田らは昨季のオフを返上してここまでやってきているし、代表でほぼ全試合フル出場の長友の疲労は相当なものだろう。この後も中3日でナビスコ、さらに中2日でJリーグとなる。自分に言い聞かせているようなものだが、まだ6節が終わったばかりである。昨季は6節終了時点で2勝4敗である。今季は2勝2分け2敗である。似たようなものかも知れないが、昨季より上ではある。どうか、大きな怪我などしないよう、決して無理はしないよう、それでもアグレッシブな気持ちをもって試合に臨んでください。どうかお願いします。

2010.04.11

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クラシコ惜敗

4月4日、等々力で行われた川崎戦をスカパー観戦した。結果は、1-2。東京は1点とられた後は、前半終了まで試合を優勢に進めたが、惜しい場面を決め切れず、負けてしまった。内容は、それほど悪いとは思わないが、昨季良かった頃のように、スペースにボールが出ない。後方の選手が前の選手を追い越さない。やはりボランチなのだろうか…石川も悪くは無いのだが、石川からのラストパスは、ことごとく相手にカットされている。研究されているのだろうか…まだまだ本調子ではないのか…次節は、ホーム味スタで鹿島戦だ。マルキが出場停止。昨季2分け8敗の上位チームに対して、今季も浦和、川崎に敗れ、上位の壁を崩せない。マルキ抜きの王者にどんな戦いぶりができるか。2ボランチ羽生&徳永と2CB今野&森重は、このまま続けるのだろうか…松下は…うーん。

2010.04.05

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惜しいゲーム

3月20日Jリーグ第3節セレッソ大阪戦。結果は0-0のスコアレスドロー。東京はこの試合、DF陣のシャッフルを余儀なくされ、右SBに長友、左SBにキム・ヨングンを配置する新しい試み。CBは、今野と出場停止の森重に代わって平松。ボランチは、開幕からの急造コンビの羽生と徳永。前節でボランチ羽生の適性を疑問視したが、この試合を観て前言を撤回しなければいけない程、攻撃の起点となるパスやドリブル突破など、イキイキしたプレーを見せてくれた。この羽生と今季初の先発となった石川と、同じく初先発の赤嶺が動き回り、決定的なチャンスを何度も作ったが、相手のGKも当たっていて、得点はできなかった。決められるところで決めないと、後半は危ないな…と感じながら、ハーフタイムで味スタのスクリーンをぼんやりと見ていたら、私の名前が…。何と、「お宝グッズ」に当選したのである。実は昨年も「ゲーターレイド賞」をゲットしており、2年連続2回目の当選である。15,500円相当の「青赤のプラックティスウエア」をゲットしてしまった。SOCIOとクラブサポートメンバーとU-20の来場者が1万人として、たった5つ商品の中から1つをゲットできる確立は2000分の1くらいであろうか。娘に「お父さん、人生のピークじゃない」と笑われた。さて、後半。予感は当たった。2000分の1の確立を引き当てる男の勘は鋭い。東京はまずボランチの足が止まった。まあ羽生は元々前半から目一杯飛ばして行けるところまで行く選手だからそれで良いのだが、代わって入るフレッシュな選手が、疲労困憊の羽生より動かない。せっかくチャンスを貰ってピッチに立ったのである。もっとがむしゃらに走る姿を見せて欲しかったぞ、鈴達と大竹。結局、石川と羽生を交代させてからは、後ろの選手が前の選手を追い越して、スペースに走り込むような躍動は、全く見られず、ただただローグボールを放り込んで前がかりになるプレーに終始してしまった。カウンターを喰らって負けなくて良かったと思う。この試合、松下のコーナーキックは明らかに精彩を欠いていた。全てニアで失速するので、味方に当たる前にはじき返される。だから交代させられたのだろうか。だとしたら城福監督にとって悲しい大誤算だ。多分そんなことは無いと思うが。これで3試合を終わって1勝1敗1分。昨季が1勝2敗だから、勝ち点で1だけ上回っているが、得点がたったの1(昨季は3)というのが情けない。やはり、コーナーからの得点を増やさないと、長いリーグ戦で、最終節に真の優勝争いに残るのは難しいと思う。がんばれ!松下!

2010.03.21

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またしても浦和に勝てず。

3月14日に行われたJリーグ第2節アウエー浦和戦。結果は前半のPKで取られた1点をそのまま守り続けられ0-1で敗れた。東京のシュートはたったの4本、FWの平山と鈴達は0。森重がこの日2枚目のイエローで退場となり、10人での戦いとはなったが、FWがシュートを打てる形まで持って行けてない。すべて跳ね返された。点差以上の大惨敗であったと思う。東京は、ボランチもよくない。昨季の梶山&米本の両者を怪我で欠き、羽生&徳永で臨まざるを得ない非常事態ではあるが、特に羽生が機能していない。昨季も序盤戦でボランチ羽生を試し、全く機能しなかったことの学習がなされていない。とにかく奪われるし奪えない。城福監督は素晴らしい監督さんだが、ボランチ羽生に拘るのがよくない。羽生は前線で走り回ってこそ生きる選手。次節セレッソ戦は森重が出場停止となる。CBに誰を起用するかが、大きなポイントになりそうである。思えば昨季は、開幕2試合のCBを茂庭&平松で臨み7失点を喫し、窮余の策で今野&ブルーノがCBに定着したのであった。両者とも本職はボランチであったが、その後の城福サッカー躍進の大きなターニングポイントとなった。その時スタメンを外された茂庭の移籍先であるセレッソ戦というのも何かの因縁のような気がする。この試合、城福監督がどこまでCBとボランチを総シャッフルし、この難局を新たなシステムによって乗り越えていくか、今季の大きなターニングポイントになるような気がしてならない。

2010.03.15

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平山のロスタイム弾で開幕戦勝利。

3月6日、待ちに待ったJリーグ開幕。東京は、ホーム味スタでのFマリ戦を見事勝利で飾り幸先の良いスタートを切った。あいにくの雨で観衆は2万9千人に留まったが、先のイエメン戦でハットトリックを達成した平山効果や昨季のナビスコ杯優勝効果、Fマリに加入した俊輔(この試合はメンバー外)もあって、昨年の新潟との開幕戦2万7千人を2千人上回った。結果は、後半ロスタイム、石川のクロスに平山がダイレクトで合わせ1-0で勝利した。東京は、米本の怪我で徳永の急造ボランチで挑まなければならず、終始劣勢を強いられる展開となっていたが、後半15分で石川が投入されると、攻撃のスイッチが入った。グランドコンディションが悪い中、序盤からプレスを掛けまくってきたFマリの足は完全に止まりかけていた時間帯に、別次元のスピードで駆けまくる石川を止めることはできなかった。同じように東京も足は止まっていたが、平山は90分走り続けてなお、石川のスピードに追いつけるだけの運動量とスタミナがあった。オフの間も走り続けた努力がこの結果を生んだ。平山よ、あっぱれである。何はともあれ、あんな劇的な勝利を開幕からやってのけ、しかも時の人、平山が決めたりするもんだから、今朝の朝日新聞やサンデーモーニングでも取り上げられるなど、城福監督が熱弁した「W杯イヤーに、首都のチームが真の優勝争いをする」が、いよいよ現実味を帯びてきた。(ってまだ1勝ですが…)心配な面も多々ある試合でもあった。まず徳永のボランチだ。守備はできているし、よく走っている。が、奪ったボールの出し所の判断が遅いし悪い。本職ではないし過去に経験のないポジションで、慣れるまでに少し時間がかかるだろうが、経験がある平松や高橋、キムらがこのポジションを獲れないのも残念だ。奮起を期待したい。あと、椋原だ。棚ボタ式に回ってきた徳永のポジションを任されたのだから、もう少し走ってほしい。勝負してほしい。もっともっと縦への走りの量を増やさないと東京のSBとしては全然物足りない。それと、石川が投入されないと得点の匂いが全然しないこと。石川頼みのチームになってはいけない。本来は、石川のようなキレキレの動きを達也や北斗がしなければいけない。次節は埼スタで浦和戦だ。浦和は開幕ゲームを鹿島で完敗している。ホーム開幕戦は必勝態勢で臨んでくるだろう。東京は浦和に5年間勝ち星がない。城福監督の言う昨季「2分8敗」を喫した上位チームの1つだ。浦和のCBは高さが今一つなので、平山は脅威になる。落としたボールに飛び込んでもいい。勝機は十分だ。勝て勝て東京!!!

