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神様の住む島 奄美!

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2008.11.11
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カテゴリ:奄美の自然
essey contest3

先日お伝えした、”日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥディVol9”
関連企画、エッセイ作文コンテストで、見事、最優秀賞、オランダ賞を
獲得された、緑が丘小学校 6年生、川原 千亜梨(ちあり)さんの作文を
ご紹介します。

”力強く生きる姿”

「まるで、あの頃のオオゴマダラを見ているようだ。」
私の記憶がタイムスリップしたようによみがえった。
 その日は台風が過ぎ去った次の日だったと思う。当時一年生だった私の目の前を
オオゴマダラという、きれいでめずらしいチョウがひらひらと舞った。
私は、一瞬にして心を奪われ、毎日観察するようになった。わたしとオオゴマダラの
付き合いはここから始まった。
 四年生になり、飼育委員会に入った私は、たくさんのオオゴマダラの
世話をすることになった。思えば、三年前、一匹のオオゴマダラが目の前を
横切ったのをきっかけに、今はたくさんのオオゴマダラの世話をしている。
何か不思議な縁を感じずにはいられない。
 しかし、自然界は時として残酷だ。すべとのオオゴマダラが順調に育つとは
限らない、たくさんいるオオゴマダラのうちの一匹が、傷つき、羽がボロボロに
なっていた。飼育委員としてはこのような姿を見るのは辛い。
「かわいそう」という気持ちばかりが強くなってしまう。
 「長くは持たないだろうな。」
私を含め、飼育委員のほとんどがこんなことを考え始めていた。
 ところが、私たちのあきらめムードをかき消すように、このオオゴマダラは、
傷ついた姿になっても、花の蜜を必死に吸っていた。がんばって吸っていた。
まるで、
 「生きるんだ。」
と力強く自分に言い聞かせているように。私は、「生きる」ということが、
どんなにうれしことなのか、教えてもらった。きっとこの写真に写っているチョウも、
毎日を必死に生きているんだろうな。わたしは、なつかしい思い出とともに
心の中で応援していた。

彼女の選んだ写真は、こちら。
CUNY JANSSEN
写真プロジェクト「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイvol.9」
クニー・ヤンセン撮影作品

リュウキュウアサギマダラの越冬の写真です。
写真を撮影した日は、雨がしとしと降る寒い朝で、
写真に写っているチョウチョ達は、本当に寒さに耐え、
一生懸命生きていました。
撮影には時間がかかるため、写真を撮影しているクーニーも横にいる私も
一緒に寒さに耐えながら、この美しい生命たちを見つめていました。
小さいけれど懸命に生きるいのちの力を一枚の写真から感じてくれた
川原さん、本当にありがとう。

川原さんが大人になっても、
リュウキュウアサギマダラが越冬できる島であり続けることを願って・・
今の私たちにできることは何だろう?を
これからも真剣に考え、できることから行動していきたいと思っています。

ありがとうございました。





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最終更新日  2008.11.11 21:21:19
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