夏の別荘と位置づけて、榎津の空き家で夏の1ヶ月を過ごすことにしていますが、築130年となりますと劣化が進んでいるのが気に掛かります。
外板は芯のみで煎餅の様になっていますので、数年前から水性ペンキで塗装していますし、家の中でも畳も駄目になった藁製畳床を、スチロール製に換えて来ました。
今年は、ペンキ塗装の追加程度で良かろうと思っていたのですが、昨年畳表を取り替えた居間で、黒カビが生えていたのです。
縁側床下の石板が外れていて、雨が降り込む様な状態でした。
この石板は、頭ヶ島近くの友住郷で産出される砂岩で、今でもDIY店でも販売されている
新五島町に特有の石材で、約30kg位の重さがありましたので、近所の方に助けを求め、何とか復旧させました。
しかし、黒カビの元凶は、石板脱落よりも、縦の雨樋からの雨水が地中に浸み込まず、床石板の間から床下に浸入して、床下浸水が起きていたのではないかと疑われました。
エルボーとストレート管で、雨水の排出場所を誘導して変え、床下浸水を防いだつもりですが、果たして上手く行ったのか否かは定かではありません。
来年、黒カビが発生しないことを祈るばかりです!