滓が精神に淀んでいる。
払拭しようと試みるのだが、運動を制限せざるを得なく、本読みも集中できず、朝っぱらから無性に聴きたくなったのがガトー・バルビエリ『チャプターワン』冒頭の「エンクエントロス」。
ワンフレーズが延々とヒステリックに続く。
ガトーのテナーサックスに絡んでカズーがインディアンハープが諸々の民族楽器が咆哮を上げる。
カタストロフ!
帰りの車内でも再び聴いて、澱が若干ながらも流された気がして、明日の午後から休みを取って遊ぶことを決意(^^ゞ
明日は夜一人の時間ができる。
夜を撮るためのロケハンを地図で。
明後日は昼一人の時間ができる。
冬を撮るためのロケハンを記憶から。
それは同時に夜の、或いは冬のドライブであり、ステアリングを握る時間を共にする曲の選択。
明日半休を取り、明後日は一日を休む。
明日午後病院へ行った後我は遊び尽くすのだ。
手始めに今宵は1997年7月ユリイカ「特集 バタイユ」に見つけた、ジョン・ディーキン撮影1952年 フランシス・ベーコンのカタストロフ。
牛の半身を二体、堕天使の羽として遊ぶ歪みから立ち直って行くか。
あざとい病だな、我。