2444519 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アウトドアーズ・コンパス 旧ブログ(~2018年2月)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014年12月22日
XML
こんにちは!アウトドアーズ・コンパス スタッフの楠です。


2014年11月22日(土)~11月28日(金)

今年も実践版シーカヤックアカデミーである『瀬戸内カヤック横断隊』
へ参加しました。

前回のスタッフ楠の『第十二次瀬戸内カヤック横断隊』

実践版シーカヤックアカデミーその1

スタッフ楠の『第十二次瀬戸内カヤック横断隊』
実践版シーカヤックアカデミーその2

引き続きレポートをお届けしますね。

どうぞ最後まで、のんびり読んでいただけると嬉しいです。


☆2014年11月25日(火)シーカヤックアカデミー4日目☆


よく続いた好天から雨に変わった
第十二次瀬戸内カヤック横断隊です。

4日目のリーダーは3度目の参加の和歌山県プロガイド 平田隊士です。

前夜に焚き火を囲いながらリーダーを中心に話した結果、
早朝の雨と風が気になることもあり、
この日は5時に1度目のブリーフィングをすることにしました。


そして朝5時集合。

この時の予報で午前中に進めそうだと判断し、
再度7時に離陸ができる準備をして
2度目のブリーフィングを決定しました。





出られそうと決まってからテントの前室でまず朝食!
食べた後は少々冷たい雨の中の野営撤収でした。





7時のブリーフィングで、判断地点や野営予定地を決め、
愛媛県の岡村島を離陸です。





雷が無くて良かったと思います。

僕は雨の中を漕ぐ事も好きなので、
こういった連日 海に出る時に降る雨は、潮抜きもできお風呂に入れる感じです。

ただガスも多く、視界が悪かったし、フードを装着すると
さらに視界が狭くなるような・・・。

それもあって僕はできるだけ海上ではフードを被りません。

音も聞こえにくくなるので、ハットで凌ぎます。


大崎下島の一番南側、向いの潮流が強い所に入りました。

事前にリーダーから1列で漕ぎぬけると話があり、
隊列を組んで慎重に漕ぎ始めたのですが、
ラダーの踏み違いなのか、角田隊士が転覆しました。





神奈川県のシーカヤッカー三澤隊士がすぐにレスキューへ、
続いて最後尾から三重県のプロガイド本橋隊士がレスキューへいき、
角田隊士は潮流の弱まる所へ流されながらも
サポートで再乗艇ができました。

本橋隊士は角田隊士のコクピットの海水をビルジポンプで抜き、
その2人を一番に助けに入った三澤隊士が牽引しました。

そしてたまたま近くにあった砂浜まで牽引です。

僕はいつでもフォローできる位置だったので、

「みさわさーん、牽引フォロー入りましょうか?」

と声を掛けましたが、

パワフル三澤隊士、潮流、そして2艇分の牽引に負けず、

「もう大丈夫ですよ。いけます。」と冷静な声で答えました。


ナイス レスキューの一言でした。


僕は角田隊士の状態を確認した後、
先に潮流を漕ぎ上がった14名の隊士の所へ行き、
状況を説明して3人を待ちました。


もっと詳しく書くべきかも知れませんが、
この辺で転覆の件は終わりにします。


角田隊士もバッチリ装備を整え、再出発です。



撮影:三澤 昌樹


雨が降ったり止んだり、そして北西の風が吹く中、
安芸灘とびしま海道の南岸ベタベタを漕ぎ進みました。

島を風除けにしながら進みますが、
豊島と上蒲刈島の間の横断など、
橋の方角から強く吹き込みました。


11時すぎ、広島県上蒲刈島の県民の浜へ着陸しました。

ここの施設の従業員の方へ挨拶と野営の相談をすると、
もう少し西へ進んだ恋ヶ浜海水浴場を紹介していだだきました。

北西の風がだんだん強くなっていたので、
早めに離陸して恋ヶ浜海水浴場へ着陸です。





着陸後、焚火の場所を決め、
全員で濡れた流木などのタキギを集め、
乾いた落ち葉や松の葉を探し、焚火は無事にできました。

雨と海水でビショビショになったウェアーを乾かし、
悴む手も温められて幸せな時間です。





恋ヶ浜キャンプ場の利用許可も頂けて、雨も止んだので、
久しぶりに明るいうちのテント設営をしました。

今朝の離陸前にビショ濡れになっている道具を、風で乾かすことに。

しかし思ったより湿度が高くて乾きにくい中、
なんとかテントのインナー内は乾いた状態にできました。


早めの着陸だったので、隊士達は辺りの散策や
焚火料理、道具のメンテ、昼寝などをしながら
時間を過ごしました。



撮影:三澤 昌樹


焚火は夜まで燃え続け、夜の部の横断隊がスタート!

