心の奥は制御不能・・・?
×引きずる×妄想する×取り越し苦労僕は“過ぎたことをイジイジと引きずってしまう”という面があります。さらに有りもしないことを勝手に妄想し、結局取り越し苦労におわり、無駄な時間と精神を消耗する...。例えば、彼女とチョットしたことで口論になったとしましょう。でもその席でお互いキチンと意見を交わし、時間が経つうちに二人とも冷静になり、元通りに収まる。普通に考えれば「一件落着」と思うでしょ?ところが・・・自宅に戻った僕は、一人で飲みながら反省を。「なんで彼女にあんなことを言ったのか?」「僕のことを少し嫌いになったのでは?」「いや、そもそもあの店に行ったのが失敗だったのか?」などなど。過ぎたことでどうしようもないのに、ダラダラと引きずる。で、自己嫌悪&大酒を喰らう。よく男女の別れの話題になると、「女性はサバサバしてるけど、男は未練がましく引きずる・・・」なんてこと、言われますよね?まあ、僕がそうだということもあり、それは否定はしませんが、よく新聞の投書欄などには、女性でも「引きずる」という相談が結構ありますよ。例えば・・・「結婚10年目の主婦です。子供がふたり。生活には恵まれていると思います。でも、結婚前に交際していた主人以外の彼のことがずっと忘れられません。もし彼と結婚していたら、どんな生活を送っていただろう・・・と考え出すと、眠れなくなってしまいます。どうしたら・・・」みたいな。・・・・・・・・・・・・・・次に「妄想&取り越し苦労」について。小五郎が30代前半の頃、20代半ばのイベントコンパニオン(この女性、よく登場しますが・・・)と付き合っていた頃の話。東京モーターショウ(幕張メッセ)の仕事でホテルに宿泊していた時のお話。僕は某国産車メーカーのブース。彼女は部品メーカーのブース担当。ホテルも別々でした。当時はたしか2週間くらい開催されていたと思います。彼女とは3日に一度くらいは一緒に夕飯を食べていました。ちょうど期間の中頃、彼女のブースのスタッフで中打ち(注※)が行われると聞きました。(注※)長期の仕事が終わると「打ち上げ」ってやりますよね?ちょうど半ばを終えたあたりでやるのが「中打ち上げ」略して中打ち。実は彼女のブースの担当代理店のT氏から、「ふたりで食事に行こう」と誘われている・・・と、彼女の口から聞いていました。で、中打ち当日。T氏は立場的には幹事の役割ですので、当然そこにいます。当然心配になる小五郎。「部屋に戻ったら電話してよ」と本当は言いたかったのですが、なんか小さい男に思われるのがイヤで、「あまり飲みすぎるなよ!」と言う程度にとどめておきました。夜の10時頃、もう戻っていると思い、携帯に電話しました。留守電になっていて、彼女は出ない。それから11時にもう一度。でもやはり出ない。0時に再度。まだ出ません。「ひょっとしてT氏とふたりでどこかの店に行ったのか?」(←妄想)これ以上携帯に僕からの履歴が残ると、やはり「小さくて心配性なカッコ悪い男・・・」になってしまうと思い、酒を飲みながらモンモンとした夜を。彼女が心配で頭が冴えてしまい、眠る気にならず、それでもさすがに朝方2時間ほど睡眠をとり朝6時半に起き、再び携帯に。でも、やはり出ない。「ひょっとして、酔って風呂に浸かりながら、そのまま眠ってしまったのでは?」(←妄想)心配になり彼女の宿泊ホテルに電話し、彼女の名前を言って、「仕事のことで至急伝えたい件があるんです。部屋につないでくれませんか?」とお願いしました。ホテルスタッフは彼女がモーターショウ関係者ということを知っているためか、「少々お待ちください」と。数十秒後「コールはしているのですが、電話には出ませんね。もうお出かけになったのではないでしょうか?」と。いや、彼女がホテルを出るのは毎日8時頃だと聞いていた。そんな早くに出かけるはずがない。そのホテルはカードキーで、いちいちフロントには預けないので、彼女が外出したかどうか?まではわからないのです。ここで、薄々僕の心に宿っていた不安がムクムクと・・・「彼女は部屋に戻らなかった!やはりT氏の部屋に泊まったんじゃあ??!」(←妄想ピーク)・・・・・・・・・・・・・・・8時ちょっと前、僕がホテルを出ようとすると彼女から電話が。「ゆうべ何回か電話くれたみたいだけど、なんだったの?」のんきな口調にムカッとして、(たぶん早口だった)まくし立てる。「ゆうべは何時に戻ったのか?」「そもそもちゃんと自分の部屋に戻ったのか?」(←勢いで聞いちゃった)「今、どこにいるんだ」などなどを・・・・・・で、実際は・・・「10時過ぎに部屋に戻った」「眠すぎてシャワーも浴びず、ベッドへ」「朝早く起き、シャワーを浴びで早めに出て、朝マックしながら電話してる」これぞまさに絵に描いたような、取り越し苦労・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまで書いていて、そういえばこういう話、昔の昼ドラとかにもあったなあ・・・って思ったりしました。例えばこんな風に。。。リビングルームのソファには五郎がひとり。テーブルの上にはウイスキーのボトルとガラス製のアイスペール。五郎は不機嫌な表情でタバコをふかし、ロックグラスに乱暴に酒を注ぐ。部屋の中は時計の秒針の音だけがやけに大きく響く。針は午前2時を指している。リビングのドアが開き、亜美がそっと覗く。「まだ起きていたの?」「こんな時間まで、誰と何してたんだ?」「言ったでしょう?同窓会で遅くなるって」亜美、後ろ手にドアを閉めながら、部屋の中に入ってくる。「主婦がこんな時間まで遊んでるわけないだろ!」「独身の女友達と二次会に行って、話し込んでたらついこんな時間に・・・」「ウソつけ!どうせ照夫とふたりで会ってたんだろ!ごまかすな!」「そんな、ひどい。言ったでしょ?あなたと結婚して以来、彼とは会っていないって」「ハン、そんなこと信じられるか!でもな、言っとくがおまえは俺の女房だ。あいつのものじゃないんだよ!」と言い捨て、五郎部屋を出て行く。バタンと激しく閉められたドアに背を向け、不安げに目を泳がす亜美。その表情にゆっくりとズームインしながらナレーションが入る。「彼女はウソはついていなかった。実際、照夫とは会っていなかったし、もう忘れたつもりだった。しかし運命のいたずらか・・・照夫と偶然再会してしまうことなど、この時の亜美は知る由もなかった...。」 つづくなんてね~「愛憎劇」っていいますが・・・愛情は何かの拍子に、瞬時に憎しみに変わる。人間の感情とは、時に制御できない恐ろしさも秘めている。そういえば、幕張での一件も。「彼女の話を信じれば・・・」ですけどね。。。こわー。・・・・・・・・・・・・・ps:さて次回はいよいよ(?)「細マッチョ目指し中の小五郎の中間報告」として、ボディ写真、公開します。興味ないかたは完全スルーしてくださいね!