2010.03.07

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バーレン戦2-0で勝利。

アジア杯予選バーレン戦が3月3日トヨタスタジアムで行われた。3月3日は、国際Aマッチデーで、W杯前に海外組を呼べる唯一の試合となった。バーレンはFIFAランク60位、日本は40位。しかもホームでほぼベストメンバー、力の差は歴然である。先の東アジア杯で不甲斐ない戦いをした岡田ジャパンとしては、海外組を呼んでのこの試合で、アジアの格下相手に取りこぼすようなことがあれば、監督交代も余儀なくされる事態であったが、まずは良かった。特に松井が良かった。チームの中で一人次元の違う動きをしていたと思う。さすがフランス1部でフル出場するレギュラーである。正確なクロスを岡崎に配給し見事先制点を奪った。後半途中、前戦でFWっぽい動きをしていた本田を松井のポジションに下げ、松井に代えてFWのポジションに森本を投入してからおかしくなった。ボールが繋がらない。その後、玉田の投入で、また最前列にポジションを変えた本田は水を得た魚のように動き、2点目を上げた。やはり本田は最前列でこそ光る。岡田監督の後半の選手交代によって非常に悪い時間帯があったが、それをベンチで見てとった玉田がよく修正していたと思う。それにしても長谷部の動きは悪かった。あわやオウンゴール献上かと思わせたクリアミスや、ミドルレンジから大きくゴール枠を外す自己中なシュート、とにかくボールタッチが極めて少ない。ポショニングが悪いのである。走らないからボールタッチが少ないのである。味方へのパススピードが遅過ぎて相手に読まれる。長谷部のトラップミスや緩いパスが相手のカウンターの起点に何回なったことか。日本代表は、2月2日のベネズエラ戦から東アジア杯を経て、このバーレン戦まで5試合をこなしたわけだが、今野と阿部は一度も使われることは無かった。だからこそ、最後の1枚は長谷部を引っ込めて、今野か阿部を使ってもらいたかった。基本的には、W杯への選手選考の要素が多い試合なのだから、交代枠を全て使わなければいけないと思う。まあ、岡チャンだし、仕方ないか。あと平山はベンチからも外された様だか、どうしたんだ?

2010.03.04

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ゼロックス杯

2月27日に行われたゼロックス杯ガンバ対鹿島の試合をTV観戦した。結果は1対1のままPK戦に突入し、鹿島が勝利を収めた。両チームとも既にACLの開幕戦を終えた直後の試合であるし、まだまだコンディションの上がらない2月の試合ということで、迫力に欠ける内容であった。言えることは、両チームとも守備は堅い。鹿島の1点はPKによるものだし、ガンバの1点は加地のクロスが小笠原の顔に当たってコースが変わったラッキーゴールだし、どちらも崩されての失点ではない。やはり、Jリーグで上位争いをするチームというのは、例外なく守備か堅い。東京はどうだろうか。昨季は、今野&ブルーノのCBと梶山&米本のダブルボランチによるセンターラインが見事に機能したと思う。今季は、ブルーノが退団、梶山は手術明けで開幕出場は微妙、米本は膝の損傷で長期離脱と4人の内3人が変わる可能性が出てきた。平松の台頭や森重、松下の獲得。キム、高橋らの入団などDFの駒は揃っているが、果たしてどうなるか。昨季は、開幕から10試合で19失点、Jリーグワースト1位であったと城福監督が新体制発表で力説している。11試合目から最終節まではJリーグベスト2位となった。これは、前述のセンターラインの確立が大きく貢献しているからに他ならない。米本の故障は計算外であったが、ブルーノと梶山については、既に織り込み済みであろう。さて、城福監督の采配は如何に。開幕まで1週間。相手は俊輔加入のFマリだ。代表組の長友、今野、平山は中2日での開幕ゲームとなる。Fマリも中澤、俊輔が代表メンバーであり、条件は両チームとも一緒だ。前売りチケットも俊輔効果であろうか…かなり売れているらしい。まずは、3月3日のバーレン戦で俊輔のコーナーを平山が決める。そして勝つ。勝利の立役者が今度はJリーグ開幕戦で雌雄を決する。そうなれば、「味スタ満員」を開幕戦で達成できるかも知れない。

2010.02.27

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悲惨…韓国に完敗。

2月14日に行われた東アジア杯韓国戦。PKで1点を先制するも、1-3で逆転負けした。審判が一番目立った試合で、PK判定を双方に1本ずつ、退場者も双方に1人ずつという、とにかく笛を吹くのが大好きなオーストラリア人審判だった。それにしても日本はどうしてしまったんだろう。戦う姿勢が希薄などと評論家筋のように言ってしまえばその通りだが、とにかく全く走っていない。標榜するのはパスサッカーであってもよいと思う。だが、パスを繋ぐということと走らないということは別である。むしろ、パスサッカーこそ走る必要がある。今の日本代表は足元でパス回しをしているに過ぎない。だから読まれてカットされカウンターを食らうし、寄せてこられると苦し紛れのバックパスで更にラインが下がり防戦一方に陥る。パスは、スペースに出さなければ相手を崩すことはできない。当然その場所には、別の選手が全力で走り込んでいなければならない。パスを出したら終わりではなく、更にスペースへ走って次のパスを受けなければならない。そうやって、ワンツーや裏への抜け出し、中盤からの縦パスに反応する前線の飛び出しが生まれるのである。去年10月頃までは、唸るほど見事に流れのよいパスサッカーが出来ていたのに…この日はチャンスらしいチャンスは全く作れず、前半のシュート数はたったの2本であった。後半は、再三のコーナーキックを得られたが、ゴール前には平山も釣男もいないことがわかっている筈なのに、遠藤は一本調子のハイボールをけり続け、ことごとく相手DFに阻まれ、触ることすら出来なかった。次の代表戦は3月3日のアジア杯バーレン戦である。恐らく海外組も召集され、真の代表メンバーで戦うであろう。一発レッドの釣男は、この試合に出場できない可能性があり、岡田監督が中澤と誰をCBで組ませるかも興味深いし、平山のような高さのあるターゲットマンを配置する戦術を取り入れるのかも気になる。何とも抑揚のない喋りや、何を考えているのかが分からない表情が、チーム全体の雰囲気を相当悪くしている監督だが、この段階での監督交代は現実的ではない。岡田監督でいくしかない。とにかく、走ろう!スペースへ!!そうすれば何かが変わる!!

2010.02.15

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後半は平山大作戦も…。

2月11日に行われた東アジア杯香港戦、当然と言えば当然、物足りないといえば物足りないのだが、3-0で快勝した。玉田の2ゴールと釣男の1ゴールである。それにしても玉田っていうのは不思議なプレーヤーだなと思う。守備もよくやるし、中盤でパスも出す、前戦に張り付いているわけではないのに、なぜかゴール前のこぼれ球に一番近いポジションにいる。とにかく勘がいい。味方と相手のポジショニングを真上から見るイメージで、自分がどこに動けば一番効果的かをわかっているかのようだ。歴代の代表監督が玉田を重用する理由がわかったような気がする。この玉田の先制点で前半を1-0で折り返すが、中国がまさかの韓国戦3-0勝利という誰もが予想しなかった前日の結果を受け、日本は香港に大量得失点差で勝利しなければ優勝を中国に持っていかれる状況となっていた。よって後半開始からはボランチ今野をFW平山に代え、より攻撃的な布陣を取った。更に小笠原を稲本に代え、遠藤を前目のポジションに上げると、途端にボールがゴール前に入るようになった。残り時間が少なくなって、あと1点、もう1点という局面になれば、岡田監督が標榜するビルドアップなどしている暇は無いし相手も攻める気はほとんどない。できるだけ早くゴール前にボールを収め、シュートに繋げたい。そのボールの大半は平山をターゲットとして上げられ、ことごとく競り勝ち再三のシュートチャンスを作った。まさに平山大作戦であった。Jリーグの大半のチームには、ポストプレーのできる長身FWがいて、その選手をターゲットマンとしてロングボールを当てる戦術がある。ただそれは、外国人FWに頼り切っているJリーグだからできるのであり、日本人でそれをやっても世界の高い壁には通用しないというのが、岡田監督をはじめ日本サッカー協会の大方の見方である。だから岡田監督は、Jリーグ得点王でポストプレーもこなす前田を外している節があるし、釣男には、上がるのは極力抑えるようにと指示もしている。アジアで強く世界で弱い日本なのだから、ある意味当たってはいると思う。しかし結局は、所属するJリーグで慣れ親しんだ戦術に終始する日本代表の選手達。追加点は、セットプレーからの釣男のヘッドと、平山が競り勝って落としたゴール前のボールを混戦から玉田が押し込んだ。香港戦の3点は、どれも岡田監督の目指す戦術から生まれたものでは無かった。ビルドアップしてサイド攻撃に終始した前2試合は無得点であっただけに、今後、チームの戦術理解がバラバラになりそうで心配だ。「韓国はボールを取ったらすぐにシュートに結び付ける動きをした。日本はボールを取った後にビルドアップをする傾向があった。」とは、日韓との戦いを終えた香港代表監督のコメントだ。その韓国と2月14日に対戦する。迷いやブレのない戦いをしてほしいと思う。戦術は一つでは無いということを早く理解してほしい。時にターゲットマンへのロングフィード、時にビルドアップ、時にサイド攻撃、時にミドルシュートと局面に応じた戦術を多彩に繰り広げていいのだ。あと、平山!決めろよ!!

