友を見舞う
北海道大学病院に友を見舞う。顔色良く、病人に見えないのが救いであったが、諸々の所見から非常に悪い状態であるらしい。来週中頃手術をするという話である、手術もその後の治療も穏やかに終えて、しっかりと回復して欲しいと切に願いつつ、外玄関まで送りに来てくれて握手をして別れるとき、「ここから外に出ればタバコが吸えるのか」、おいおいである。春、雪が消えたころ退院できるだろうと医者は言ったそうで、この寒暖の差が激しく、最悪の道路状況を冬眠して過ごせるのは良いこと、早く良くなってタバコを吸って写真を撮って、好きなフリージャズを聴いて…、お互いに好きなことをするためには稼がなきゃな、と別れた。信じている、今日の元気そうな顔色を、普段と変わりない会話を、そして最良の医療機関に移ったにもかかわらず、「前の病院の看護師さんはかわいい人が多かったんだよ」ってな言葉を。このパワーがあれば、病に勝てるさ!戦友よ。