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テーマ:今も心に残っている歌(674)
カテゴリ:音楽♪
それまでずっと「インクルーシブ教育」系の投稿をしていたのが、急に昨日は「音楽会の練習」の投稿になりました。
急に変わって驚かれた方もいるかもしれません。 僕の実践の3本柱は、「音楽」「ICT」「インクルーシブ教育」です。 そして、「音楽」と「インクルーシブ教育」の相性は、すこぶるよいと思っています。 それを実感するエピソードを先日読んだので、ご紹介します。 『クラス合唱名曲秘話 楽譜に書ききれなかったこと』 (ONTOMO MOOK) (「教育音楽」編、音楽之友社、2023/1/1、税別2000円) 上の本には、合唱の名曲が誕生した時の秘話がたくさん載っています。 それぞれの名曲を作られたご本人が寄稿していますので、嘘はありません。 その中の、「マイバラード」ができたときの経緯の解説に、次のようなことが書かれていました。 ・「障害をもつ人も、もたない人も 同じ一人の人間として、 みんなで心を一つにして歌おうよ」 というメッセージを込めています。 (同書p24 松井孝夫さんの寄稿より) 「音楽は国境を越える」ということが言われたりしますが、音楽は、様々な違いを乗り越えて共につながり合えるものです。 まさに、インクルーシブです。 歌だけでなく、楽器の演奏でも、同じことが言えます。 そのことは、僕が趣旨に賛同して第1回から関わらせていただいている「とっておきの音楽祭in丹波篠山」の会場でも、毎回実感しています。 松井孝夫さんは、高校3年生の頃に、障害のある人のための地域の自立支援サークルに参加されていたそうです。 上掲書によると、「普段あまり外出できない車椅子の人たちを公園やデパート、映画館、音楽会などに連れていき、一緒に楽しいひとときを過ごす」といったことをされていたそうです。(p24) 「マイバラード」は大変なじみのある合唱曲ですが、曲が生まれた背景にこのようなことがあったとは、この本を読むまで、全く知りませんでした。 そういったことを知ってから「マイバラード」を聴くと、また違った味わいがあります。 なお、同じような作曲経緯は、次のサイトにも掲載されています。 ▼特別寄稿 マイバラード ~届けたいメッセージ~ (公益社団法人「小さな親切」運動本部、2020.1.24記事) 「インクルーシブ」の思想を感じる合唱曲としては、ほかに、仲里幸広さんの「今日から明日へ」も、おススメです。 ♪肌のちがいや 言葉のちがいも みんなかきまぜ そうさ 心かよわすのさ~~ (1番の歌詞より) いやあ、音楽って、ほんとうに、いいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.11 20:35:34
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