テーマ:政治について(19783)
カテゴリ:Politics
今国会最大の焦点の1つ、共謀罪の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が徹夜の与野党攻防の末、与党側は「中間報告」と言う異例な手段で採決に踏み切り、与党と日本維新の会などの賛成多数で可決・成立させました。
一般国民からは、警察・検察の捜査権が今以上に強くなり、政府に批判的な言動をしただけで、任意同行から逮捕と言う忌まわしい治安維持法捜査が蔓延するのではとの危惧が大きいのです。 自民党内からも「法案の内容が内容だけに、もっと正々堂々と、委員会採決した方が良かった」と批判の声が出て、国会のあり方に課題を残す結末となりました。 しかし、安倍政権としては、「東京都議会選挙も睨み、延長国会で加計学園の問題を追及されるよりも、採決で批判される方がダメージは少なく、国会を規定通り閉幕する」と判断したとされています。 安倍内閣も閣僚の不用意発言が続発したが、その中でも内閣の政治品格レベルを極端に下げた議員が二人いました。 日刊スポーツからの転載ですが・・ お粗末の1つは金田法相への野党の問責決議提出理由で、「所管する法律の内容が理解出来ず、1人ではまともに答弁出来ない」、共謀罪の危険で出鱈目な法案と共に、法相としても内閣の相当の厄介者となった。 又加計問題では、自由党・森裕子女史は「文科省の再調査は犯人捜しの為だという話も出ている。告発した人は公益通報者にあたると思うが、権利を守る意識はあるか」と尋ねた処、義家文科副大臣は「職員が公益通報制度対象になるには、告発内容が具体的に法令違反を明らかにする必要があり、告発内容が法令違反に該当しない場合、行政運営上の情報を上司の許可無く外部に出すことは、国家公務員法違反になる」と職員を恫喝、牽制した。 前文科事務次官・前川氏の告発に対して安倍首相は「現役のときに言えば良い」と言い、現役の職員が証言し始めると松野文科相は「実名で顔を出して言え」と言う。そして義家氏は「告発はマスコミではなく私に届けろ」と言い、その後「公務員法違反になる」と脅すのだから、教育を司る文科省として甚だ恐れ入ってしまう。 義家氏はヤンキー先生ともてはやされ政治家になったが、ヤンキー部分だけが残った体罰型教師の典型で、お粗末の限りだ。 安倍内閣も閣僚の不用意発言が続発したが、一気に内閣のレベルを下げた2人は特筆すべきだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.06.16 09:08:07
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