2010.02.12

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中国戦、PK止めてドロー拾う。

2月6日、味スタで行われた東アジア杯中国戦。長友がペナルティエリア内のハンドで与えてしまったPKを楢崎がセーブしていなければ負けていた試合。ベネズエラ戦よりは「何としても勝つ」という気持ち(特に後半)が感じられはしたが、格下中国の若手選手中心のチームにドローを拾っているようでは、W杯ベスト4など叶う筈もない。と観戦した大多数が思ったであろう。スタジアムに足を運ぶサポーター.というのは、下手な評論家よりもサッカー観に優れている。負けても称賛の拍手を送ることもある。昨日のように引き分けなのにブーイングの嵐となることもある。つまらないサッカーには容赦できないのである。日本代表の試合がつまらないのは、「チームが標榜する戦術で得点しないと評価されない」という空気が濃すぎて、点を取るための工夫や個人技を選手自らが封印してしまっているからに他ならない。勝手なことをすれば…岡田さんの嫌うことをすれば…代表から外される…という閉塞感がプレーに躍動感をもたらさない。さしずめ岡田監督がお気に入りなのは「アーリークロス」。つまりはサイド攻撃である。ベネズエラ戦もそうだったが、日本の攻撃は、ほぼすべて、サイドからのクロスに依存している。そんなワンパターンな攻撃に凝り固まっていてはJ2相手でも点は取れない。岡田監督は先のベネズエラ戦後「相手のプレスが予想以上に早く強かった」とコメントしたらしいが、選手にすれば一番きついのは、岡田監督のプレッシャーだったりして。

2010.02.07

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ベネズエラ戦

2月2日に九石ドームで行われた代表戦。結果は0-0のドローであった。何とも見応えのない、スピード感がまるで感じられない試合であった。テレビの解説者はしきりに「ゲーム感覚が戻っていないので仕方がない」を連発したが、日本を代表する主力選手なのだから、もう少し躍動感あふれるプレーをしてもらいたかった。東京から選出された5人の内、長友と徳永が先発だったが、徳永はクロスをことごとく相手DFに阻まれチャンスメイクできず途中交代。平山は後半60分に投入されたが、イエメン戦でのハットトリックには程遠くシュート1本に終わった。それにしても大久保という男は成長しないなあ。相変わらずの汚いファウルや相手選手や審判に食ってかかるような態度は見ていて非常に不愉快になる。中3日で開幕する東アジア杯は、現在の26人から23人に絞られるので、この試合で途中交代した徳永と大久保は外されるだろうと予想していたが、石川と興梠、乾が外された。この３人はベネズエラ戦に出ていないのに外された。岡田監督の選択基準は謎だらけである。

2010.02.03

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2010東京新体制発表!

今年は、嘉悦大学内の会場を借りての発表会となり、例年の小平のクラブハウスのミーティングルームでの記者会見スタイルとは違い、ドロンパのダンスで開会するなどイベント色の強い発表会となった。それにしてもドロンパはダンスがうまい。何はともあれ胸スポンサーさんの正式発表が本当に良かった。概ね予想通りではあったが、胸が東京ガスさんで、背が東京電力さん、袖が三菱商事さんである。このご時世にJリーグへの協賛を果たしてくれるスポンサー様には、チームを問わず感謝の気持ちで一杯になる。我が家は太陽光発電でオール電化のため東京ガスさんとのお取引は無いが、その分、東京電力さんには大変お世話になっている。この3社様の商品やサービスをできる限り購買していきたいと思う。世の中は便利になったなあと本当に思う。何と新体制発表会の模様を動画で見られる時代になったのである。東京サポの方は大半がご存じだとは思うが、下記にひかりTVのアドレスを貼っておく。配信は1月31日までだそうだ。興味のある方は是非ご覧下され。http://soccer.hikaritv.net/web/club09/digest.php?team=fct

2010.01.24

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東京の今季補強が完了。

東京の補強が、FWリカルジーニョ21歳の獲得によって、ほぼ完了したようだ。カボレの抜けた穴を埋めることが今季最大の補強ポイントであったが、まずはホッとしている。チームとしての始動は、まだこれからなので初日から練習に加わって、早く日本とチームに慣れて欲しいと思う。リカルジーニョは、ブラジル１部リーグのアトレチコ-PR所属の若きFWだ。アトレチコ-PRは、ルーカスやケリーなどが所属していたチームでもあり、東京とは馴染み深いが、07、08年は米国リーグのFCダラス、09年(シーズン途中)はブラジル2部のABC-FCにレンタル移籍している。移籍先での成績はパッとしない。FCダラスでの2年間では、わずか15試合(米国リーグは年間30試合程度)の出場で得点は0、ABC-FCでは現在シーズン途中22試合で得点4に留まっている。それでもU-20ブラジル代表歴もあるというので、U-20ワールド杯2007カナダ大会と2008北京五輪のブラジルメンバーを調べたが、リカルジーニョの名前は無い。YouTubeでABC-FCでのプレー振りをまとめた動画を見たが、ドリブル突破は素晴らしいものがある。だからといって球離れが遅いわけではなくワンタッチでパスも出す。シュートの精度はイマイチだが、少なくともシュートは打つ。まあ、強力な助っ人外国人として見るのでは.なく、かつてのリチェーリのような存在として長い目で見る必要があるかも知れない…1年の期限付だが…。これで今季の東京のFW登録選手は、平山、赤嶺、達也、重松、リカルジーニョ、隠れFWに石川という布陣だ。持ち味の違うタイプでの2トップや、3トップ気味の超攻撃的システムなど局面に応じての組替えが実に楽しみなFW陣となった。すべては、城福監督の采配で決まる。その前に東京から5人が選出された日本代表の試合がある。活躍もさることながら怪我だけはしないよう心から祈るばかりである。

2010.01.20

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ベネズエラ戦に東京から5人!

2月2日に行われるキリンC杯ベネズエラ戦の代表メンバーが発表された。東京の5人が最多で、鹿島、名古屋から4人、川崎、広島から2人、ガンバ、浦和、清水、Fマリ、神戸、磐田、セレッソ、湘南から1人ずつの計25人だ。今回は、国内組だけでの招集だが、これに海外組が入ることを考えると、W杯に向けて新たなMFが入り込む余地は無さそうである。その競争激しいMF枠に09年JリーグMVPの小笠原が満を持しての選出となったが、全員が日本人となったベストイレブンからは、唯一磐田の前田遼一が選出されなかった。前田は元々攻撃的なMFであったが、昨季はポストプレーもこなす万能FWとして才能を開花させJリーグ得点王にも輝いた。年齢的には石川、徳永、今野らと同じ、アテネ五輪(本大会ではメンバー落ち)世代であり、日本代表の主力として活躍していても何ら不思議ではないが、どうも代表とは縁が遠い。昨季も召集された筈だが、その合宿中に負傷離脱したんじゃなかったかな。W杯を目前に控えた岡田ジャパンにあって、FWとDFだけが、まだまだ流動的である。CBは、中澤と釣男で盤石だが、控えにはこれといったのがいない。FWに至っては試合ごとにスタメンが違う。何でだかよくわからんが、日本のFWといえばジーコの頃からずっと玉田だ。別に玉田が悪いとか嫌いとかじゃなくて、Jリーグ得点王を呼ばなくていいのかよって気がする。まあ、前田のことも、それほど好きでも嫌いでも無いが、W杯までに残された時間で、あらゆる人策を尽くすというのであれば、一度は試すべきであろう。それにしても、東京から5人とは凄い。予想はしていたがやはり興奮する。Jリーグ覇者の鹿島の4人を差し置いてである。膝の負傷がなければ森重も呼ばれていた可能性がある。今回は初選出の湘南村松に譲った格好になったんじゃないかなと勝手に推測している。城福サッカーを体得し、今シーズン開幕からレギュラーに定着すれば、森重の代表復帰は現実味を帯びてくる。そうなったら6人だ。何ということでしょう。とにかく、2月2日のベネズエラ戦が楽しみだ。大分までは行かれないが、先のイエメン線とは違いTV中継は確実にある。中3日で東アジア杯も始まる。初戦は味スタで中国戦だ。これは観に行ける。多分ベネズエラ戦にフル出場していない選手中心に組まれる筈なので、平山や徳永がスタメン起用される可能性もある。なんか、ワクワクしてきたぞー。

2010.01.14

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平山のハットトリックで逆転勝利！

1月6日、治安が心配される敵地サヌアで行われたアジア杯予選イエメン戦で、平山がやってくれました。平山は、国見高校で国民の関心を釘づけにするほどの活躍をし、飛び級でアテネ五輪代表の正ＦＷの座を射止めるなど、周囲からも超高校級などと期待され、間違いなく当時の国内サッカーを盛り上げた功労者でもあった。その後、大学中退後に海外のクラブに在籍したが、ほとんど成績を残すことなく東京に入団した。しかし、その動きの遅さとデブっとした体躯は、全盛時代のそれとは程遠いもので、東京サポからも溜息と怒号が漏れ、メディアも超早咲きなどと書きまくり、08年北京五輪代表には選出されなかった。「この時、人生で初めて、努力しなきゃダメだと思った」という平山は、土斐崎フィジカルコーチとの二人三脚で肉体改造を図り、休日返上で走りこんできた。その努力が、東京サポなら誰もが知っている「09年の平山の覚醒」だ。その平山が、代表戦でハットトリックを決め逆転勝利に大貢献したのである。色々言われた時期もあったろう、周囲のメディアがサーと引いていく屈辱も味わったであろう。それも期待され注目を集める選手の宿命ではあるのだが、折れずに腐らずよく頑張った。試合の方は、様々なメディアが取り上げている通りで、実際には速報だけで内容を観た訳ではないので、観戦記なるものは記述しないでおきましょう。ただ、このブログでも何度か書いているが、1月のコンディション作りは非常に難しい。まして標高2500ｍの敵地での国際Ａマッチである。案の定、西川は練習中に太ももを負傷し、山田は試合中に相手のタックルで負傷退場している。彼らはライバルチームの選手であるが、日本サッカーの若き宝であることに変わりはない。どうか、しっかり治して、Ｊリーグで元気な姿を見せて欲しい。そして、どうか、皆が無事帰国されますよう、お祈りしています。若き日本の代表よ、本当にご苦労さまでした。

