[エンタメレビュー]の記事一覧 | It talks about the charm of the woman.

「スカート男子」増殖中

先日のヤフーニュースに、面白い記事が載っていたので、引用します。原宿、青山おしゃれな街で　「スカート男子」増殖中　8月5日10時15分配信 J-CASTニュース（c）Fashionsnap.com　 Aラインのロングスカートが多いようだ「スカート」を履く男性が東京・原宿や青山などおしゃれな街で増殖している。黒いロングスカートやハイヒールのブーツを履いている人もいて、「スカート」はもはや「女性専用」ではないようだ。アンケート調査でもメンズスカート肯定派は4割以上を占めていて、男性ファッションとして市民権を得つつある。■レディースのスカートを男性が購入「スカートを買う男性は結構いますよ。以前から『コムデギャルソン』のようにモードファッションで男性用のスカートがありますが、最近は一般にも広がってきているみたいです」　というのは、古着屋「トウキョウアリス（Tokyo　Alice）」のスタッフだ。ここでは、「ジャンポール・ゴルチエ」「ヴィヴィアン・ウエストウッド」といったデザイナーズブランドや「エイチナオト」など、いわゆるゴシック系ブランドを専門に扱っている。男性客が買っていくのは、足の露出が少ないロングスカートが圧倒的に多い。ただ、なかには短いスカートを買う人もいて、この場合はパンツに重ねて履くそうだ。ゴシック服が人気の「エイチナオト」は2009年夏、メンズスカートの扱いはないが、広報担当者は、「レディースのスカートを男性が購入するケースが目立っている」と明かす。ロングの黒いスカートがよく出ていて、価格は2万円前後が売れ筋だ。ストリートスナップを掲載している「ファッションスナップドットコム（Fashionsnap.com）」には、スカートを履いた男性が何人か映っている。「男性ファッションは、モードとユニセックスがキーワードになっています。スキニーパンツ（細身のパンツ）を女性だけでなく男性も履くようになった辺りからファッションのジェンダー化が進み、男性がスカートを履いても問題ない、という意識が広がっていると思います。スカートを履く男性は東京・原宿などおしゃれな街で1、2年前から増えていますし、ハイヒールのブーツを履いている男性もいます。女性のアイテムはスタイルをよく見せるものが多く、それに男性も気づき始めたのではないでしょうか。ちなみに、足を露出する場合はむだ毛の手入れもしているようです」光山玲央奈編集長は、こう話している。■メンズスカート、肯定派は4割以上人気ファッションブログ「Elastic」で、「メンズスカートはあり？　なし？」というアンケートを08年12月21日に行った。09年8月4日時点で1329票集まっていて、「あり」は565票、「なし」は764票だ。肯定派は4割以上を占める。「ロングの巻きスカートを袴っぽく硬派にスタイリッシュに着こなしている男性がいて素敵でした」　　「ロング丈やパンツの上に履いてるのは普通におしゃれだと思う」というのが肯定派の意見だ。　すでにスカートを履いているという男性もいる。「コムデギャルソンオムプリュスのスカートを4着所有しています。ワインバーや居酒屋に履いていきます」　　「メンズスカート実践してます。オシャレの幅が広がって楽しいですよ！」　一方、否定派は「まだ男性のスカート姿には違和感を感じる」「似合わずに着る人が街に溢れそう」「モード、パンクの人ならアリ。日常ではなし。スカートはいて大学には行けない」という意見だった。以上。う～ん、知らなかった．．．。皆さんはどう感じましたか？

