新上五島町に残る家内の実家は空き家となってから、16年となりました。
庭には石庭風の池が残っていて、給水することは無いのですが、雨水で枯れることはありません。尤も、側壁に亀裂があるらしく、水位は至って低いのですが・・
此処は昔日大きな鯉がいたのですが、今ではトンボのヤゴの生息地となっていて、シオカラ・ムギワラトンボに加えて、オニヤンマも良く飛んでいます。
どぶ池ですから、藪蚊の大群が発生する筈ですが、殆どがヤゴの食糧となるらしく、あまり蚊に悩ませられることもありません。
特にオニヤンマのヤゴは数年かけて羽化すると言われていますので、この溜り池は生命線とも思われるのです。
榎津滞在中には、シオカラ・ムギワラトンボは池周辺を飛び回るだけなのですが、オニヤンマは庭の窓から良く入って来て、家の中を飛び回っています。
普通は、家の中を徘徊して飛び回って、その内窓から出て行くのですが、先日は偶然1枚の網戸閉めていたのです。
その網戸に止まっていたオニヤンマを逆光気味の状態で撮ってみましたが、なかなか魅力的です。
網戸を開けて逃がそうとしたのですが、動かず戸に挟まれそうになりましたので、羽を捕まえ空に放り投げて、飛んで行って貰いました。