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テーマ:吹奏楽(3409)
カテゴリ:音楽♪
今日は保科洋先生のお話をたっぷりお聞きすることができました。 子どもたちへの指導を見せていただいた後、 保科洋先生は、僕の大好きな吹奏楽曲「風紋」の作曲者。 作曲や指揮のときに、「人を育てる」という意識を常に持っておられたことに 「自作自演はあまり好きじゃない。 作った曲は、作曲者の手を離れて、育っていくもの」 この話を聞いて、僕のほうから、 その答え。 「コンクール課題曲などの場合はそう。 『風紋』が人気があるのは、どのパートも自分の見せ場があるから。 ははあ~なるほど~と思えることばかりでした。 僕は今まで、「作曲者が、最もよく曲の表現をすることができる」
子どもたちへの指導場面では、演奏の基礎となる音楽理論などを その概要は以下のようなものです。 ============================= 1.高いか低いか 2.大きいか小さいか 3.音色 楽譜に書いてあるのは1と2だけ。 ・≪音のエネルギー≫ 8分音符で ♪♪♪♪♪♪♪♪ と演奏してみよう。 これが ? ♪♪♪♪♪♪ となると、 飛び石をジャンプして飛んでいると想像してみよう。 4分音符のところは、離れている石だから、自然と大きなジャンプになる。 ※音の長さと音の大きさは関係がある! ・「演奏するフレーズの中で、 基本的な理解としては、高い音のほうがエネルギーがたくさんいる。 ・同じリズムの繰り返しで音の高さだけが変わるとき、 それぞれの解釈によって、いろいろな演奏は考えられる。 ただ、「自分たちはここを頂上にして演奏する」というのを ・おススメの練習方法 ★耳を育てる ・演奏者自身の耳を育てることで、自分で気づくようにする。 ○1つの曲の中の一部分だけを徹底的に練習する。 → その後、1曲を通して練習する。 ・倍音を聴く ド → ド → ソ → ド → ミ → ソ 低音楽器の音の倍音は比較的聴きやすい。 6つ目の倍音までで、 ドは3回、ミは1回、ソは2回でてくる。 これが聞いて気持ちよい音のバランス。 だから、6人の奏者がいたとして、 ・(非常に微妙なチューニングの話) 旋律の音と和声の音では厳密には音程がちがう。 旋律の導音は シ → ド と行くときには シが高めのほうが自然 和音の中のシ(例えばソシレの真ん中のシ)なのか、 最後のは懇親会の最後にお聞きできた裏話的なものです。(^^;) ============================= 「自分たち自身でうまくなれるように」という指導観には 学校の授業でも同じだと思います。 また、音楽理論の中では、 これからは豊かな響きをめざして、和音の音量バランスに気をつけて 実際の音で確かめてみたかったので、 1つ目の音は、ドミソを全部同じ音量で鳴らしたもの。 和音の中の音の音量を変えたほうが耳触りがよくなるのがわかります。 吹奏楽曲「風紋」は、その後オーケストラ版に編曲されています。
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Last updated
2012.01.07 00:28:05
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