女性映画監督　西川美和さん

６月１９日に放送されたＮＨＫ「トップランナー」西川さん出演というのをテレビ欄で見て、ビデオに撮っておいたのを昨日見ました。その姿をちゃんと見たのは初めてでしたが、とてもチャーミングな方で、映画監督っぽくないです。黒のインナーにグレーのジャケットという衣装は落ち着きがあって、もし普通の会社にいたら、典型的な「美人で仕事ができる女性」で、その内容ですが、ＭＣの箭内道彦さんが、「西川さんの作品には、女性に厳しいシーンが多い気がする」というフリをしたところ、西川さんいわく、「女のいやらしいところを描くのも結構大事かなと．．．思って」（ご自身で脚本も書いてます）「男性が描く女の人が良くないって言うつもりもないけど、可憐で、可愛く、純粋で．．．っていう女の人の美徳ばっかり書いていると、世の中の大勢の女の人って、フィルム（映画）の中に自分の居場所を見つけられないって思う。私がそうなんで。そういうのを観ると。ネガティブな部分を書いたほうが、逆に観ている女の人が居場所を感じられるんじゃないかな？　って思うんですけどね」っておっしゃる。　んーこれは女性だからこその言葉かな。ＭＣ　ＳＨＩＨＯさん「ご自身は、男っぽいとか女っぽいとか、どう思ってます？西川さん「女性として生きていかなければいけないということに対して、違和感を感じていた。女性としての「生き辛さ」を感じている。でも最近は、女性という性別を考えずに生きて行くようになったかな～」で、今日、彼女の作品で箭内さんも良かったといっていた、「ゆれる」のＤＶＤを借りてきて、ついさっき見終わりました。箭内さんは、番組では「良かった」といっておきながら「後味が悪い」とコメントしており、「？」な感じだったのですが、観て納得しました。作品としての出来はすごくいいです。出演している役者もすごいです。当然、演技も．．．でも．．．確かにものすごく後味悪いです。言葉では表現できません。気になる方はぜひ観て下さい。あと、これは僕の個人的な感想ですが、この後味の悪さ、何かと似ているな？と感じ、思い出しました。クリントイーストウッド監督の「ミスティック・リバー」どこか、似てるんですよ。うまく説明できないけど。次回のブログは「ヌーブラＣＭ撮影秘話」です。お楽しみに！

泣いてしまいました。

５月３０日からスタートした土曜ＮＨＫドラマ「風に舞いあがるビニールシート」ご覧になっている方いますか？聞きなれないですが、「UNHCR‐国連難民高等弁務官事務所」の活動をテーマにしたドラマです。UNHCRとは...世界中の紛争や迫害によって難民となった人々とを保護し、難民問題解決に向けて活動する国連の機関‐（番組公式サイトより）ドラマは、世界各地のフィールド（現地）勤務を経験したエド（クリス・ペプラー）と、キャリアアップを目指してUNHCRで働き始めた里佳（吹石一恵）が、最初は反発しあいながらも結ばれるところから始まります。ほどなく結婚する二人ですが、夜、ベッドの上でもエドは昔の悪い記憶がよみがえるのか、うなされ続け、心配してエドに触れる里佳の手を乱暴に振り払う。里佳の表情には、困惑...寂しさ...失望感...吹石さんという女優の作品はあまり観たことがありませんでしたが、この作品での彼女の演技はすごくいいです。が、それ以上に良いのがクリスさんです。彼はＤＪとしては超有名ですが、僕の知る限り俳優としてはこれが初めてではないでしょうか？かつてフィールドでは、様々な人の死を目の前で見てきたであろう彼の任務。平和な日本に来た現在でも、過去の苦しい経験から逃れられない男。彼の風貌とも相まって、すごくリアルなキャスティングだと思いました。で、先日の第３話では、フィールドに戻ったエドが亡くなったという報告が．．．。生前のエドに思いをはせる事務所の同僚たち。事務所副代表役の佐野史郎さんは、コーヒーを自分で淹れるのが好きで、エドの死の前、安否を気遣う里佳の上司・神谷（片平なぎさ）にコーヒーを淹れながら、「エドはブランデーを入れて飲んでいた」というエピソードを話す。そして、彼の死を聞いた佐野さんは、テーブル反対側のエドが座っているだろう席に彼のためのコーヒーを置き、自分はブランデー入りのコーヒーを飲み、（セリフはないが）「悪くないな」という表情を浮かべた直後、泣き崩れる．．．。そこで、僕も一緒に泣いてしまいました。「生きかたに迷う」「自分には何が向いているのだろうか？」「何をしたらよいのか分からない」こんなふうに誰もが一度は思うことでしょう。でも．．．迷うことなど許されず、生きかたの選択肢など与えられず、ただひたすら、一本の道を突き進むしかない．．．エドのような人は世界中にたくさんいるはずです。このドラマを観て思いました。ドラマを見終った後に公式サイトにアクセスしたのですが、その中のスタッフブログに以下の記事がありました。2009年06月12日 (金)風に舞いあがるビニールシート　パキスタンで土曜ドラマ「風に舞いあがるビニールシート」は国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）を舞台にしたドラマですが、現実のUNHCRで大変悲しい出来事が起こってしまいました。パキスタンのペシャワルで９日夜、ホテルへの自爆テロ攻撃のため多数の死傷者が出ました。亡くなった方の中には、UNHCRの職員もお一人含まれていました。亡くなったUNHCRの職員、アレクサンダー・ヴォルピックさんはドラマの第１回で、坂本が志願したのと同じ緊急ロスターの制度でパキスタンに赴任し、事件に巻き込まれたとのことです。紛争を逃れてきた何十万もの人が避難民となっているパキスタンの北西辺境地域。増え続ける避難民保護のため緊急ミッションに応じた彼の無念を思うと胸がつまります・・・。ベオグラードのご家族に心より哀悼の意を表しアレクサンダー・ヴォルピックさんのご冥福をお祈り申し上げます。引用以上。彼らは、もう一度生まれ変わったら、またこの仕事に就きたいと思うでしょうか？．．．。こんなこと、平和ボケした日本に住む自分のような人間に語る資格は無いと思います。まとまりのない文章ですみません。

