2447581 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アウトドアーズ・コンパス 旧ブログ(~2018年2月)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2013年01月23日
XML
こんにちは!アウトドアーズ・コンパス 副店長の楠です。

☆前回のつづき☆

実践版シーカヤックアカデミーである
「第十次瀬戸内カヤック横断隊」のレポートです!

皆様、のんびり読んでいただけると嬉しいです。

11月29日(木)アカデミー6日目

-----------------
天気 曇りのち雨 大潮
28人、27艇(タンデム1艇)
リーダー:楠

7:20情島出発
8:20倉橋島亀ケ首到着
9:25倉橋島南端鹿老渡島到着(トイレ休憩)
9:35倉橋島南端鹿老渡島出発
10:15鹿島南端到着
11:50津和地島到着怒和島水道通過
13:10周防大島東端到着(昼食休憩)
13:50周防大島東端出発
16:00沖家室島通過
16:30周防大島地家室上陸
行動終了
-----------------

広島県情島の東側にある野営地は、満潮線の近くで

テントを張って寝ましたが、とても静かで快適な夜でした。

いつものように4時半に起きて天気をチェックした後、テントから出て

焚き火を使って朝食を作りました。

モチを焼いて、しょう油をつけて食べて、

さらにタマゴとベーコンを焼いて食べて、

最後は温かいスープを飲んで食事を終わらせました。



今日は僕がリーダーですが、過去に何度も経験してはいてもやはり緊張します。

最終目標地の祝島までの距離を考えながら、

距離を延ばしたい!と強く思って海図とにらめっこしました。

出発前のブリーフィングで今日の目標地を山口県周防大島の南側と決めて、

隊員は気合い十分の中で海に出ました。

風の影響も少なくて天気も良いし、潮の流れもまずまずというコンディションで、

まずは情島から倉橋島の最南端を越え、広島県の鹿島の最南端まで順調に漕ぎました。



鹿島の最南端から津和地島と怒和島の間を漕ぎ、さらに南下して諸島、周防大島と目指しますが

潮の流れがとても早く、おまけに大型船がたくさん通過する本線航路を漕ぐので、

とても緊張感が高まるルートだと思いました。

僕は海峡横断をする前に全隊員をいったん集めて横断の注意とお願いをして、

昼食の時間が遅くなることを再度伝えて、多めに携帯している行動食を食べてもらいました。

横断準備が整ったところで漕ぎ出し、周防大島の南側を目指しますが、

そこまで漕ぐのに津和地島の西に流されてルート変更をしてしまうと

潮の流れの関係で厳しい状況になりそうだったので、絶対流されたくないと思いながら

ナビゲーションをしました。



潮流を感じながら進行方向を決めて順調に進んでいると、

西の方向から潜水艦が現れました。



20130123_01.jpg



目の前を通過する潜水艦にはカメラを構えた乗組員の人影が見えていたので、

僕達の写真を撮っていたと思います。

潜水艦は超スローペースで通過していきましたが、海上で通過を待つことが

長く感じて、自分達が潮に流されていないかを心配しました。



その後、海が激流の姿に変わる前に津和地島、諸島と通過し、

周防大島の南側の入口まで漕ぎ着けて一安心しました。

周防大島に入ってすぐに遅めの昼休憩をしたところで雨がポツポツと降ってきて、

そして雷がゴロゴロと聞こえてきました。

雷は、シーカヤックで沖にいれば絶好の標的となるのですごく怖いです。

今日の目標値は周防大島の南といっても沖家室島まで行きたいので、

雷が鳴る間は最短ルートの沖へは出れません。



20130123_02.jpg



雷の様子を気にしながら岸沿いを1時間ぐらい漕いで休憩すると、

隊員の中でラダーの調子が悪いことが分かり、

それを海上で直すプロガイドの赤塚隊員。



20130123_03.jpg



直している間にゴロゴロという雷の音が消えたことに気付き、

沖へでて最短ルートが狙えると思い、隊長へ相談してみるとGoサインがでました。

進路を全員に伝え、一気に沖家室島まで漕いで16時ごろに到着しました。

以前に沖家室島の南側で野営をした場所を海の上から確認し、

狭いスペースで無理だと判断をして、原隊員が地家室に知り合いがいるということを

聞いていたので隊を地家室へ誘導しました。



16時半ごろ地家室へ到着しましたが、1つの浜へ全員が上陸できなくて

二つの浜へ別れることになりました。

もちろん焚き火宴会は1つの場所で行いましたが、

横断隊では全員で協力することや伝達事項が多くあるので、

二手に別れることはリスクがあります。



浜のスペースの問題なので仕方が無いことですが、

実は僕の上陸確認が甘かった点があります。

それは、先ほど通過した沖家室島で野営地の確認を「海の上から」してしまったことです。

沖家室島で上陸して奥の方まで確認していれば、1つの浜で上陸できていたかもしれません。

海の上からは、浜の奥までスペースを確認ができないのです。

このことは、この日に隊長から強く言われました。

僕は「野営地は上陸して確認する」ことを過去の横断隊で教わっていたことなのに、

原隊員と地家室の話をしただけで、先に行けば快適な浜があるだろうと思い込んでいたのです。



20130123_04.jpg



雨の中で濡れた流木に火をつけた焚き火を必死にキープしながら、

インナーウェアーを乾かし、今日の反省をじっくりした夜でした。




11月30日(金)アカデミー7日目最終日
-----------------
7日目

28人27艇(タンデム1艇)
リーダー:赤塚

6:45周防大島地家室出発
8:05周防大島安下埼通過
8:45海上保安庁 巡視艇「くがかぜ」来る
9:50周防大島法師埼通過

三人合流→31人30艇

11:00上関千葉埼(昼食休憩)
12:05上関千葉埼出発

二名離脱→29人28艇

12:45上関海峡横断
15:30田ノ浦到着
16:00祝島到着
行動終了
-----------------
リーダー赤塚隊士が、良い感じにナビゲーションしました。

この日も距離を漕ぐことができ、最後は強い北西の風と向き合いながら

無事に祝島へ到着できました!!

祝島のみなさま、そして応援してくれたみなさま、本当にありがとうございました。


ながなが書きましたが、読んで頂きありがとうございました。

おわり





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年12月08日 18時26分34秒
[└瀬戸内カヤック横断隊] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

カテゴリ

プロフィール

KOMPAS002

KOMPAS002

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月

© Rakuten Group, Inc.