|
カテゴリ:奄美の自然
近所の方が、漁港に迷い込んだ水鳥を保護したとのこと。
早速見に行きました。 (写真提供 高 美喜男さん) カイツブリです。 日本全国に生息していますが、奄美には、冬鳥としてやってくることが多いとか。 潜水が得意で、足にひれがついています。 (写真提供 高 美喜男さん) 保護された晩は、風が強く、付近にはノラネコも多いことから、 そのままにしておいては食べられてしまうかも?と思い、 家に連れて帰ったとのこと。 じっとしていましたが、ケガはしていないようです。 温かくするといいというので、引き取って、車の暖房をかけ さらに、手に抱いて温めました。 手のひらにすっぽり入るほどの大きさで、愛しさが自然と湧いてきます。 最初は、冷たかったカイツブリがだんだんあたたかくなってきました。 そのうち、私の手よりも温かくなり、元気を取り戻したようです。 元気になれば、野生に返したほうが良いので、海岸べりに離すことに・・ その前に、せっかくのいい機会なので、 いつも一緒に観察会をする小学校の子供たちに、 カイツブリを見てもらうことにしました。 先生に連絡すると、掃除の時間を短縮して、 全校生徒が見られるだけの時間をとってくださいました。 子供たちのこの顔! (写真提供 高 美喜男さん) 部屋は笑顔でいっぱいです! 校長先生は、 ”子供たちがいつまでもこの笑顔を失わないように、 生き物に対する好奇心を失わないように、大事に育てたい。” と後で、お話してくださいました。 そう、今日自然に生き物に対して抱いた愛しい気持ちを 大人になっても忘れず、行動に移すことが出きれば、 地球はきっと大丈夫に違いありません。 こののち、カイツブリは、元気に海に帰って行きました。 30数名の子供たち(だけでなく、その場にいた先生たちもみんな)を 一瞬にして笑顔にしてくれた小さないのち。 ありがとう。ありがとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.19 19:46:52
コメント(0) | コメントを書く
[奄美の自然] カテゴリの最新記事
|