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2016年10月25日
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星大阪の警察官が「シナ人」「土人」と差別発言…これらは1200年前の平安騎馬隊も「土人」「河原人」と差別があった。56話

京の都の洛中、洛外にはもう人口が20万人を超えていた。この天皇の宮殿がある山城の国で働く農民はもちろん住人のすべては戸籍がなければ働けない仕組みになっていた。これは特に男性には厳しく男のみ16歳から60歳までは年貢、それに兵役と労役の義務がありそのための戸籍調査になる。もちろん旅行者や短期滞在の者は除外されてはいるが、不法滞在は後を絶たなかった。

これらの不法滞在者は商店や工場でも働けないので犯罪予備軍になる恐れがあった。そこで先の先の50代天皇の桓武天皇がこれら無戸籍者の職業訓練学校を作ってはいた、都で就職できるように簡単な読み書きと計算を勉強、それに好きな職業の職業訓練もあった。しかし、この厳しい生活を嫌い自由気ままに生きたいという人もかなりいた。

この無戸籍者は河原の小屋、または山で穴を掘って住んでいることから「河原人」とか「土人」とか蔑視されることが多かった。これでは到底真面な仕事に就けず畑の野菜を盗んだりして生活をしていた。当然ながら何か犯罪が起こると警察組織の平安騎馬隊がこれらの者を取り調べていた。

ある時、米問屋が襲撃されて番頭が殺害される事件があった。この件で騎馬隊が竹田街道の勧進橋の下で暮らしている無戸籍者約30名ともみ合いになり、ある騎馬隊員が、これらに向かって「こら、河原人」そして「土人が…」という言葉を使っていた。これに反発したこの勧進橋グループの30名が稲荷神社にデモをして抗議文を稲荷神社の三代目宮司の伊蔵に手渡していた。この勧進橋グループのリーダーは留三といい50歳前後の男だった、その留三は伊蔵に、
「たしかに我々は無戸籍者で都の法律を守っていないかもわからないが、あの米問屋の奪略にはなにも関わっていないのに高圧的に犯罪者呼ばわりされて、その上、差別語で我々の名誉を傷つけた」
「そか、それは私も平安騎馬隊が悪いと思う。このことを嵯峨天皇に報告するが、それまではこの事案を私に預けてほしい」
「いや~もったいない、宮司さまにそんな言葉をかけていただくとは…」
「しかし、留三さん、それはそれとしてやはり我が国の国民があんな橋の下で暮らしているというのは問題がある、色々相談に乗るが、この都の無戸籍者の数とか要求を一つにまとめてほしい」
「はい、つまり、私に無戸籍者のスパイになれと?」
「いやそれは違う、人間というのは一人では生きられない、そして誰でも生きる権利はある、それを組織としてまとめてほしいのだ」
「それなら、無戸籍者としての権利を認めてくれるのか?」
「当然だ!、窓口がいっぱいあれば話の一つもできない。それに我々も平安騎馬隊は元より、庶民にも差別の啓発を進めることにする」
「ありがとうございます。お礼といってはなんですが、あの米問屋を襲った一味は七条大橋のグループだと思いますのでそれらに自首を勧めます」
「そか、自首するなら死刑だけは許してほしいと天皇に進言する」

嵯峨天皇は伊蔵に、
「そか、あれら無戸籍者の組織を立ち上げたのか、それで洛中、洛外には何名いるのか?」
「はい、勧進橋の留三が長に選ばれて調査した結果、洛外は農民の自警団が強くていないそうです。洛中には7グループ約450名でそのうち女子供が100名ほどです」
「そか、それにしても伊蔵は人を束ねるのが上手い!」
「いえ、私の祖父の初代宮司も奈良を追われた流れ者です。あのまま人の情けがなかったらやはり家族を食べさすためには悪いことをしていたと思います。犯罪防止は処罰ではなく人が人の生きる権利を認めることです」
「そか、しかし、無戸籍者の権利といっても国として何ができるのか?」
「それは…彼らが今後どう生きるかを考え、それを要求書として提出してきますからそれから考えましょう」

一方の平安騎馬隊の隊員が彼らに「土人」「河原人」と発言した若い隊員2人に伊蔵は厳重注意していた、
「この騎馬隊は元々藤森の原住民の「藤族」で君ら2人の親もそうだった。藤族は騎馬民族で鹿や猪、それに熊を獲っていた。そのころ都は奈良にあってその獲物や皮を奈良の都に売りにいっていた。動物を殺生する稼業という事で都人からも農民からも仏教の教えに背くとしてかなりの差別を受けていた。その後、京の都になり藤族の狩場がなくなり生活もままならなかった。そんな折、桓武天皇がこの藤族の村ごと平安騎馬隊として警察権力を与えたのがこの警備隊の始まりです」

その差別発言した隊員2人は、
「はい、その話も父親や仲間からも聞いています」
「そうか~なら、今後その警察権力を我が国の国民に使うときはそのものが自分の親や家族と思って接しなさい、そうすれば差別発言なんてものはでてこない」
「はい、権力者とは弱いものには優しくしろと隊長からもいわれています」
「そか~この件の処分はあの留三からも嘆願書がでているので嵯峨天皇も不問にするといわれている」

こうしてこの件は解決をしたが、もし、この時天皇や騎馬隊の隊長が「出張、ごくろうさま」などという言葉を発していれば、この無戸籍者との対決はもっと激しくなり被害も大きくなっていたと伊蔵は胸をなぜおろしていた。大阪府警の長は大阪知事になるが、この知事は隊員にどういう言葉をかけたのか聞きたいものです。

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最終更新日  2016年10月25日 06時46分07秒
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