今日の帰り、先週から公開されている『英国王のスピーチ』を
観に行きました。
お話は、ジョージ６世（コリン・ファース）は幼少時代から吃音に
悩んでいて、過去にスピーチの場で上手く話せなかったために
後に様々な専門家から治療を受けるが、上手くいかなかった。
妻のエリザベスも夫の事を心配して、オーストラリア出身の専門
家ライオネル（ジェフリー・ラッシュ）の診察室へと連れて行った。
しかしジョージ６世は、ライオネルの治療方法に不満を抱き直ぐ
に帰ってしまう。その後、クリスマスのラジオ放送でのスピーチに
も失敗してしまうが、父のジョージ５世からはジョージ６世の兄で
あるエドワード８世では次期の国王として不適格なので、ジョージ
６世に務めて欲しいと告げられる。そしてジョージ６世は、再びラ
イオネルからの訓練を始めた。その後、父のジョージ５世が崩御
し兄のエドワード８世が王位を継承するが、アメリカ人で離婚暦
のある女性と交際していた事で国王は離婚歴のある女性との結
婚ができなかったため、１年ほどで彼女との結婚を選択して退位
してしまった。それで、ジョージ６世が国王に即位する事となって
･･･という感じに進んでいきました。
少し前から予告編を観ていて気になってはいましたが、先月末
にアカデミー賞の作品賞など４冠を獲得したというニュースを見
て、更に観たい気持ちが高まってしまいました。
あまり過度な期待をしてはいけないかな？という印象でしたが、
後からジワジワっと良さが伝わってくるような感じの作品でした。
それに、文化の違いとかイギリスの王室の事情を知っていれば、
より深く理解が出来たような感じがしました。そこは、単に僕の
学の無さのせいであると思います。
またスピーチに関しても、僕も得意ではなく上手く喋れなくて悩む
事が多々ありますし、仕事の面でもちょっと考えさせられました。
そういった自分自身に置き換えて考えた事でも、後からジワジワ
きたのかもしれません。
それと、先週のニュースで話題になっていたからでしょうが、劇場
がとても混雑していただけでなく、若い世代のお客さんが殆どだっ
た事にも驚きでした。正直言うと、あまり映画に興味がなさそうに
見える人も目立ったので、エンドロールになったら直ぐに席を立つ
だろうと思っていました。しかし、殆どの人が完全に映画が終わる
までキチンと席に座っていたので、人を見かけで判断してはダメ
だとちょっと反省でもありました。
（Ｋ）
uesumi@