痴漢冤罪

数年前の作品ですが、映画「それでも僕はやっていない」のＤＶＤ見ました。いやあ、恐ろしい内容です。ストーリー・・・就職活動中の金子（加瀬亮さん）が、会社面接へ向かう満員電車で痴漢に間違えられて、逮捕されてしまう。取り調べで容疑を否認し無罪を主張するが、自白を迫られ拘置されてしまう。金子の弁護にあたった新米弁護士・須藤（瀬戸朝香さん）は、被害者と同じ女性の立場から痴漢冤罪事件の担当を嫌がるが、ベテラン弁護士・荒川（役所広司さん）にはっぱをかけられ裁判に臨む。そして、そこで繰り広げられる「言葉」「心理」「心情」のもつれ合い．．．。タイトルどおり、運悪く痴漢と間違えられてしまった男の話ですが、とてもリアルで、見ている者に、「怒り」「悲しみ」「安堵感」など、色々な感情を抱かせます。この映画を見て思ったのは、「世の女性の皆さん。痴漢にあったときに声を上げるときは、どうぞ確実に！慎重に！」ということです。ちょっと言い方が変ですが．．．また、第三者であっても、はっきり見てもいないのに「たぶんこの人がやった」なんて軽々しく証言しないでください。その行為が、一人の人間の一生を下手したら壊してしまいかねないからです。もちろん、痴漢は卑劣な行為です。もしあなたが、万一、満員電車の中で痴漢にあわれたとき、確実に「この人だ！」とわかりますか？男の僕には経験がないので分かりません。ただ逆に、電車の中で、どうにも身動きがとれず、おもわず女性の体に手が触れてしまうようなことは男性なら誰でも経験しているでしょう？そんな時、一瞬「痴漢て言われたらどうしよう」と思ったりしませんか？この映画では、一人の青年が、ほんのわずかなタイミングのズレで、いや、それ以前に乗った位置も悪かったのですが、被害者に痴漢と断定されてしまいます。その後の青年の受けた仕打ちの理不尽さといったら．．．ろくに話を聞こうとしない駅員。１２０％犯人と決め付ける刑事。拘置所での扱い。そして、この映画の最も重要なテーマである日本の裁判制度。しかし、そんな青年に手を差し伸べる弁護士や友人たちの大奮闘！とにかく、繰り返しますが、特に女性の方々、絶対に見ることをお勧めします。万が一にもあなたが「間違った」告発者にならないためにも。