コスモス ~群れあった個々が、別の色~
コスモス畑がとてもきれいにあちこちで見られるようになりました。コスモスに「秋桜」という字を使用したのは、さだまさしさんが最初だそうです。(「コスモス」のWikipediaより。)さだまさしさんの『さだ語録』を読んでいると、次のような記述がありました。『さだ語録 あなたの心は元気ですか?』(さだまさし,2015)==================================== 秋桜は変な花です。梅にしろマーガレットにしろ、群れるときは同一色です。ところが秋桜は、したたかに群れあった個々が、別の色をしています。これが魅力です。 ふと、花も人間も同じだと思ったりするのです。群れのなかでも一輪を主張し、一輪そのものが群れを支える。 『さだ語録』p69より====================================これを読んで、今までただ「きれいだな」としか思わなかったコスモスが、大好きになりました。「群れあった個々が、別の色」確かに、同じように見えて、別の色が、混ざっています。今まで、そのことを、そんなに特別なことだと思いませんでした。僕が大事にしてきた「多様性」や「個性」というものと、「コスモス」という花がそんな風に重なるのだと気づいて、大好きになりました。「コスモス」には、花の名前以外にもう一つ、「宇宙」という意味もあります。僕は、「COSMOS」という合唱曲が大好きです。この曲は、ミマスさんの作詞・作曲で、イントロからエンディングまで、大変感動的です。この曲の歌詞では、人を星にたとえています。星も一見すると同じようで、みんな違う光を持っていますね。秋といえば芸術の秋、音楽の秋でもあります。音楽会で「COSMOS」を歌われるところもあるかもしれませんね。ミマスさんは「COSMOS」などの歌作りの経緯などを本にまとめられています。今年の8月に出たところです。僕は8月にすぐ買いました。(^^)『君も星だよ 合唱曲≪COSMOS≫にこめたメッセージ』(ミマス、2016/8)ネット上で、そのもとになったと思われる記事を読むことができます。歌われる方は、ぜひ参考にしてください。▼君も星だよ ――合唱曲《COSMOS》に込めたメッセージ 第1回 - 音楽之友社