金価格は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)にて最高値を更新すると共に、円安も相俟って、1万2000円/gを超えており、日本でも最高値を更新しています。
2000ADの頃は1000円台/gだったことを考えますと、希少金属で金本位制だった古い過去もありますが、将に10倍に達しているのですから驚きです。
4月1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が年央にも利下げを開始するとの観測を背景に、続伸した。中心限月6月物の清算値は2257.10ドル/ozと、前営業日に続いて清算値ベースでの史上最高値を更新した。
米商務省が3月29日に発表した2月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同期比2.5%上昇と、前月(2.4%上昇)を上回った。これを受けて、パウエルFRB議長は「ほぼ予想通り」との認識を表明した他、目標の2%に向かって「インフレは鈍化していく」と明言したことで、市場ではFRBが年央にも政策金利の引き下げを開始するとの期待が高まり、金の投資妙味が増した。