TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催中の『大成龍祭2011』
ですが、今回は1989年8月に日本で公開された『奇蹟/ミラ
クル』だったので、観に行きました。
この映画は、フランク・キャプラ監督の名作『一日だけの淑女』
や、後に同監督によってリメイクされた『ポケット一杯の幸福』
を、舞台を1930年代の香港にしたリメイク作品になります。
公開当時はあまりヒットしなかったのですが、オリジナル作品に
ジャッキー映画のアクションやコメディーの要素を加えていて、カ
メラワークもクレーンカメラやステディカムなどを駆使して凝って
いたので、個人的にもジャッキー映画で特に好きな一つです。
久々観てみても、クライマックスのシーンではウルッとしてしまい
ました。もしかしたら、今の年齢になり親心や人情がより理解出
来るようになってきたのか?という感じでした。
また、日本で劇場公開された時には肉付け部分のシーンが5分
ほどカットされていて、全長版であるデジタルリマスター版のDV
Dも買った後に通しで観ていなかったのですが、今回初めて全
長版を観てみると、カットされていない方が話の流れがスムーズ
で、初めからこっちの方が良かった印象でした。
(K)