昔、子供達が幼かった頃は、五島に行きますと美しい海岸での海水浴が楽しみでした。
岩場に行きますと潜ることも無くサザエが手づかみで良く採れましたので、持ち帰って焼いて食べる楽しみもありました。
近頃はレンタカーをして、天気の良い日には教会巡りをすることが多くなりました。
上五島には29のカトリック教会があり、その内二つの教会は国の重要文化財に指定されています。
古くなった教会は新しくなると、耐久性を考えて殆どがコンクリート製の堅牢な建物に変わります。石油備蓄基地で全島青方地区に移住した住民は大きなコンクリート製の綺麗な教会を作りました。
内部も明るく広くなったので、ミサ祈祷をするには便利となった様ですが、訪問者にはロマンが薄らいだと思わざるを得ません。
写真は全国的に珍しい石造りの教会で重要文化財となっている頭ヶ島教会で、1999年に訪問した時のものです。
今回は下および上五島の教会で最もステンドグラスが美しいとされる江袋教会、海岸の断崖に美しい赤波江教会、ルルドで知られる鯛之浦教会、ひっそりとした入り江にある船隠教会、焼崎教会に行って見ました。
江戸時代のキリシタン弾圧を逃れて、遠い離島でカトリックを保持し、明治時代に隠れキリシタンからカトリック教徒になり、育んだ文化財を世界遺産に登録申請をする動きもあるようです。
近頃はバスツアーによる教会めぐりも盛んになっているようです。