2010.01.07

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イエメン戦ＴＶ中継無し…トホホ。

1月6日アジア杯予選イエメン戦（サヌア）のＴＶ中継が無いようだ。正月返上で、大変難しいとされる1月のコンディション作りに臨み、爆弾テロや外国人誘拐・殺害が頻発する情勢不安の敵地へ赴いた若き日本代表の雄姿が観られない。正月の楽しみが一つ減った。残念である。たかがアジア杯予選である。しかも代表主力組は皆無である。情勢不安の敵地である。うーん。確かにＴＶ放映されなくても何ら不思議ではない。考えてみると自分は、随分と贅沢なことを平気で当たり前と思う人間になったものだ。日本代表の試合ならどこで行われようが当然ＴＶ中継されるものと勝手に思い込んでいる。選手には相応の警備がなされるであろうが、中継するスタッフの身の安全は誰が保証する？そうまでして中継して、お正月特番が目白押しのお茶の間で、誰がこの試合を観る？誰も見そうもない放送をだれが広告提供する？と問われれば、「はい。申し訳ないことを言いました。ごめんなさい。」である。共同通信とか時事通信とかから写真くらいは伝送される筈であろうし、今回ばかりは、戦いを無事終え、全員がこれまた無事で帰国することを祈るだけである。どうか、ご無事で。

2010.01.04

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明けましておめでとうございます。

天皇杯、ガンバ強かったですな～。この結果、リーグ4位の広島が棚ボタでＡＣＬ出場が決まり、今更ながらちょっと悔しい気持ちが再燃してしまう5位東京である。そういう気持ちになりたくないので、名古屋を応援していたのだが…イエメンの情勢不安で中止の可能性のあった1月6日のアジア杯予選は、予定通り行われちゃうみたいです。本当に大丈夫なのか？ＡＦＣ（アジアサッカー連盟）は、ちゃんと現地調査したのかな～。大丈夫なら、いいことなんだが、ＡＦＣの「決まったことは変えられない」体質で、ロクに調べもせずに強行するのだけは勘弁だ。まあ、やると決まった以上、大丈夫と信じてやるしかない。そうと決まれば、平山や米本がどこまでやれるか楽しみだし、東京も獲得の意思を示している福岡大の永井のプレーも観たい。ガンバレ！ヤング東京！ヤングジャパン！

2010.01.01

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2009年東京10大ニュース

勝手な東京10大ニュースを挙げておきます。うんうん、そんなことあったなーって、何年も後に回顧するため、自身の備忘録として残すのも良いと思って。　1位　ナビスコ杯、川崎に勝って2度目の優勝　2位　塩田病気離脱も権田がＪリーグタイ記録の15試合ゼロ封　3位　高卒ルーキー米本がナビスコ杯でニューヒーロー＆ＭＶＰダブル受賞　4位　石川リーグ15得点の大活躍も怪我で長期離脱　5位　石川、徳永が日本代表復帰。権田、米本、平山も年明けの日本代表戦に召集　6位　最古参の藤山が札幌へ移籍、浅利が引退、東京の一つの時代が終わる　7位　東京ＣＢ3人ブルーノ、茂庭、佐原を放出、大分のＣＢ森重獲得　8位　カボレ、シーズン途中で中東リーグへ電撃移籍　9位　毎年3億円協賛の胸スポンサー・エネオスさんが今季限りで降板 10位　東京ドロンパ誕生09年の東京は、何といってもナビスコ杯優勝が第1位でありましょう。そして城福監督は、米本、権田、椋原ら若手の成長を促し、徳永、石川、平山らアテネ世代の目を覚まさせた。素晴らしい年でありました。来年は、さらに上を！

2009.12.31

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イエメン戦中止か。

2010年1月6日に行われるアジア杯予選イエメン戦（サヌア）が、中止の可能性が出てきた。外国人誘拐・殺害・爆弾テロなど、外国人を狙った事件が頻発するなど、イエメンほぼ全土に危険情報が発出されているそうだ。イエメン北東部のサアダ州は、政府軍とシーア派武装勢力との戦闘が再燃するなど非常に不安定な情勢という。おっ、恐ろしい…。サッカーどころではないではないか。なんとも困ったお役所体質のＡＦＣ（アジアサッカー連盟）にも、今度ばかりは適切な措置を講じてもらいたい。「決まっていることは変えられない」というこれまで通りの対応では困る。人命にかかわる問題だ。さすがに今回は、日本サッカー協会だけの要請ではなく、日本の外務省とも連携し中止を要請するようだ。初召集13名というＵ-20中心の若い代表で、どんな戦いぶりを発揮するのか楽しみでもあったが、戦闘しているような国で、あからさまに外国人を狙った犯罪が頻出するところで、サッカーをしなくてもいいと思う。日本サッカー協会は「ＡＦＣの返答を待って、年明け早々に決定する」としているが、元々1月2日に離日する予定だった訳だから、年明け早々って…元日に決定と言っている訳で…。選手やスタッフには、何とも気の毒な話であるが、俺個人の意見は絶対中止（若しくは安全な国での開催延期）として貰いたい。

2009.12.30

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東京Ｕ-18見事優勝！

現地観戦の東京サポの皆様、聞こえてましたぞー。カップを奪い取れ～掲げーろ！東京♪やってくれましたな。サンスタートニック杯(クラブユース秋の大会)で、東京ユースが広島ユースを2-0で下し、優勝を決めてくれました。尚央(三田)が大会得点王に輝くおまけ付き。うん。とてもめでたい。Ｕ-15日本代表にも選出された尚央は、東京Ｕ-15からの昇格組が大多数の東京Ｕ-18に、足利ユナイテッドから入団し周囲は期待を寄せた。しかし、高1の時に膝を骨折、全治8カ月という重症を負ってしまう。高2ではリハビリ、高3では肩の脱臼と、実につらい3年間を過ごしてきた。しかし、地道なトレーニングとストレッチで、全く曲がらなかった膝は徐々に曲がるようになり、高3の夏頃には、持ち前のスピードも戻ってきた。が、臨んでいたトップチームへの昇格は叶わず、東洋大への進学が内定している。今大会、尚央の鬱憤は爆発する。何と10月25日に行われた予選リーグ3回戦の草津Ｕ-18戦で尚央は7得点を挙げ21-0というスコアで勝利する。決勝戦でもダメ押しとなるゴールを決め、自ら大会得点王に花を添えた。今年初め、東京のＵ-18は強いと言われた。重松、平出、阿部の3人のトップ昇格組に加え、前述の尚央、山崎、廣木ら日本代表Ｕ-18に召集されるメンバーが揃っているからだ。しかし、8月に行われたadidas杯(クラブユース春の大会)決勝戦では、惜しくもセレッソに負け準優勝、その後の高円宮杯では予選リーグを圧倒的な強さで1位突破するも準々決勝で磐田に敗れまさかのベスト8止まりと、善戦するも優勝にはあと一歩届かなかった。今大会も予選リーグ8試合は、7勝1敗、なんと総得点46、総失点4の断トツ1位で決勝トーナメント進出を決めている。決勝トーナメントに入ってからも、4-1で養和、7-1で名古屋、5-1でガンバを、全て大勝で決勝に駒を進めている。決勝戦は、前半26分重松のフリーキックによる1点先制の後、36分に広島の選手がイエロー2枚で退場したことで「守り抜いて失点をしない (広島：森山監督)」というプランが徹底され、流れの中でこじ開けられない展開が続き後半へ折り返す。退場者が出ても広島はロングボールを放り込むことはせず、パスを繋ぐサッカーを貫き、一人多い東京が逆に押し込まれる時間帯もあった。次の1点が広島に入るとまずいなと思わせる局面も多々あったが、後半80分、尚央が味方の縦パスに鋭く反応し、キーパーと1対1となったところを落ち着いて2点目を決め、突き放した。とにかく東京は中盤のプレスが半端じゃない。ボールを奪ったら縦へ縦へと繋いで、ゴールエリアまで最短コースで攻め上がる。ゴール前に自軍の攻撃枚数が足りないと見るや少々遠目からでも間髪いれずにミドルを放つ。両チームともよく走り、ボールを繋ぐ意識が高く、とても見ごたえのある良いゲームだった。強いと言われた東京ユースが、Ｕ-18の3大大会最後でタイトルを獲ることができた。尚央の復調も大きく貢献していると思う。東洋大でケガを完全に治して、成長して、東京に入団してくれたらすごくうれしい。ガンバレ！三田尚央！応援するぞ！

2009.12.28

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東京Ｕ-18決勝進出。

12月23日長居スタジアムで行われていた「Jリーグユース大会」の準決勝で、我が東京ユースがＧ大阪ユースに大勝利したぞー！ＴＶ放映が有る筈もなく、どんな試合運びだったのか全くわからんのだが、来季トップチームに昇格する重松健太郎、阿部巧、平出涼が揃ってゴールを決め、準々決勝名古屋戦7-1に続き、ガンバ大阪を5-1で下したそうな。東洋大進学を決めている三田尚央も今大会得点王の可能性が高い。うん。めでたい。うれしいことに決勝12月27日は、あのスカパーさんが、広島との決勝戦を生で、しかも無料で放送してくれるじゃあ～りませんか。神様、仏様、スカパー様。今季はトップチームが早々に日程を終了してしまい、年末は他所のチームが出る天皇杯準決勝と高校サッカーくらいしか観るものがないなぁ…と思っていたら、思いもしなかったビッグプレゼント。ウキッ！あーワクワクするなー。やっぱ東京の試合はいいなー。昇格の3選手はどんなプレーをしてくれるんだろう。早く27日にな～れ。

