今ごろようやくスキー
しばらくご無沙汰しました。先日バースデイ割引を使って北海道は旭川まで飛んできました。寒波の戻りで一面の銀世界。最低気温こそせいぜいマイナス5度程度でしたが、日中の最高気温がマイナス2度Cという日に、路線バスで市内から30-40分ほどの近郊のスキー場に行ってきました。カムイスキーリンクスというスキー場です。ここは標高約800メートルの神居山山頂から平野に向かって滑り降りるところで、標高差は約600メートル、滑走距離は3キロから3.5キロメートルとのこと。ゴンドラリフトで山頂まで一気に上るのですが、山頂は終日吹雪きで、体感では秒速10メートル以上の風。吹き上げてくる寒風に向かって滑り降りる感じでした。最初はどっちへ滑っていいのかすらわからない状況。雪つぶてが顔にあたって痛いので、フェースガードをつけて滑ったほど。また緩斜面では向かい風で止まりそうになるので、一生懸命に前傾姿勢を保ちました。午後からはすこし下ると視界がよくなってきたので、快適にロングターンで飛ばすことができるようになり、2年ぶりのスキーを堪能しました。北海道のスキー場はニセコしか知りませんでしたが、カムイもなかなか楽しいところです。ただし途中にちょっとかったるい緩斜面が介在するところが欠点といえば欠点。シーズン終わりのウィークデイということもあり、がらがらの状態で、日本人より台湾からの観光客の方が多いくらい。あと地域柄自衛隊員の方々がスキー訓練にきておられました。あまりに人のいないゲレンデというのは滑っていて不安になりますね。このまま滑っていっていいのか?途中でがけに出っくわすことはないのか?などと。シュプールも雪でどんどん消されてしまい、新雪を滑っている錯覚にも陥りました。ちなみに料金ですが当日はスキー板、ブーツ、ストックの3点セットをレンタルして4500円、リフト券が1日で2800円でした。リフト券が比較的安いのではありませんか?ちなみにスキー板はロシニョール製のカービングスキー風のものをそろえていました。旅行中チェロを弾けないのでつまらないかな、と心配して出かけましたが、普段と全く違う風土を経験できる旅行はやっぱり楽しいですね。チェロのことはすっかり忘れていました。小生はいわゆるグルメではないので、食べ物にはこだわりませんが、旭川ラーメンといくら丼は食べてきました。それとせっかく旭川まで行ったので、巷ではやっている旭山動物園にも足を伸ばしてきました。大型バスが開園にあわせて20台くらいやってくる盛況にびっくり。すっかり観光コースに組み入れられている様子。ペンギンの散歩は時間帯が合わずに見られませんでしたが、アザラシがガラスの筒を通り抜けるところや白熊のダイビングは見ることができました。たしかに観客が動物の様子を見易くするための工夫は随所に凝らされているようですが、過剰な期待は禁物。しょせんは動物園ですから。入場料は580円です。宮崎とは全く異なる風景、風土を楽しんできました。