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カテゴリ:Paintings
Salvator Mundi「救世主」と題され、キリストの上半身を描いた高さ65cmx幅45cmの小さな絵は、1500年頃に制作されたそうですが、最近ダ・ヴィンチの真筆と鑑定され、美術品競売史上、最高額4億5千万ドルの落札額となりました。
クリスティーズ提供の画像はネットに配信されていますのでダウンロードしてみました。 気品のある絵ですが、両手はよく描き込まれていますが、肝心のキリストの顔は未だ完成していない様にも見えてしまいますが、ルネサンスの天才、ダ・ヴィンチには未完成とされる絵が多いので仕方がありません。 この絵を見ていますと、何か雰囲気がドイツ最高の画家とされるデューラーの自画像に似ているなと思い出してしまいます。 私自身は、ルーブルで最後まで携行していた「モナリザ」を含む3点、ワシントン国立美術館で「若い女性像」1点を見ただけですし、ダ・ヴィンチの真筆は数える程しか無いのですから、垂涎の額が提示されても妥当なのでしょう! 米ニューヨークの競売大手クリスティーズでイタリア・ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチがキリストを描いた油絵が、オークションに掛けられ、史上最高額の約4億5千万ドル(約508億円)で落札された。 このレオナルド・ダ・ヴィンチの油絵「サルバトール・ムンディ」の落札額は美術品の落札額として史上最高額だと発表した。主催者は落札価格を1億ドル(約113億円)前後と予想していた。 「サルバトール・ムンディ」は1500年頃制作、長年行方不明になっていて「幻の作品」として注目を集めていた。20枚もない現存するダ・ヴィンチの絵画の内唯一の個人所有、この作品を除くダ・ヴィンチの絵画はいずれも各地の美術館に所蔵されている。 クリスティーズによると、17世紀に英国王チャールズ1世が所有していたが、その後、所在が分からなくなった。2005年に再び存在が確認されてダ・ヴィンチの作品と鑑定され、2011年にロンドンのナショナルギャラリーで展示され大きな話題となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.17 10:47:30
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