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テーマ:自転車(12793)
カテゴリ:自転車通勤講座
自転車通勤の運動を科学しよう!クエン酸サイクルとATPで細胞呼吸とATP生成の関係について説明しました。
クエン酸を摂るとダイエットになるというのは,かなり変な理論だということが分かります。 クエン酸はあくまで,エネルギー源であるATPを生成するための部分的な補助です。 クエン酸を摂って運動することは,ATPが筋肉や脳に豊富に供給される一助になるので,運動が長続きすることは分かります。 しかし,クエン酸を摂ったからと言って体脂肪は燃焼するわけではありません。 ATPが生成され疲労が回復し,運動が長続きするから体脂肪が燃焼するということを理解しなければなりません。 自転車通勤ダイエットを試みる方にはその点をご注意していただきたいです。 ただし,朝忙しくて朝食を摂れずに長時間運動して通勤する方には,無いよりはずっと良いと思います。 クエン酸1000mg配合!井藤漢方製薬 クエン酸スティック(2g×30スティック) 何も栄養源がないと,ハンガーノックが起こり,最悪意識を失うことになります。 ついでですから,ハンガーノックの仕組みを簡単に説明します。 ハンガーノックとは,運動によって血液中や肝臓に蓄えられたブドウ糖やグリコーゲンなどの栄養源を消費し尽して,ATP生成が追いつかない時に起こります。 これによって,意識に反して,まったく体が反応しなくなる現象を言います。ただし,恐ろしいのは,それだけではありません。 ここからは,脳や神経とATPの関係を説明します。 神経では,信号伝達のための電気を流すため,ナトリウムイオンやカリウムイオンの濃度差を神経細胞の内外で作り出しています。 この濃度差を作り出すために細胞膜にはナトリウムを細胞外に排出し,カリウムを細胞内へと流入させるナトリウムポンプが存在しています。 実はこのポンプを動作させるエネルギーこそが,ATPなのです。 神経の塊である脳は,体重のたったの50分の1である1kgほどですが,ATP消費全体のうちの5分の1を占める体内最大のATP消費器官なのです。 つまり,ハンガーノックが生じると,細胞呼吸が阻害され,ATP生産が追いつかなくなることによって,神経内の信号伝達に必要なイオン濃度差を維持するナトリウムポンプが作動しなくなり,必要な情報が伝達されなくなります。 脳は,神経細胞の塊のような部位ですから,この状態に陥ったらかなり危険であることが分かると思います。 マラソンなどの強度の高い運動中に意識朦朧としてしまう人がいるのもうなずける話です。 そんなわけで,ATP生産に必要な酸素,ブドウ糖(クエン酸,リンゴ酸)と,ナトリウム,カリウムなどのミネラルを長時間の運動前や運動中には適時摂取しておく必要があることが分かるでしょう。 肝臓に蓄えられたグリコーゲンなどのATPの素は,約6時間分くらいしかないので,朝食抜きだと前の晩から昼食まで約15時間くらいの空きがあり,エネルギー不足の状態が長時間あることが分かります。 朝忙しくて朝食が摂れない人は,長時間の自転車通勤をする前に,たっぷりの水分とバナナやりんごなんかを食べておく事をお薦めします。 果物のジュースも効果的でしょう。 青森倉石100%林檎ジュース バナナにはカリウムが豊富に含まれており,ブドウ糖もあります。繊維もたっぷりなので大腸がんの予防にも役立ちます。 ★3000円以上送料無料★【栄養機能食品(ビタミンB1)】サクッと香ばしい玄米ビスケットハウス ナチュラルブラウン「豆乳バナナサンド」(3個入)【0620ます得10】ポイント10倍 りんごに含まれたリンゴ酸はクエン酸サイクルで生成される生成物のひとつですから効果ありです。 サンふじリンゴ 中玉1個(250g)0328野球2 また,酸素呼吸を意識して,あまり息を止めずに走ることが,細胞呼吸に必要な酸素を細胞に供給し,ATPの生成を助けます。 長時間の運動前には必ず,栄養摂取しておくことをお薦めします。 下手すると,脂肪燃焼の前に死亡しますよ。 <私の補給食> キットカットミニ <参考文献> 筋肉はなぜ動く ランキング参加中。クリックご協力お願いいたします。 ↓ ↓ ↓ ↓ お陰さまで現在 にほんブログ村 自転車11位(通勤・通学部門2位) 人気ブログランキング 自転車・サイクリング16位です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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