リーダーや個人の反省や今日までの行動について、
色々あつーい意見を交わしながら過ごしました。


この日は、僕もながーく焚火ができて、
十分に疲れが癒され (燻されかな・・・笑) ましたよ!


2014年11月25日(火)ルート↓




雨、北西の風
漕行距離20.5km

リーダー:平田




☆2014年11月26日(水)シーカヤックアカデミー5日目☆


朝4時半、体内の目覚まし時計で目が覚めてから
コーヒーを飲み、続いて朝食を作りました。





おでんの残り出汁にモチとキャベツ、シイタケを煮てと。

モチとうどんは好物なので 僕は飽きませーん!!





昨夜からの北風は落ち着き、恋ヶ浜キャンプ場でも
気持ちの良い朝を迎えられました。

5日目のリーダーは3度目の参加の愛媛県シーカヤッカー 本宮隊士、
サブリーダーは僕です。

この日、できれば山口県の周防大島を目指したいと話し、
明日以降の天候を予想しながら周防大島の北側ルート、
それとも南側ルートへ行くか重要な判断でした。

ここまでいいペースできて残りの距離だけで考えれば余裕です。

でも風や潮流の強さや向き、
そしてルート次第では目標の祝島までたどり着けません。


元気よく早朝ブリーフィングをして、上蒲刈島を離陸しました。


潮回りは午前中がほぼ向かい潮、午後から追い潮、
また、晴れから雨の予報です。





上蒲刈島から倉橋島の亀ヶ首へ横断成功。

前半は晴れて視界も良いのですが、
向かい潮の影響もあり、なかなか漕ぎ進みませんでした。

こういった進まない時間が耐える所ですね。

あっという間に12時前になり、
倉橋島の南東にある小さな浜でお昼休憩です。





上陸して温かい昼食がとれることは幸せです。

でも必ず昼食やトイレで着陸ができるとは限りません。

大めの行動食や海上で排泄物の処理ができる準備は
必要だと思い、装備しています。





リーダーと隊長が後半のルート確認をしている中、
辺りを見ると漂着物がたくさん上がっていました。

こういった漂着物から、
色々と学べる所も横断隊の面白さだと思います。


昼食後のブリーフィングで、
鹿島の最南端から羽山島経由で横島を目指し、
14時半までに横島へ到着しなければ、柱島で野営を予定しました。


倉橋島から鹿島の最南端まで行くと、
僕の地元 松山の忽那諸島が広々と見えました。





今回は怒和島水道は漕がず、
横島を目指していると潜水艦も発見です。

過去の横断中では、海峡のど真ん中で潜水艦の通過を
ながーく 待つこともあり、懐かしく思いました。


雨がポツポツ降りだす中、
14時半までに余裕をもって横島へ到着。

そこから一気に山口県の福良島経由で
周防大島の北側にある逗子ヶ浜海水浴場を目指しました。


横断中にパラパラした雨も止み、
西の空を見ると濃厚なグレー色の雲が動いていました。

なんとなく嫌な感じが。。。

僕は風が急に上がらないことを祈りながら漕ぎ、
福良島の手前で休憩した後は最短コースで屋代島を目指しました。

そして思ったとおり風も強くなり、
おまけに諸島水道の潮流も強く流れていて、
南東の方角に見える情島へ引き込まれないよう声を掛け合いました。


なんとか暗くなる前に屋代島にへばりつき、





良い感じの夕焼けを見ながら逗子ヶ浜海水浴場へ着陸できました。





着陸後はご褒美の夕焼けと虹のコラボ!

そしてさっき渡ってきた島々海道が綺麗に見えました!!

感動です。。。





逗子ヶ浜海水浴場は流木もたくさんあり、
とても静かで気持ちの良い浜でした。





夜の部の横断隊がスタート!

第一次から参加している山口県のシーカヤッカー大田隊士も、
自分の地元である山口県へ入れたことを喜び、
今宵も『夜の部の隊長』としてリードしてくれました。

大田隊士は毎晩最後まで焚火の側にいます。

そして隊の士気を高める凄腕なのです。


2014年11月26日(水)ルート↓




曇り 北西から北東の風
漕行距離45.4km

リーダー:本宮
サブリーダー:楠




つづく





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年12月22日 14時28分34秒
[└瀬戸内カヤック横断隊] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

カテゴリ

プロフィール

KOMPAS002

KOMPAS002

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

© Rakuten Group, Inc.