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カテゴリ:オーディオ
モノラル専用MCカートリッジ DENON DL-102に最適化されたモノラル専用トランスを某オークションで先日購入しました。 購入したモノラル専用トランスはHighphonic HP-102MX です。 https://www.audiounion.jp/ct/detail/new/182914/ Highphonicは今も人気のあるDenonのMCカートリッジDL-103の開発者である(とされる)技術者(S氏)によって設立された会社だそうですが、現在は会社の公式HPらしきものはヒットしません。 私が某オークションで購入したものは、上記S氏の出品でした。色々調べるとHighphonicは会社としては今も存在しているようですが、事実上事業活動は停止している雰囲気で、このトランスも創業者・社長のS氏が在庫品を販売しているような感じに見えました。実態は違うのかもしれません。単なる私の印象なのかもしれません。 で、最初に届いた商品は入出力端子の取り付け不良の不良品でした。 以下に画像を記載します。 画像の上からOutputのLch、Rch、アース、Inputです。モノラル専用なのでInputは1ch分しかありません。で、画像から判るようにOutputのRch(上から2番目、赤色)のRCA端子が明らかに短いです。さらに一番下のInput端子はかなり曲がって取り付けられています。 商品到着時に以上のような状況でしたので、すぐさま出品者には返品・交換依頼をしました。 交渉経緯の詳細は省きますが、交換品を送ってもらいました。それが、以下の画像。 Input端子が交換品も若干曲がって取り付けられています(一番下のRCA端子)。Outputの2chの端子は正常に取り付けられていますが、何故か端子下部のプラ部分のカラーがLもRも白色です。正直、私も交換品が届いたことで安堵し、プラ部分のカラーには気が回ってませんでした(苦笑) で、商品受領連絡を既に発信してしまったので、今さら再度返品・交換要求・交渉する気(気力ともいう)はありません。モノラル専用トランスなのでOutputにはLchとRchの違いはない、同じ出力がパラで出ているだけなので、ある意味入出力端子は全て白色で統一する方が筋が通っているとも言える(笑) あ~~~、入出力のLとRについては、Lは白(White)、Rは赤(Red)は多分世界標準だと思います。大昔からです。 このトランスの音質については後述するとして、とりあえずハムが出たりするような不具合は全くありませんでした。 以降は後日追記、修正する予定です。。。 【2021/12/04 19:00追記】 以前書いたDL-102のアンプのMM端子直結時の音質評価は以下のとおり。 ・「トランスなし MM入力」 ・DL-103に比べて低域が緩む、ボンボン鳴る感じ、中域の厚みはあまり感じず ・DL-103よりは明らかにレンジが狭く(高域が出ていない)、DL-103に対する優位性を感じられず ・DL-103の方が良い 今回はPhase Tech T-3経由時とHighphonic HP-102MX経由時の比較です。自分が所有するモノラルレコードのうち、比較的音質が良いもの↓を聴きました。トランスを瞬時切り替えし比較試聴することはできないので、Phase Tech T-3経由時の音の記憶との比較に過ぎません。 ・Miles Davis/ Walkin'/ Prestige(国内盤 東芝EMI) ・Miles Davis/ Bags Groove/ Prestige(国内盤 東芝EMI) ・Miles Davis/ Cookin'/ Prestige(国内盤 東芝EMI) ・「トランスあり(Phase Tech T-3)」 ・トランスなしよりは低域が締まる、中域の厚みはそれほど改善されず ・DL-103よりは明らかにレンジが狭く(高域が出ていない)、DL-103に対する優位性を感じられず ・「トランスあり(Highphonic HP-102MX)」 ・Phase Tech T-3 よりもさらに低域が締まる、中域の厚みが増えることはない ・DL-103よりは明らかにレンジが狭く(高域が出ていない)、DL-103に対する優位性を感じられず 一言で言えば、期待していたほどの音質改善効果をこのモノラル専用トランスでは得られていません。勿論音質低下したわけでは決してありません。 まぁ、私が使用しているSONYの30~40年前の10万円以下のプリメインアンプ(SONY TA-F333ESL )、同じくYAMAHA NS-1000Mという年代物SP(片側当たり10万円くらい、LR合計で20万円くらいで新品購入)という環境が関係しているのかもしれませんね。他には私の音質評価能力、耳力、聴覚機能に何らかの問題があるのかもしれません(苦笑) ということで、Phase Tech T-3とHighphonic HP-102MXをinput側、output側のRCAケーブルを抜き差しして使い分ける手間を惜しまないほどの差異はなかったという結論です。 なので、"レコード音楽再生復活プロジェクト その6"で取り上げた FR(Fidelity Research)のFRT-4 https://audio-heritage.jp/FIDELITYRESEARCH/etc/frt-4.html を購入してしまいました。某オークションにて。 ものは未だ届いていませんが、現在輸送中であることは出品者からの宅配便伝票番号情報で確認できております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/04/04 02:18:50 PM
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