■ ドラマ　永久の彼方へ

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　スワンの放った電撃の激しくショートした破裂音が、その辺り一面に鳴り響いたっ！

　ところが破裂音が起きるころには、既に別の場所で激しい戦闘を繰り広げる二人の激突音が
　聞こえていた。

　スパンっ★　ガシガシガシっ★　サッ☆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ガシガシっ★
　　　　　　　サッ☆
　　　　　バシバシバシバシっ★
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ガツガツガツ★　サッ☆
　　　　　スボっ★

スワン
　　「く、くそう・・・・、オレの攻撃を上回るだとっ！　以前より素早いっ！」
ブルーガー
　　「さすがのスワンの電撃すら後手にしてしまう速度とは・・・。」
ザウバー
　　「やつら、人間じゃねぇ・・・」

ガイザー総帥
　　「ですが、以前スワンの電撃を受けて動きが鈍ったことがありましたね。
　　　つまり当てればいいのです。」

　ここで二人の動きを超スローでお伝えしてみる。

　右の外回し蹴りをぶち込む Ryuichi、それを左腕を返して受ける和恵。　シュっ　　ガシっ
　その足を引いてそのまま身体を回転させて右の回し蹴りに出る Ryuichiっ！　ズバっ
　それを屈んで避けたまま、地を這うような蹴りを左足で打ち込み、Ryuichi の立ち足を払う和恵。
　　　サッ　　シュっ　　　バシっ
　叩かれてバランスを崩した Ryuichi を和恵の右足の蹴りが襲うっ！　　シュっ

　それを両腕を盾に受け止める Ryuichi、だが勢いよく飛ばされたっ！

　ガシっ　　＝＝＝＝＝＝＝＝＞＞　ズコーーーン

　　　　　　　　　　　　　　　バキバキバキっ　　　バリバリバリっ

　背中向きに飛ばされ、そのまま密林の木々をなぎ倒していく。
　それを追う和恵。　いくつも木々をなぎ倒した後、地面を蹴って方向を変える Ryuichi。
　　　　　　ズバっ
　　　　　　　　　　　　　　　和恵もその方向に続く。　　ズバっ

　Ryuichi がステップして向かってくる和恵に向きを変え、そのまま手套を顔目掛けて繰り出す。
　　　　　　　　　　　　　ピシュ　　　サッ
　避けた和恵に手套を連射する Ryuichi、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ズバババっ
　これを顔を横に しゃがんで スウェーして避け、そしてまた手の甲で払い 後ろに飛んで間合い
　を開ける和恵。
　　　　　　サッ、　サッ　　ガシっ　　　　スタっ


ガイザー総帥
　　「数を打ち込み、当てればいいのです。たとえ目くら打ちであっても・・・・」
ブルーガー
　　「なるほど！」
スワン
　　「よし！」
ガイザー総帥
　　「私は動きを止めてみます。」

ブルーガー
　　「ワイド・メガ・ファイヤーーっ！　」

　　　　　　ぶぉぉぉぉぉぉぉぉぉっーーっ！

　広角に開いた炎の津波がブルーガーの手元から打ち放たれたっ！
　両手の人差し指を密林に向かって勢い良く差し出したスワン。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　ジリジリジリ　　ジリジリジリ
　　　　　　　ジリジリジリ　　ジリジリジリ　　　
　　　　　　　　　　　ジリジリジリ　　ジリジリジリ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ジリジリジリ　　ジリジリジリ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　二人とも、狙いを定めずに乱射、乱発している。　またガイザーも右手の握りこぶしにした
　腕を真下に勢い良く伸ばした。　だが…

和恵姉さん
　　「ん、もぉ・・・」
陳南家　殺流伝承者　Ryuichi
　　「邪魔なやつらだ・・・」
　　　　　　　スパっ　　　　　　　　　シャッ

　後方に飛んで Ryuichi の手套から間合いを空けた和恵、空中で目線を斜め後ろに反らして着地
　と同時に向きを変えたっ！

　同様に、後方に飛んだ和恵を追うべく一歩ステップした Ryuichi も、右に目線を取りステップ
　する方向を変えたっ！

　　　　　　　スパっ、　　サッ　　　スタっ
　　　　　　　　　　　　　　　　シャっ、　　サッ　　　スタっ

　向かってくる電撃、火炎放射をスルスルと交わしながら、その砲撃元に向かう二人。
　ガイザーのテレキネシスの網にも掛からない程の二人の速度！


　　ズバーーン　　ズバーーン　　ズバーーン　　ズバーーン

　　　　　　ズバーーン　　ズバーーン　　ズバーーン　　ズバーーン

　スワンの電撃が空振りで今頃地面にスパークしていった。

和恵姉さん
　　「おたく、邪魔っ！」
　　　　　　　　　　　　　　　ズコっ★
陳南家　殺流伝承者　Ryuichi
　　「邪魔するなっ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　ズカっ★
スワン
　　「ぐほっ・・・」
ブルーガー
　　「ぐわっ！」

　和恵の回転肘打ちがスワンのみぞおちにっ！　そして Ryuichi の水平打ちがブルーガーのわ
　き腹に決まる！
　そのまま和恵目掛けて飛び蹴りを食らわす Ryuichi っ！
　それを左腕で受け流した和恵、右手拳で Ryuichi の左わき腹に一撃っ！
　　　　　　　　　　シューー　　　　　ガシっ　ズボッ★
陳南家　殺流伝承者　Ryuichi
　　「ぐぉっ・・・」

　そのまま身体を回転させて右ひじを後ろ向きで Ryuichi にお見舞いする和恵！
　これを両手で受け止めて、前蹴りで和恵の背中を蹴り飛ばす Ryuichi っ！

　ガクン　　　ガクン　　腹を押さえて膝まづくスワンとブルーガー。

和恵姉さん
　　「くっ・・・・」　　飛ばされながら受身を取り、地面に片ひざで着地した和恵。

　Ryuichi はわき腹を押さえて和恵を見つめていた。

ゆうすけ
　　「やっぱ姉さんはすげっ」

ガイザー総帥
　　「今だ。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｖ ズバっ Ｖ

　突然 Ryuichi の後ろに瞬間移動し、強烈な蹴りをブチかましたっ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ビューーン　　　　ズコっ★





第283話　壮絶っ！ -8　へ
（それでもたぶんダメだろうがな）




　　※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

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