2009.12.24

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日本代表の試合日程調整が難航。

12月22日に予定されていた日本代表のスケジュール発表記者会見が同日午前に急きょ中止となった。このブログでも記述したが、国際Ａマッチデーに当たった2010年3月3日のアジア杯予選（バーレン戦）の日程変更要請がＡＦＣ（アジアサッカー連盟）に却下されたことが調整難航の最大の原因だ。恐らくＡＦＣの中枢にいる方々には「決まったことは今更変えられない」と柔軟な対応をとる気持ちが全く無いのであろう。必ずどこの世界にもどんな社会にもいる”偉そうにして何もしない困った方々”であろうと邪推する。日本サッカー協会は、Ｗ杯前に代表戦を11試合こなしたいとしている。決まっているものだけを時系列で見てみる。1/6……アジア杯予選　イエメン戦　サヌア2/2……キリンＣ杯　　対戦未定　　九石ドーム2/6……東アジア杯　　中国戦　　　味スタ2/11… 東アジア杯　　香港戦　　　国立2/14… 東アジア杯　　韓国戦　　　国立3/3……アジア杯予選　バーレン戦　豊田4/7……キリンＣ杯　　対戦未定　　国内未定5/24… キリンＣ杯　　対戦未定　　国内未定これに加えて、Ｗ杯直前に国内1試合、海外2試合の合計11試合と考えているようだが、あまりにも未定部分が多く、Jリーグだって加味しなければならないのだから、発表延期とせざるを得なかったのも無理はない。何はともあれ、やるしかない。敵は強化試合の相手ではないし日程でもない。本戦で戦うカメルーン、オランダ、デンマークだ。初戦のカメルーンに負ければ予選敗退濃厚となる。すべては、カメルーン戦で決まる。

2009.12.23

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2010年1月6日のアジア杯予選（イエメン戦）の代表メンバー発表。

当初から予想されていた通り、Ｕ-20中心のメンバーとなり、主力と目される選手は一人も選出されなかった。メンバー19人中13人が初召集、8人が先のＵ-20日韓親善試合のメンバーからの選出となっている。最長老が25歳の菊地直哉だ。菊池とは、県の条例違反（淫行）の疑いで逮捕（起訴猶予）されたあの菊池である。賛否あるだろうが、選出されたからには、精一杯プレーして欲しい。何度も言っているが1月のコンディション作りは難しい。例年ならＪリーグ開幕に合わせてフィジカルトレーニングを開始するこの時期に、主力がいきなり代表戦を戦うのはリスクが大きすぎる。怪我でもすれば、即Ｗ杯メンバー脱落で大幅な戦力ダウンとなる。だから、今回は若手中心のメンバーで良いと思う。我が東京からは、権田、米本、平山が選出された。権田、米本は、12月19日に行われたＵ-20日韓親善試合にもフル出場しており、順当な選出だが、今回はＧＫに西川も選出されており、権田の出番は無いかも知れない。平山も、選出はほぼ間違いないと報道されていたので、やはりそうなったなという感じではある。東京サポは、今季の平山の豹変をよく知っているが、多くのサッカーファンは、「あのデカイのが、また選ばれたのかよ」くらいに思うかも知れない。「えっ！これがあの平山？」って国民に思い知らせて欲しいと密かに期待している。ムフフ。楽しみな選手は、福岡大のＦＷ永井謙佑。東京もオファーしていると報道されているが、複数のクラブが獲得に乗り出している今オフの超目玉新人である。いきなりの国際試合だが、出場機会があればそのプレーがどこまで通用するかじっくり見てみたい。ハチャメチャなアジア杯予選日程に、正直やり場のない憤りを感じていたが、逆に新人の力量を計る場ができたと思えば、それほど腹を立てる必要も無い。新年早々楽しみが一つ増えたと思えばいい...ことなのだ。きっと。

2009.12.22

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またしてもアジア杯予選の日程変更に失敗。

2010年3月3日は、Ｗ杯前で唯一の国際Ａマッチデーである。国際Ａマッチデーとは、クラブ側の了解を求めずに各国のサッカー協会が代表選手を国際試合に召集できる日のことだ。しかしながら、3月3日は当初からアジア杯予選最終戦（バーレン戦）が組まれており、バーレン協会に開催日の前倒しを要望していた。バーレン協会からは、変更可能との内諾を得たとして、日本側は、あのＣ・ロナウドのいる強豪ポルトガル（ＦＩＦＡランク5位）に国際親善試合をオファーしていた。12月9日には、既にポルトガル、日本の両サッカー協会が試合開始時間など細部の交渉を行っていると報じられていた。岡田代表監督は「まさに希望通り」と満面の笑みで記者に答えている。ＦＩＦＡランク43位の日本とすれば、アウェーで行われるこの一戦が、Ｗ杯前の絶好の強化試合になることは間違いなかった。とっとっ…ところがである。何と、ポルトガルとの交渉が決裂してしまったのである。実は直後の3月6日に日本はＪリーグ開幕を控えているため、国内組が5日に帰国できる様、デーゲームとするスケジュールを強く希望したというのだ。3日はウィークデイ（水曜日）であり、ナイトゲームでなければ集客もＴＶ放映もできないとするポルトガル側が難色を示すのも当然である。Ｊリーグの各クラブだってバカじゃない。そこで1日早く帰国したからって、時差ボケも癒えない国の宝を開幕には出さんし、何てったってＷ杯直前なんだぞ。そもそもＪリーグの開幕が、例年より1週遅い3月13日であっても誰も文句は言わないのに…。何という愚行か。それでもアウェーで欧州の強豪との対戦を熱望する岡田ジャパンの考えは変らず、引き続き新たな対戦相手を探していた矢先、今度は追い打ちをかけるように、バーレンサッカー協会とＡＦＣ（アジアサッカー連盟）がアジア杯予選日程変更の拒否を日本側に通告してきたのである。何という大誤算か…。これで岡田ジャパンは、Ｗ杯前に欧州で活躍する選手を一堂に召集できる千載一遇のチャンスを、アジアの格下バーレン（ＦＩＦＡランク60位）との対戦に費やさなければならなくなった。元々日本側は、バーレン戦の日程変更を絶対条件とした上で、この日を欧州の強豪とのマッチメークに動いていた訳であり、すべてが水泡に帰したことになる。これではＷ杯に向けて強化にならないどころか何の得もない。勝てば「Ｗ杯前に何の強化にもならなかった」もし負けでもしたら「アジアの代表としてＷ杯に挑む資格があるのか」と今から手厳しい新聞の見出しが目に浮かぶ。選手の休養が不十分として1月下旬に日程変更を要望していたイエメン戦も、結局は元々の日程通り年明け早々の１月６日に決定してしまった。何で次から次へと大事な交渉事で失敗するのだろう。日本サッカーやＪリーグの重鎮である犬飼さんや鬼武さんらの責任問題に発展しなければいいが…。この二人を何かにつけ批判する輩は少なくないので…。俺だって別に好きじゃないけど、この時期にゴタゴタは勘弁だ。

2009.12.21

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新年早々に代表戦って…

2010年1月6日にサヌアでアジア杯予選・イエメン戦が行われる。恐らく12月19日のＵ-20日韓親善試合の後、メンバーが発表され、国内合宿に召集される筈だ。そして年末か遅くとも新年早々には敵地に入り調整するものと思われる。天皇杯準決勝に勝ち進んだガンバ、仙台、清水、名古屋の選手は中7日、決勝まで勝ち進んだチームは中4日で代表戦を迎えなければならない。しかも敵地遠征である。常識的に考えてこの4チームからの選出はあり得ない。なぜこの時期に…と思うが、実は世界的にもこの時期がオフなのはＪリーグだけで、他所の国はバリバリのオンシーズンであるからだ。09年も1月20日に熊本でアジア杯予選の初戦（やはりイエメン戦）が行われている。1月のコンディションづくりは大変難しい。前年の疲労や怪我のケアが十分出来ていないと、新たな個所を痛めたり以前の怪我を再発させたりしてしまう。それでも代表戦である。選手にすれば光栄なことであり、次回も呼ばれるよう必死にアピールするであろう。実はこの時の合宿で阿部と森重が負傷離脱している。逆に中澤や遠藤ら主力クラスは招集を免除されている。2010年は、1月も早々の6日で、しかもアウェイである。岡田代表監督は「何も決まっていない」と繰り返すが、Ｕ-20代表選手のイエメン戦招集を各クラブに示唆したという。アジア杯予選はここまで、4試合を終了し、3勝1敗のグループ1位で、残り2試合を全敗しても本戦出場圏となる2位以内は、ほぼ確実である。また、2010年6月にはいよいよＷ杯だ。もちろんそっちが本丸であることは言うまでもない。1月のアジア杯予選ごときで主力に怪我でもされたら責任問題に発展する。だからＵ-20中心の選手構成は、ある意味仕方がないし、当然だと思う。東京からは権田と米本がＵ-20日韓親善試合に召集されており、イエメン戦に呼ばれる可能性は高い。それに加えて平山の名前も挙がっているという。東京は天皇杯を早々に敗退していて、選手の休養はある程度はできていると判断されたら、今野、長友、徳永らの召集もあり得る。さすがに手術明けの石川、森重は勘弁だ。繰り返すが、1月のコンディションづくりは大変難しいのだ。シーズンを棒に振るほどの事態に発展してしまうこともある。なんとか、「無事、壊されないように」と祈るばかりである。

