10年以上も就職氷河期と言われるが・・・
毎年みる就職活動のニュース
採用する側も就職を希望するほうも
どちらも観ても駄目な連中だなと思ってしまう。
企業も大量に雇用を確保しなければならないからと
無理に定員を設けては 後日リストラしてしまう現状は
企業にビジョンが無いことが理由である。
また就職を希望するほうも 面接時に最低限必要な事を
しないから駄目のレッテルが貼られる。
これの繰り返しではどちらも不幸の連鎖反応で
上手くいくわけがない。
まず面接時には
「御社の現在の財務内容はどうですか?」
「他社の業界にリードする技術力は今後どのような
成長を予想していますか?」
「就職した際 25歳で最高どのくらいの年収を確保できますか?」
「貴社の離職率と今後の定年退職者の傾向をお伺いさせてください」
など
就職する前に最低でも自分が身を預ける企業の本当の情報を聞けるのは
面接の時だけである。
そして、アピールできるのもこの時だけだ。
「貴社のプロジェクトに私は必要ですか?」
「必要ならば私が学生時代 海外留学生と築き上げた
コネクションでビジネスにお役に立てますがいかがでしょうか」
「よければ今すぐにでも相手を紹介しますが」
など本当に実力や信頼があれば 企業の面接時でも堂々と
自分をセールスして高い報酬を得るべきである。
しかし、大学の就活課は、取り柄も何も無いマニュアルを
学生に押し当て 来る日も来る日も 結果の見えない
訪問を宛がっている。
企業側も採用の際
「今回の募集は 新商品開発のプロジェクトチームのメンバーを
ベテランと新人で構成しており採用は2名」と
はっきりと言うべきである。
採用してから配属先をルーレットで宛がい
いやなら辞めてくれという姿勢では
企業の未来はもはや無いに等しい。
面接官が「当社の未来像、抱負、具体的な直近の企業業績
財務内容、人事の流動性の把握など」
知らなければその企業では「使い物にならない人物」が面接をしている
のであり
そんな使い物にならない人物に査定される学生は
もはや喜劇である。
いつの間にやら就職活動が学生にとっても企業にとっても
「拷問の空間」となっていることは不幸であり
ただ暗記試験にパスした公務員たちも
無能レベルにあることも間違いは無い。
学問を知識にしそれを活用して初めて知恵になるとすれば
双方が どの目的で利害が一致するのか明確にしなければ
ならないだろう・・・