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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2007/11/07
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テーマ:中国&台湾(3301)
現場のコンサルをやっていると、問題の半分くらいは実は本部(本社も)にある、
ことが多いことを実感する。

わかりやすく言えば、現場の貴重な営業時間を奪っているのである。

現場の人件費はギリギリまで絞っておいて、
さらに、
経理部から「○○シートを送信したので、月曜日までに提出するように」とか、
総務部から「○○委員会のメンバーを2名決めて、来週の会議に参加してください」
人事部から「アルバイトの評価前面接をしてシートに記入して送信してください」
営業部から「新しいパンフレットを作るから担当者を1名決めて会議に参加してください」
…などなど、果てしない(汗)。

「部」とか「係」ができた分だけ、
メールが飛び交うし「提出してください」「参加するように」となる。

こうした部門は、本来の目的はバックアップ部門のはずで、
現場をラクにして、営業活動に専念できるようにしなければならないはずである。

しかし、現実は、本部にスタッフが増えた分だけ、
「○○を提出してください」などのメールが飛んでくることになるから、
現場にしてみれば「本部こそスタッフを減らして欲しい」となる。

冷静に考えれば、必要なスタッフはいてもいいが、
問題は「提出しろ」とか「参加しろ」など、
バックアップが機能しないで、「仕事を増やしてしまう」ことである。

これを誰も指摘しないし、
最も問題なのは、現場にどのくらいの「要求モノ」が来ているのか?
誰も把握していないこと。

現場は、人件費を削られた上にお客さんからの要求で
もう絞った雑巾を乾燥機にかけるくらいの厳しさがある。

それで、調べてみると…、

現場のスタッフの実働時間の40%くらいを奪っていることが判明したことがある。
(実例です)

おまけに、本部主催の会議やミーティングは、
9-17の中で行われることが多いから、
現場での仕事の時間をしっかり食べていることになる。
それでいて、本部は定時に帰宅しているのだから、目も当てられない。

結局、現場長は残業して現場のことをやるしかないわけだ。
この残業の年間の累計額は恐ろしいことになる。
しかもサービス残業が多いから現場長は利益追求の被害者みたいなもの。

ある企業で「やっと3000万円の純利益が出た」
と喜んでたいのもつかの間、
僕らが現場で調べてみると、現場長たちのサービス年間残業分を足してみたら
ちょうど3000万円だった(汗)。

なんのことはない、タダ働きさせた分が利益になっただけである。

本部のスタッフが「利益が出た!」と宴会ではしゃいでいる場合じゃなかった(笑)。

これはサービス業に限ったことではない。

これからは本部の仕事の180度、発想を変えさせなければならない。
現場の邪魔をしないこと。
あくまでもバックアップに専念すること。

例えば、どうしても会議を開催したいなら、
現場のピーク時間を外して行うこと。
それで、本部が残業になるのは構わない。
それが嫌なら、シフト勤務すればよい。

どうしても○○シートを提出してもらうなら、
できる限り、シートを完成させておいて、
「あとは、空欄に入力だけしてください」などの配慮をすること。

少ない人数で100円でも多く売上げるためには、当然のことで、
このくらいのことをやっている会社もある。

一般的に、本部スタッフは社内に対しての仕事が多いので態度が悪い。
お客さんに接触している頻度に乏しいとそうなる。
揉まれてないし、磨かれていない。

社内相手だと横柄になる。
本部という看板が強いから、現場に怒鳴られたりすることは少ない。

どこの企業にも「プチ官僚化」が進行してしまうものである。

そうなると「民営化」するしかないですね(笑)。

現実には、
本部のほとんどの仕事を外部業者にやってもらった方が、
本当のバックアップサービスを味わえるから、
現場としてみれば大賛成である。

「○○をいついつまでに提出しろ!」などと言わない。
逆に、現場まで来てくれたりする。
そして、シートの入力方法を教えてくれたり…。
今までより大事にしてくれるし、サポートをしてくれる。
(本来の本部の姿をみているようだ)

だから現場の本音で言えば、
本部業務のアウトソーシング化は大歓迎となる。
それで本当に実務効率があがるのだから仕方ない。

現場の人は、今までは本部の分まで「おんぶにダッコに肩車」状態で、
身動き取れなかった分、身軽になって活動が活発になる。

いずれにせよ、
これからは絞ればまだまだ水が出る本部をどうするのか?
が経営課題だろう。






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Last updated  2007/11/08 02:29:52 PM
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