2009.12.17

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森重真人の栄華と苦難（苦難編）

09年大分は、前年のナビスコ杯優勝チームとしてパンパシフィックチャンピオンシップの出場権を得ている。この大会はアメリカのクラブチームが主催で、韓国、中国のクラブチャンピオン、それに日本のナビスコ杯優勝チームの4クラブによるトーナメント (3位決定戦有)で行われる。今回が2回目の大会なのだが、優勝賞金がたったの7万5千ドルで、その開催が2月というＪリーグ開幕を控えた大事な時期で「罰ゲーム」とも称されている。今回はロス開催となるこの大会出場の為、例年日本一キャンプインの遅い大分は昨年よりも2週間早い2月1日（それでも遅い方）にキャンプを開始する。それはいいのだが、1月27日にようやくブラジル人のフィジカルコーチが新任され、選手の体調掌握はおろか名前と顔を一致させる暇もなく、急ごしらえで2月12日に渡米する。これが後々取返しのつかない事態へと発展してしまう…。結果は、18日の初戦に敗れ22日の3位決定戦で勝利した。森重は足首の痛みが残る中、2試合にフル出場した。3位に喜ぶ大分だったが、時差と気候差のある海外で、2月に公式戦を行うことのリスクが全く分からないまま23日に帰国した。他のチームの大半が国内（宮崎・沖縄・熊本など）で1年間サッカーができる身体作りから始め、試合勘と戦術の最終確認をするため10を超える試合をこなす。帰国後僅か11日で3月7日のＪリーグ開幕を迎える大分は、この時点で相当な出遅れをしているのである。一方森重は、ホーム初戦直前の3月12日、実戦形式の守備練習を始めてからわずか10分後、突然右足首付近を押さえてうずくまった。代表合宿で痛めた左足首を庇って、今度は右足首を痛めてしまったのだ。このまま無理をすれば…。この時大分の主力は、まだ1節を終えたばかりだと言うのに怪我人続出で、若い森重とすれば「ここで僕がリタイヤすることはできない」と考えても不思議はなく、痛みをこらえて、実に8月末まで全試合にフル出場するのだ。しかし9月に入ると「我慢できないほどの膝痛（森重）」が襲う。精密検査の結果、右膝外側半月板損傷と診断され、自身初の手術を受け全治2カ月の長期離脱となってしまう。皮肉なもので森重が離脱した9月13日の磐田戦から最終節大宮戦までの10試合をチームは5勝5分けの負けなしで、最下位から順位を1つ上げ17位でリーグ戦を終了している。が、時すでに遅しである。開幕前に十分なフィジカルトレーニングを怠ったツケは、リーグ新記録の14連敗、シャムスカ監督途中解任、胸スポンサー撤退、Ｊ2降格。遂にはクラブ運営までをも破綻させてしまう。他チームの惨状を悲観する必要はないのだが…何となく似てはいないか東京に…。今季はナビスコ杯を獲った。リーグも5位と好調だった。代表候補を多く抱える東京は、1月6日のアジアカップ予選(アウェイのイエメン戦)に誰が引っ張り出されても何ら不思議はない。当然2月のパンパシで渡米（開催すれば）しなければならない。胸スポンサーＥＮＥＯＳさんの降板も決定している。ってこれ「大分の呪い」…あぁ杞憂であってくれ。今回の森重獲得には、あの浦和も名乗りを挙げていて、大分で1年残っている契約の違約金を含め総額2億円でオファーしていた。東京にはそんなお金は無い。大分とすればクラブ再建のため違約金は喉から手がでるほど欲しい。しかし本人の気持ち「北京五輪で一緒だった梶山さんや長友さん、その下の世代もスタメンで活躍する東京で自分も成長したい」を尊重して、金銭的には大きな開きのあったうちに来てくれた。（うちも違約金は1億円強と報道されている…大丈夫なのかよ東京財政）まっまずは、めでたいことである。膝の具合はもう大丈夫だろうか。君はオフの過ごし方の大切さ、手順を踏んだフィジカルトレーニングの大事さを嫌というほど味わったことであろう。うちはレギュラークラスのＣＢ3人を放出し、君を待っていたのだぞ。奪ったボールを中盤に繋げ攻撃の起点とする君のスタイルは、城福サッカーそのものだ。まず間違いなく東京のＣＢに定着するだろう。頼んだぞーモリゾー！！

2009.12.14

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森重真人の栄華と苦難（栄華編）

森重は広島皆実高校を卒業後、06年大分トリニータに入団。入団当初はチームでの出場はほとんど無かったが、ユース代表としては、常にその名が挙がるボランチであった。準優勝（優勝はＰＫ戦勝利の北朝鮮）を果たした「2006アジアカップユース大会」の予選タジキスタン戦ではゴールを上げるなど、この大会の4位以内に与えられる「Ｕ-20ワールドカップ・カナダ2007」の出場にレギュラー選手として多大な貢献をしている。翌07年夏のＵ-20Ｗ杯は予選リーグを1位で突破（森重は3試合全てに出場）、決勝トーナメントでは1回戦でチェコにＰＫ戦負け（森重はサブで出場無し）を喫し、惜しくもベスト16で敗退した。チェコはこの後、勝ち進み準優勝となっている。また、07年は大分と森重にとって前半と後半の狭間で重大な変化が起こる年となる。2年前の05年、大分は前半戦終了時点で最下位。しかし後半戦の指揮をシャムスカ監督に委ねると、チームは別人のように勝ち続け、後期だけなら優勝（05年から1シーズン制）の快進撃「シャムスカマジック」を起してしまう。07年も大分は前半戦終了時点で17位と低迷したが、後半戦開始前に、驚愕の途中補強を敢行する。鈴木慎吾、ホベルト、エジミウソン、世に言う「リベンジ三戦士」だ。更にこの後半開始と同時期にシャムスカ監督は、森重を3バックの中央に抜擢するのである。森重はコンバート後もボランチ時代のプレースタイルを変えることはなく、得点の起点となる体を張ったインターセプトを決め、結果チームは奇跡のＪ1残留を果たしている。迎えた08年は大分と森重にとって、最高に素晴らしい年となる。この年、森重は前年の活躍が評価され背番号15から、岐阜へレンタル移籍した梅田の背番号6を受け継ぎレギュラーに定着するや、試合に出場するたびに急成長していく。更には、この年の北京五輪代表にも選出されアメリカ、ナイジェリア、オランダ戦の全試合に先発フル出場した。結果は全敗で1次予選敗退となったが、そのアグレッシブなディフェンススタイルが岡田代表監督の目に止まり、1カ月後の9月にはＡ代表選手として初召集されている。一方チームも、これまた信じられないほど好調で、ナビスコ杯決勝に進出し強豪清水を２－０で下しチーム初のタイトルを獲ってしまう。リーグ戦は4位とこれもクラブ史上最高位で終了するとともに、リーグトップレベルの堅守でＪ1リーグ過去最少の24失点（1試合平均0.706点）まで記録してしまう。まさに栄華を極めた08年であった。大分トリニータ発足15周年を迎える09年は、順風満帆の船出となる筈であった。翌年早々、森重は1月20日に熊本で行われるアジアカップ最終予選の第1戦（イエメン戦）の代表メンバーに選出された。そして1月10日鹿児島での代表合宿に参加するが、3日目の練習で左足首を痛めチームを離脱してしまう。1月のコンディションづくりは大変難しい。前年の疲労や怪我のケアが十分出来ていないと、新たな個所を痛めたり以前の怪我を再発させたりしてしまうからだ。まして代表合宿ともなればいきなり戦術レベルの動きを要求される。中澤や遠藤ら主力クラスが招集を免除されたのはそうした理由からである。実はこの一件が始まりで、この年、大分と森重はとんでもない奈落の底に突き落とされてしまうのである。森重真人の栄華と苦難（苦難編）へ続く

