またまたすごい本を読んでしまいました。
前から気になっていたこの本、
図書館で借りられたので、読破しました。
この本に書いてあることが、
今の教育には必要だと思います。
『子どもが輝く「魔法の掃除」~自問清掃のヒミツ』
(平田治、三五館、2005、1400円)
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
心を磨く魔法の掃除「自問清掃」を知っていますか。
子どもから「自発性」を引き出す、二十一世紀の人間教育のことです。
この本では、感動的な子ども達の姿を示しながら、
「自問清掃」での魔法のかけ方、自発性の引き出し方をたどっていきます。
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 私の奮闘記/2 「自問清掃」参観/3 「自問清掃」で育つ
/4 魔法の「種を蒔く」/5 魔法の「水をやる」
/6 「出た芽」を育てる/7 「道徳」で深める
/8 「自問」を活かして/9 「自問清掃」を深めるQ&A
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図書館の本ですので線は引けませんでしたが
線を引きたいところが山ほどありました。
代わりに付箋を貼ったら、付箋が山ほどついてしまいました。
その、付箋をつけたところを、
今から読み返していき、
読書メモとして記録しておきます。
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『子どもが輝く「魔法の掃除」~自問清掃のヒミツ』 読書メモ1
(第2章まで。 #の緑文字は僕のコメントです。))
・「自問清掃」
・私たち大人が、子どもに何かやらせようとする姿勢から、
自ら何かをやろうとする姿勢に、自分の生き方を転換できますか、
というメッセージが含まれている。
・子どもを変えよう変えようなどと考えずに、
「自問」の場に共に立つことです。
掃除の時間では、自分もまっさらな一人の人間になって、
自分の心磨きに専心すればよい。
#ここにおいて、自分の課題と、昨今の「教育」の課題は一致します。
こういった読書メモを書いて、自分が成長しようとすることと、
子どもたちの教育に生かそうということも、
同じ発想によるものです。
つまり、「させようとする前に、自分からする」
子どもと共に、大人も同じ成長の舞台に立つということです。
ただ、惜しむらくは、自分の場合、
「実践」が足りないのです。(>。<)
「掃除」は、「実践」の最も端的で、日常的に、身近なものです。
・床を磨けば、心も磨かれるなどとは考えない。
むしろ逆に、心を磨こう磨こうとしていると、
結果として校舎もきれいになってしまうと、発想を逆転するわけです。
逆転発想の掃除です。
#こういう、「逆転発想」という考え方、大好きです。
発想の面白さ、意外な解決は、「逆転発想」から生まれます。
・「自問清掃」の核心は、「信じて待つ」
・「自問清掃」では、掃除を堂々と休んでよいことになっている。
全員の子どもが一人残らず働いていることの方が
異常だと考えるからです。
・座って休んでいることを、サボっているとは見ない。
一心に掃除している子どももいる、
黙って座って休んでいる子どももいる。
それが、なんの違和感もなく共存しているのは、
たいへん素敵なことです。
・掃除は嫌なものか?
・「指導者は始導者」
・その発想の根本には禅(行)の思想もある。
(p61まで)
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長くなるので、次回に続きます。
この本には続編もあります。
こちらもぜひ読んでみたいです。↓
『「魔法の掃除」13カ月~「Iメッセージ」を語れる教師』
(平田治、三五館、2007、1400円)
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ほめない、叱らない、比べないから子どもが伸びる。そんな先生いていいの?
【目次】(「BOOK」データベースより)
授業開き 「自問清掃」とは何か?
/四月 自発性を信じて
/五月 自発性を引き出す
/六月 輝き出す子どもたち
/七月 波を広げる
/八月 「信じて待つ」
/九月 生活への広がり
/十月 熟成される心
/十一月 確実な歩みのために
/十二月 成長を確かめる
/新たな段階への挑戦/休むことと自律の意味
/理念と実践と/反「自問」の清掃方式
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