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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2012/06/01
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かつての日本は、外国の様々なハード(製品)を取り入れつつ、
日本流により使いやすくアレンジして、海外に輸出して大成功を収めました。

その後、現地生産化して、よりその国の人々の風習や使い方に合った改良を加えて、
今でも世界各地で売りまくってます。
それに適合できなかったメーカーは苦戦してます。

最近、「日本のサービスを海外に!」というような報道や記事を良く見ます。
日本流のおもてなしを、、、。

実際には、飲食業や小売業など、2000年以降はどんどん海外に進出していきました。
それから12年も経過すると、ここでも失敗と成功に分かれてます。

日本流をそのままにして海外に進出すると、、、
小規模の場合はさておき、大きくチェーン展開する際には
問題化してしまいます。

やはり「現地化」が必要なのです。

そういう指摘を素直に受け入れる人もいれば、あくまでも日本流にこだわる人もいます。
そして、それが明暗を分けます。

自分の国に取り入れる時には、うまいこと「日本流」にアレンジするのに、
海外に進出する時には、その地域や国流にアレンジできないのです。
「日本流」にヘンなプライドがあるからです。

そもそも、日本のお家芸は他国の良い部分を活かして
より使いやすいように改良することのはずで、
「0」から発明するようなものではないはず。

サービス業でも、
コンビニエンスストアから、ファーストフード、ショッピングモールまで、
欧米から取り入れて改良に改良を加えたものばかりです。

飲食も同様です。
イタリアン、フレンチ、でも、日本流にアレンジすることで
本家を凌ぐ料理に進化させてきました。

だから、今度は外国に合わせて改良すればいいのに、
(ローカル・フィット)
ヘンなプライドが邪魔して失敗する人が後を断ちません。
輸出する時になると、なぜか「頑固者」が急増します(笑)。

一方で、現地化の得意な人たちもいます。
FamilyMartなどのコンビニは、日本で確立したスタイルを
さらに台湾スタイル、中国スタイルへ、、、と変化させて、
見事に現地に受け入れられています。

サービス業が世界に出て行くには、日本流の達人ばかりいても成功しません。
日本流の良い部分をこのしつつ、不要な部分をバッサリと切り捨てて、
現地の風習と適合させて受け入れられるようなバランスを見つけられる人が必要になります。
(どこを残して、どこを捨てるか?)

私たちも中国での施設や店舗では、毎度のことながらこのことに直面してきました。
わかりやすいものでは「日本流のおもてなし」というやつです。

それは現地の人にはわかりづらい。
おもてなしが「相手の立場に立って、、、」というなら、
現地の生活風習を知らなければならないわけで、
それを真剣にやると、あっという間に12年が過ぎてしまいました(汗)。

これは職種で大いに違うし、売上げが必要な仕事と必要ない仕事でも違います。

現地であれこれやって、現地化に必要なことがわかってきました。
それはとてもシンプルなことで、
「絶対に厳守しなければならないことは何か?」を決めてサービスの基準にして、
それ以外の日本流をバッサリ切り捨てることです。

そして、その基準に「優先順位」をつけることです。
「あれも大事、そうはいってもコレも大事、、、」ではダメで、
「まず1番大事なのはコレ。2番はコレ、、、」と決める。
これはに多少の勇気と責任が必要です。

責任を回避したい人は、
いつまでたっても「あれも、これも、それも、、、大事」と叫び続けます(笑)。
そして、その内容はたいていは「お客様に失礼にならないように、、、」するための項目です。

肝心なのは「お客様により満足してもらうための、、、」
または「お客様に楽しんでもらうための、、、」
こちらを決めなければならいのに、
「やってはいけないこと集」になってしまうという傾向があります。

それに良く見れば「どれが日本式、日本流なのか?」
怪しいものがたくさんあります。
本当は「わが社流」が多いのです(笑)。

ここがポイントで、何でもかんでも日本流を押し付けられて喜ぶ人は多くありません。
(逆の立場になればわかります)
だけど、オークラ流、大戸屋流、、、とすれば、
そこに就職する人にとっては「学びたい」ものになるはずです。

そういう意味では、
ディズニーランドの運営理念「S・C・S・E」は、もうため息が出るほど素晴らしい。
(優先順位つきの4つのキー)
シンプル イズ ベスト!の典型でしょう。

もう一つ大事なポイントは「アメリカ流」とは言わなかったことです。
開業当時指導に来ていたアメリカ人トレーナーたちは、
この4キーを「ディズニーランド流」として、ひたすら繰り返し、しっかり定着させました。
だから開業当時新人だった私たちキャストにとっては、とてもわかりやすかった。

これを徹底することで、世界各地であれほど運営の複雑な巨大なテーマパークを
毎日安全に快適に楽しく、、、そしてしっかり稼ぐ運営ができるのだと思います。

「夢と魔法の国」には、サービス業を輸出するヒントが詰まってます。







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Last updated  2012/06/01 02:11:26 PM
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