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昨日の日記で、 「わかる とは、 かわる こと」 という、高木善之さんの言葉を引用しました。 それに関連づけて、 「分かる」ということをテーマにした教育書、 佐伯胖(さえきゆたか)『「わかる」ということの意味』、1983、岩波書店 を紐解いてみました。 (リンク先は新版ですが、私が読んだのは旧版です。 同書p110より 親が子どもにしてやることで一番大事なのは、信じることだ、 (これは昨日読み終わった本です。斎藤一人『普通はつらいよ』 ) このテーマは大変奥深いものなので、 「教育」の根本を考えることであると思います。 逆に、これを全く深く考えずに「ただ教えているだけ」という 以下、佐伯先生の本より引用を続けます。 p118より ここで、「変わる」という言葉が出てきました。 大変示唆的です。 「わかる」「できる」「変わる」ということは、 具体的なケースは本の中を読んでいただくとして、 p170より しかし、そのためには、 あるときは思い切って「できるようになること」に専念し、 ここの部分だけ読むと抽象的ですが、 もしかすると、昔わかっていて、今は忘れてしまったことが、
ちなみに、具体的な「わかる」方法論の中には、 p182に、 =============================== ということが書かれています。 また、再三にわたって、「わかり直し」という言葉が使われます。 p193 =============================== そうすると、そもそも「学校」とは何か。
そういった、広く大きなところにまで行き着きます。
そもそも「学校」とは何か、「教育」とは何か。 日々具体的な細かなことで悩みながら実践を積み重ねていると、 己の戒めに、今こういった本をもう一度読み返してみてよかったです。 p212以降より(部分引用を配し、覚えておきたい点をまとめた) ・学校で学ばなければならないこと (1) 自分が何を学ぶべきか選択できること (2) 自分で自分の学びが正しいか否かを判断できること (3) 他人や社会と交渉をもち、 ・学問というもの: 「ほんとうだとされていること」を学ぶことではなく、
・他人から「感化を受ける」ことができるためには: (1)何が本当に価値あることかを求めつづけること。 (2)「表面的なこと」の背後には、常に、 (3)ものごとには常にさまざまな側面があり、 =一言で言ってしまえば、「無知の知」 非常にテーマが大きくなったところで、 ところでこの本、なんと古本屋で105円で買ったんですよね。 全くお買い得でした。 定価で買ってもいい買い物なので、 佐伯先生の本は、他の本も、具体性に富んでいて読み物としてもおもしろく、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.01 22:29:56
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