外壁通気工法 壁の中の結露
こんにちは(__)今日は久しぶりに、家の構造面の方のことを書こうと思います。★通気工法の紹介★壁の中は普通見えないのですが、それによって一番怖いのが、水の問題です。・ 雨漏り・ 配管からの漏水・ 結露などです。木材が常に乾燥しているかどうかが、木材の強度と寿命になるので、水は木にとって大敵です。場合によって雨漏り以上に怖いのが結露です。この結露は断熱材を入れることで必然的に生じるリスクです。つまり、冬などに壁の中と部屋の中の温度に差ができることで、壁内のどこかで結露する可能性があります(その土地の気象条件や住まい方にもよる)大量の結露が発生すると、グラスウールのように湿気の出し入れができない断熱材の場合、断熱材が水分を含んだままへたってしまうのです。(それを防止する方法もあり、東北・北海道地方では普及してるそうです)その壁の中の結露で生まれた水分を放出させるように考えられたのが、外壁通気工法という工法です。外壁通気工法は、構造体の軸組と外壁材の間に通気層という空気が流れる層をつくり、その最下部の換気口から空気を取り入れ、軒裏や棟換気から空気を排出する工法で、空気は温度差や気圧差などで流れます。また、それだけでは壁の中の湿気が放出できないため透湿防水シートという湿気は通すが、水は通さない防水シートを軸組の外壁側に張り付け、軸組内に滞留した湿気を空気層に放出する仕組みになっている。 さらに室内側に気密防湿シートを施工すると軸組内に対する内部結露を防ぎ、完璧な方法と考えられています。こちらが詳しく書いてあるサイトです。参考にさせていただきました。詳しく図もあるので、わかりやすいです。http://www.ads-network.co.jp/seinou/se-6/se-6-08.htmただ、うちが上記の工法と少し違う点は、気密防湿シートを使わず、外と内で、湿気が行き来できるようにしてあるところです。上の文章の透湿防水シートについてですが、うちは、デュポン社のタイベックシルバーを使っています。こちらの透湿防水シートにはアルミを特殊技術で蒸着させ、遮熱効果を持たせた商品です。http://www.tyvek.co.jp/construction/product/silver/さらに、合板の代わりに調湿機能のあるモイス(モイスについては過去のブログをでふれてます。http://plaza.rakuten.co.jp/love2home/diary/200908170000/)を使い、さらにさらに、そのモイスの内側にサメジマの高機能調湿材RM-1(壁の内側に吹き付ける珪藻土)を施工し、断熱材はこれまた調湿機能のある、セルロースファイバーで。(こちらも過去ブログに詳しくありますhttp://plaza.rakuten.co.jp/love2home/diary/200908170000/)壁内の結露対策に念には念をという感じです。それだけ、やはり壁内の結露って恐ろしいと考えます。家を長寿命にさせるためには、とても重要なことです。内装は未完成だったり、DIYをしてでも、後からどうにでもできる!でも家の構造は変えられないし、見えなくなってしまうところの方が、家にとっては大事だと思うのです。だから、うちは見えないところにお金をかけて、その分、扉も一切ついてないし、できる作業はなるべく自分たちでやりました。(完成後、もうすぐ10ヶ月経つのに、まだまだやらなければいけないところは多々残っています(T_T))でもまあ、ゆっくり家を作り上げていくのも悪くないですよ。私は最初は早く完成させたくて、焦りがありましたが、今は完成された家よりも、少しずつ完成を目指しながら住む方が、いろんな楽しみがずっと続いていくので、生活も楽しいなって思うようになりました。目先のインテリアやデザインにごまかされず、見えないところにこそ、大事に考えていけば、これから何十年たったときに、大きな違いになっているはず・・・って思います。ランキング参加中↓よろしかったらポチっとお願いします(__)ランキングはこちらをクリック!