2009.12.13

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今季退団する「浅利悟」という男（３）

11月28日ホーム最終戦。対する神戸はこの試合に勝ってＪ1残留を決めたい。東京もリーグ4位で棚ボタＡＣＬを狙うためには、残り2試合を全勝するしかない。単なる消化試合ではない。天皇杯3回戦の不出来を見れば浅利のスタメンはあり得ない。しかし今季で引退する浅利が味スタのピッチに立てるラストチャンスなのだ。試合は、終了間際まで０－０と膠着しこのまま終了かと思われた後半87分、鈴逹のコーナーキックに平松がドンピシャのヘディングを突き刺し東京での初ゴールをホーム最終戦で決めた。この試合を、リーグ戦では2節以来のスタメンで起用された平松は、「サリさんに頑張ってこいと声を掛けられ」ピッチに向かった。そして、ゴールを決めたのである。平松は今季水戸から移籍してきた若きＤＦだが、城福監督の求める「ＤＦは相手の攻撃を跳ね返すだけではダメ。奪ったボールを中盤に繋げ攻撃の起点にしないといけない。」という水戸時代とは全く違うこの考えに驚き、戸惑いながらも開幕から2試合に先発フル出場する。が、2試合で7失点。その後はベンチにも入れない日々が続いた。控え組が定位置になってしまった平松は、練習後も遅くまで居残り、やはり控えの浅利とのパス練習をひたすら続けた。今季チームに入ったばかりで、Ｊ2のレベルとは明らかに違う高度な技術を要求する城福監督の期待を完全に失ったのだ。この時を振り返って「正直、サリさんが声を掛けてくれなければ、心が折れていたと思います。」と平松は述懐している。結果ホーム最終戦は、勝利で終わることができたが、浅利の出番は無かった。「もっと早くに点を取っていれば…」という試合後のセレモニーでの城福監督の言葉が虚しい。セレモニーでは浅利もお別れの言葉を「会社（東京ガス）の理解がなければ今ここでこの場に立つことさえ許されなかったと思う」と感謝の意を一番に東京ガスに向けている。感慨深い言葉だ。浅利は今も社員選手なのだ。浅利と藤山がチームを去ることで東京ガスＦＣ時代からの選手はゼロになる。今後もこのような退団セレモニーはあるだろうが、東京ガスに礼を述べる選手はいないだろう。一つの時代が終った気がした。12月5日いよいよ泣いても笑っても、東京の今季最終ゲーム、相手は敵地での新潟だ。試合は、終了間際の89分、新潟を今季限りで退団する元東京の松尾のヘッドによって追い付かれ、１－１のドローで今季の全日程を終了した。この試合、城福監督はリードしている展開であれば、終盤は浅利と藤山を投入し、守りを固めきっちり終わらせるプランを描いた筈だ。残り10分で交代カードを2枚温存していた事からも明らかであった。その意図は、ピッチに立つ選手もスタンドのサポも十分にわかっていた。だから、先に入った藤山がＣＫに逃れた直後にフィールドサイドに立った浅利を見た選手は「サリさんが入る」と喜びの気持ちを抑えることは出来なかったと思う。スタンドも浅利コールを始めた。しかし、交代は相手のＣＫを待ってからとなった。「サリさん入れないのか」「相手コーナーが先らしい」「何でだよ」この一瞬だけ、選手もサポも集中力を欠き、痛恨の失点となった。この失点パターン、浅利らしいと言えば実に浅利らしい。一般的に試合終盤でリードしているチームが守備的な選手を投入するという事は「逃げ切り」の合図を意味する。前線の選手は遅攻によって時間を稼ぎ、後方の選手は引いてゴールを守るという合図だ。原監督時代の東京では浅利が途中で入るのがその合図。ところが、当時は、時間稼ぎや引いて守ると途端にスピードまで落ちて逆に失点してしまうことが多々あった。別に浅利が悪い訳ではない、チームが戦術的に未熟だっただけなのだが「なんか浅利を入れると失点しちゃうね」とサポからは、密やかに縁起悪がられたものである。だから最後の最後まで浅利らしさを貫いちゃったな～って、ちょっと笑っちゃいました。兎にも角にもピッチに立って浅利のラストゲームは、終わった。「点をとって、サポーターの方に走っていきたいです。」が毎年浅利の目標だった。結局Ｊ1初ゴールは叶わなかったが、本当に幸せな終わり方であろう。「これからの目標は、このＦＣ東京を日本一、世界一のクラブにすることです。」とセレモニーで宣言した。社員さんなので今後もＦＣ東京に係われる仕事が出来るかは、定かではないが、是非フロント幹部になってその目標を達成し、一緒に歓喜しようではないか。今季退団する「浅利悟」という男（完）

2009.12.11

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今季退団する「浅利悟」という男（２）

ナビスコ杯決勝当日、メンバーから外れた浅利はロッカールームで号泣したという。もちろん国立で応援に参戦している我々にはそんな経緯を知る由もない。試合開始1時間前に発表されたスターティングラインナップを携帯で見て「おい浅利がサブにも入ってないぞ」「よほど状態が悪いのだろう」「だとしてもサブには入れてもいいじゃないか」そんなざわめきがスタンドそこここから聞こえてくる。なぜ浅利はメンバー落ちしたのか。それを我々東京サポは試合後、味スタで行われた祝勝会で知る事になる。祝勝会での城福監督の挨拶は、涙で声を詰まらせて始まった。「本人には許諾を得ていないが…今日の勝利は浅利の涙で勝ち取ったものだ」とのっけから仰天の発言だ。「浅利がこのナビスコ杯決勝に選手生命の残り全てを懸けて練習に励んでいた事はわかっていた。そしてそのコンディションは今季最高の状態にあったこともわかっていた。普段から接している周りの選手がその思いを痛烈に感じていた事もわかっていた。だから敢えてその浅利をメンバーから外した。」と言うのである。つまり『そんなサリさんを外してまで自分が選ばれたのか』と選手に思わせることで、5万人の観衆の中でやるファイナルの重圧と今季2度逆転負けを喫した川崎への恐れを吹っ飛ばそうとしたというのだ。城福監督はその意図を浅利には伝えていない。そこまでして勝負にこだわるのかと他の選手に思わせ、浅利はロッカールームで号泣することになるのである。「2004年は（退場処分を受けた）ジャーンの涙で優勝、今回はサリの涙で優勝できました」という賛辞で城福監督はこの優勝報告をしたのである。後日、浅利はナビスコ杯優勝をこう語っている。「フジが僕の背番号７のジャージを着て表彰台でメダルを受け取ってくれ、羽生が自分のメダルを僕の首にかけてくれた。ヨネは浅利さんのおかげで優勝できましたと何度も何度も言う。やはり僕はこんな仲間とサッカーができ、引退する年に優勝までできたことを本当に幸せだと思う。でもメンバーに選ばれなかったことは悔しい。」浅利は13年も東京にいるのである。藤山とともに東京ガスＦＣからの最古参である。その東京が獲った2度のナビスコ杯決勝で2度ともベンチ入りしていないのである。何と悲運であろうか…。いや実はそうでもないのだ。東京はタレントだけは揃っているとよく評論家筋に言われる。浅利のポジションに相当するＭＦとＤＦだけでも、アテネ五輪代表の茂庭、今野、徳永、石川。北京オリンピック代表の梶山、長友。これに加えてオシムジャパンの羽生と外国人選手である。誰がどう考えても浅利が入り込む隙は無いように思える。しかし、これらのスター選手が怪我で離脱するといつの間にかスタメンを奪取しているという強運の持ち主である。いや、運ではないのかも知れない。常に試合の準備を怠らない彼のプロ魂が必然的にそうさせていたのだと思う。だからこそ13年もの間、青赤のユニフォームを着続けることができたのだ。ナビスコ杯決勝の後は、リーグ戦4試合と天皇杯しか残されていない。このままピッチに立てずに引退させるほど城福監督が鬼だとも思えない。きっとチャンスは来る。そのチャンスは、リーグ戦で浦和に敗れた後の天皇杯3回戦ですぐ訪れた。草津戦のスタメンだ。が、何とも見せ場はなく、試合には辛うじて勝ったが途中交代となってしまった。続く天皇杯4回戦では仙台に敗れ、直後のリーグ戦ではＪ2降格の千葉に負けてしまう。いずれも浅利の出番は無かった。さあ残り2試合だ。ホーム最終戦となる神戸戦で最後に味スタのピッチに立つ浅利を見たい。頼む。出してやってくれ。だが、この願いは無情にも届かなかった…。今季退団する「浅利悟」という男（３）へ続く

2009.12.10

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今季退団する「浅利悟」という男（１）

浅利は97年にＦＣ東京の前身である東京ガスに入社し99年にチームがプロ化された後も社員選手として13年間東京でプレーした。03年の2ndステージは、優勝も視野に入るほど東京は好調であった。しかしステージ終盤、リードしている試合の終了間際で石川に代えて浅利投入という守備強化策が裏目に出て直後に失点してしまう。結果、優勝には届かなかった。別に浅利が悪い訳ではないのだが、なんか嫌な感じがしたものだ。04年には、札幌から今野が加入し、浅利のポジションは無いなと思っていたら「サリさんと組むのが一番やりやすい（今野）」などと評され、浅利・今野で不動のダブルボランチを形成してしまう。しかしこの04年の8月、自身初めての手術となる右膝外側半月板損傷によって、全治3ヵ月の長期離脱となった。当然この年のナビスコ杯決勝でメンバーに入ることはできなかった上、この怪我が元で07年までは出場機会が激減してしまう。しかし城福監督が就任した08年にはリーグ戦・ナビスコ杯・天皇杯の公式戦全46試合の全てにベンチ入りし、32試合に出場した。今季も当然浅利でいくのだろうと誰もが思った。守備的なポジションであればどこでもこなせる職人技は完全に城福監督の信頼を得ていたからだ。しかし、しかしである。今季の城福監督は、浅利をスタメンで起用することはなく、Ｕ-17監督時代の教え子でもあった高卒ルーキーの米本を開幕から重用した。その後の米本の成長と活躍は、誰もが認めるところとなるのであるが。浅利にすれば「なぜだ！」と叫ばずにはいられなかったであろう。いや、納得のいくプレーができなくなっていたことは本人が一番分かっていたことかも知れない。サッカーダイジェスト誌に『浅利と藤山は試合当日、必ず泊まりの荷物を持ってクラブハウスにやってくる。遠征メンバーから漏れれば、それを持って自宅へ帰る…その繰り返し。ナビスコ杯準決勝の第1戦もいつものように持ってきた荷物をそのまま持ち帰る浅利と藤山がいた。メンバーに入ったある選手はその日に自宅へ泊まりの荷物を取りに帰った。』とフリーライターの馬場幸平氏がレポートしている。その姿を随分前から見て知っていた城福監督は、やはり浅利と藤山をメンバーから外した9月6日味スタで行われたナビスコ杯準決勝第2戦の選手ミーティングで『彼らの気持ちを背負えるチームになろう』と話し「あの時チームが一つになった（城福監督）」と後日談を述べている。そして、10月25日のＪリーグ30節アウェイ清水戦に勝利した翌日10月26日。浅利は今季限りで青赤のユニフォームを脱ぐことを表明するのである。次戦は11月3日ナビスコ杯決勝である。決勝の前に覚悟を決めたのである。5年前の優勝時はリハビリでベンチにすら入れなかった。浅利の期するものが伝わってくる。「サッカー選手として残された時間は僅かである。だから今しかできないことをやる。」と宣言し、決勝のピッチに立つことだけを考え「誰よりも練習に励み今季一番のコンディションにまで仕上げていた（城福監督）」。周りの選手もそのことはよくわかったであろう。引退を表明しナビスコ杯決勝一本に懸けたその思い。しかし、しかしである。決勝当日、浅利はメンバーから外されてしまうのである。今季退団する「浅利悟」という男（２）へ続く

