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３４３．８５１．２７４．９０５．
７７２．０３２．８５４．１１３．
これら３桁の数字に共通するものは
何でしょうか？
先を読まずに考えてみてください。

これは、
「自分には知らないことがある」という
事実は意識するのは難しいということの
たとえになるでしょう。

答えは「６が含まれていない」です。
欠けているものを見つけるのは、
存在しているものを見つけることより
難しいのです。（略）

知らないことは、
その人にとって存在しないに等しいのです。
つまり、
「知らないことがあることも知らない」
ということです。


出典元 ｢「認知バイアス」を正しく活用する方法 私たちは思い込みから逃れられない?｣
おすすめ度３．５
著者名 鈴木 敏昭


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　■■※　まゆの「つぶやきコメントときどき解説」
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どうですか？
今日のクイズ、わかりましたか？
答えがわかると、ああ～そっかですよね（笑）
でもわからないと、書いてある数字の意味とか、
数字の関連性についてあれこれ考えますよね。

人間は今存在するもの、見えているものの中に
何かを見つけようとする反面、
存在しないもの、見えてないものを
見つけることは難しいとのことでした。

つまり、
いったんカラクリがわかってしまえば、
存在するもの、見えるものになるということで、
自分の中に取り入れられます。
そうなれば、次に同じような問題が出たときには、
すぐにわかったり、応用できたりもしますよね、
きっと。

とかく人は、
存在しているもの、目に見えるものは、
ないものよりずっと注目し、
価値があると感じられるし、
わからないことよりわかることの方が
受け入れやすく、それを自分の中の
判断基準にしてしまいがちですが、
実はそれでは、思い込みだけになったり、
見落としがあるかもしれないということです。

世の中には、
今の自分には見えてなくても、
しっかりと見えている人もいますし、
自分は知らなくても、すでにしっかりと
知っていてさらに考えている人もいます。

なので、今自分には、
「知らない世界」「気づいてない世界」も
あるということを意識しておくこと、
そして、それを知ろうとすること、
それらの結びつきを発見すること、
その上で、視点を換えて見るということが、
大事だということです。
うーん、なるほど、と思ったしだいです。

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■今日のおすすめ本

タイトル：｢日本人が知らない幸福｣
著者 ：武永 賢
出版社 ：新潮社 (2009/09)
おすすめ度：４


《本からの内容紹介》

わたしはボートピープルだった―。サイゴンに生まれ、
七回の亡命失敗の後に合法難民として日本に移住。その後、
言葉の壁や経済的苦境を乗り越えて医師となった著者の目に、
日本はどう映っているのか。蛇口をひねれば水が出てくる、
親子が一緒に暮らせる、健康保険が存在している…
日本には私たちが気づいていない数多くの幸福がある。
波乱に満ちた人生を送ってきた著者が日本を見つめる、
優しくそして鋭い眼差し。

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