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北海道の東、厚岸において風評被害を受けた牡蠣は今どんな状況にあるのか、つぶさに知ってはいないのだが、当地に住む友人より牡蠣のプレゼントがあったのは正月の頃。殻のついた牡蠣を蒸して堪能した。このうえない美味は人生の快楽である。
そして本夕、再度の牡蠣プレゼントは人生の絶頂期かと思うほど嬉しかったのは、やや荒んでしまった我が家族の小さな問題の渦中に届いたこと。しこりを揉み解す優しさに満ち溢れた牡蠣は家族の問題を解消させた。食い物は人生の幸福を導く。 高校生の頃の夏休み、少々値のはるカメラレンズを購入すべく行ったアルバイトはある小さな港の改修工事、飯場に住まった夏の短時間を大人の方々は大変喜んでくれて、いただいたプレゼントは、麻袋いっぱいの殻付雲丹であった。いただいた嬉しさを感じつつも当時雲丹を嫌っていた自らの矮小さを今は涎を流しつつ思い出す。 やや足りなかった牡蠣の個数に回想に耽る宵なり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.25 21:30:41
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