2009.12.07

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2009年Ｊ1リーグ最終戦

新潟でのリーグ最終節は終了間際に追い付かれ、１－１のドローで今季の全日程を終了した。４位の広島が４－１で勝利したため、東京は勝っても４位になれないことは確定していた。ゆえに、１点リードの後半残り時間10分を切ったあの時間帯での藤山、浅利の投入となったことは言うまでもない。ただ、浅利投入のタイミングが、相手のコーナーキックをフィールドサイドで待機してからとなったことが、東京守備陣の集中力もスタンドサポの集中力も明らかに欠いてしまったと思う。投入するなら藤山を入れた時に浅利も一緒に投入すべきであった…結果論ではあるがそこだけが悔やまれる。同点ゴールを決めた新潟の選手が、これまた今季限りで退団する松尾…ん？松尾って06年に「東京に憧れて」と神戸から来たあの松尾か？…うんやはりあの松尾直人だ。松尾は、06年東京にＤＦとして移籍してきたが、股関節の炎症で試合どころか練習にも参加できないほどの重傷で、公式戦でその姿を見ることなくわずか1年で去っていった選手だ。新潟でプレーしていたんだ。鈴木監督の「今季でチームを去る彼ら(松尾とディビッドソン)のビッグスワンでの最後の試合という意気込みに懸けて投入した。」というコメントに泣けた。新潟にすれば今季ホーム最終戦をそんな松尾の終了間際のヘッドによってドローで終わることができ、今季限りで退任する鈴木監督へのせめてもの花道を飾ることができたのではないだろうか。賛否両論あるだろうが、プロスポーツとは勝負を超えた感動を与えるものであってほしいと願う者としては、非常に素晴らしい最終ゲームであったと思う。鈴木監督、城福監督よ。粋な計らいに感激した。ありがとう。今季はタイトルを１つ獲り、リーグ戦は昨シーズンより１つ上の５位という結果であり、今野、長友に加え、徳永、石川も代表に選出された。シーズン開幕時の塩田長期入院、ＦＷカボレの途中移籍、ポイントゲッター石川の怪我離脱など、多くの困難を考えると非常によくやったと言える。これからストーブリーグに入る。来年はワールドカップイヤーだから、Ｊ１の場でアピールしたい選手が最後の望みを託すため、Ｊ２を含めた各チームとも選手の入れ替わりが激しく行われることは確実である。東京もカボレの抜けた穴を埋めるべく即戦力のＦＷ獲得が必至だ。思えば、07年東京は、前年からの成績不振とコスタリカの英雄をはじめ、外人獲得の大失策により、この年度のＪ１チームで最も多額の単年度赤字を計上してしまった苦い経験がある。今もその借金返済のため財政事情は逼迫気味である。しかし今年度はナビスコ杯とリーグ５位による賞金で1億4千万円を獲得し、優勝グッズなどの売上も見込める。カボレの中東移籍金は３億円とも言われ、３年振りの単年度黒字を計上できる見通しだ。しかし、来季は毎年３億円を協賛して頂いた胸スポンサーＥＮＥＯＳさんの降板など、引き続き余談を許さない状況に変わりはない。コスタリカの英雄みたいな外人で失敗すれば、ナビスコ杯の優勝賞金などあっというまに吹っ飛ぶ。今季は、天皇杯を早々に敗退したことや棚ボタＡＣＬの可能性が無くなったことから、チーム強化の方針を明快にして取組むことができる。さあ！頼んだぞ！東京フロント！

2009.12.06

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今季ホーム最終ゲームを勝利で飾れた…ホッ。

勝てて良かった。本当に良かった。後半42分、セットプレイで平松のヘッドがものの見事に決まり１－０で辛うじて勝ちを拾った。試合内容は決して褒められるものではなかった。ケガや出場停止でベストメンバーからは程遠い今の東京にすればそれも仕方ないことではあったが…。試合前は「今のメンバーでは誰が出てもベストにはならないのであれば今季でチームを去る浅利と藤山をスタメンで起用して欲しい。それで負けるならそれもいいではないか。」などとこのブログにも書いたし、ＦＣ東京の意見箱にもメールしていたんだが。やはり正直勝ちたかった。本当に勝てて良かった。試合後のセレモニーでも城福監督が「もっと早くに得点できていれば（浅利を出すプランもあった）」と言っていたとおり、ゲーム終了間際までもつれる何とももどかしい展開になってしまった。今季東京は、ボールを支配し有利に進めているゲームを落とすことが多い。直近の浦和戦、22節の山形戦、25節の京都戦がその典型で、相手のワンチャンスにやられてしまう。先に得点されてしまうと放り込みサッカーに終始してしまい、引いて守る相手ディフェンダーを崩す工夫が全く感じられないサッカーになってしまう。この神戸戦もまさにそのパターンだった。ＦＷがペナルティエリア内でパスを選択してしまうのが最大の原因だと思う。ＦＷはシュート打ってなんぼや。ダイレクトでシュート！これが足りないんや！まあそれでも、チーム最古参の浅利と藤山が去るホーム最終戦を勝利で飾れたことは何より嬉しい。残りあと１節。新潟戦を勝利すれば４位の可能性も残されている。鹿島かガンバか川崎が天皇杯を獲れば棚ボタでＡＣＬ出場権が獲得できる。そう考えると大事な試合だ。新潟には行けないがＴＶ観戦でサポートするぞー。追）柏のＪ２降格が決まってしまった。これでガンバサポの友人曰く「リーグ戦で優勝できないチームがナビスコを獲るといずれＪ２に降格する」というジンクスが東京を残して真実になってしまった。東京はリーグ戦を制覇しないと近くＪ２落ちしてしまうことになる。そのためにも来季、健全な予算によって確かなポイントゲッターを補強しなければならない。東京フロントよ頼んだぞ！

2009.11.29

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早くも補強の話題が。

東京応援サイトやブログで早くも来季の補強について盛り上がっている。リーグ戦をまだ２節残しており、４位の可能性は十分にあるにもかかわらずだ。それもそのはずである。ナビスコ杯優勝後は、リーグ２連敗、天皇杯でJ2仙台に完敗するなど全く結果を残していないのは、選手層の薄さに起因していることは誰の目にも明らかであるからだ。これまでに発表または報道された補強動向をまとめてみた。●新規加入ほぼ決定選手１.ＦＷ　重松健太郎　ＦＣ東京Ｕ－１８内部昇格２.ＤＦ　高橋秀人　　東京学芸大３.ＤＦ　阿部　巧　　ＦＣ東京Ｕ－１８内部昇格４.ＤＦ　平出　涼　　ＦＣ東京Ｕ－１８内部昇格５.ＤＦ　キム・ヨングォン　全州大　Ｕ―２０韓国代表●獲得候補(推定)の選手１.ＦＷ　永井謙佑　　福岡大　Ｕ―２０日本代表２.ＭＦ　香川真司　　セレッソ大阪　元日本代表３.ＭＦ　金崎夢生　　大分トリニータ　元日本代表●今季途中・今季限りの選手１.ＦＷ　カボレ　　　中東リーグ２.ＤＦ　金沢　浄　　ジュビロ磐田３.ＭＦ　浅利　悟　　引退４.ＤＦ　藤山竜仁　　解雇東京の現状で補強対象の最たるポジションはＦＷである。少なくともカボレの抜けた穴を埋められるだけのポイントゲッターが必要だと思う。今の段階ではまだ大型補強のＦＷの名前は挙がっていない。移籍市場はまだまだこれからが本番である。すごいのが獲得できるかも知れない。名前だけ英雄で失敗したケースも多々あるのだが…。来季の東京は、胸スポンサーＥＮＥＯＳの降板や過去数々の外国人獲得での失策による借金返済など財務事情は必ずしも良いとは言えない。フロントはお金のかかり過ぎる補強には積極的では無いと思う。カボレが抜けた後、すぐ補強しなかったことからもそれは覗える。もちろんチームそのものが消失してしまうような運営は絶対にやめて欲しいのだが、ガンバ大阪サポの友人がこんなジンクスを教えてくれた。「リーグ優勝できないチームがナビスコ杯を獲ると降格する」ということらしい。今季降格する大分、千葉、柏のことを言ってるんだろうが、柏はまだ決まった訳では無い…かなり濃厚だが…。次は東京…って「リーグ優勝すりゃいいんだろ」って言い返しましたよもちろん。

2009.11.25

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浦和戦また勝てず

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ヒステリックな采配とドタバタサッカー

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王者と互角の試合

クラシコ惜敗

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またしても浦和に勝てず。

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ゼロックス杯

悲惨…韓国に完敗。

後半は平山大作戦も…。

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東京Ｕ-18見事優勝！

東京Ｕ-18決勝進出。

日本代表の試合日程調整が難航。

2010年1月6日のアジア杯予選（イエメン戦）の代表メンバー発表。

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新年早々に代表戦って…

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