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toms2121@ Re:ご苦労様でした(12/30) bouz3907さん  こちらこそ、来年もよ…
toms2121@ Re:一年間ありがとうございました。(12/30) greenglass1956さん    いつも読んで…
bouz3907@ ご苦労様でした 師匠のおかげで夫婦で楽しみながら投資を…
greenglass1956@ 一年間ありがとうございました。 いつも石川さんのプログを楽しみに拝見さ…
toms2121@ Re:今年も1年ありがとうございました(12/29) ハヤザキさん  こちらこそ、ありがと…

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2019.01.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類
​​​ 京阪神ビルディングはぶれない事業経営で電算センターを増設し続けています。9月6日のメルマガの資料ですが、新しい決算短信を見なくても安心して買い増せました。

  京阪神ビルディングは「安全で快適な事業用空間を提供し、行き届いたビルマネージメントにより顧客満足度を高めること」を事業方針とし、さらに価値の高い施設の提供と質の高いビル運営を目指して経営努力を積み重ね成長してきました。

 京阪神ビルディングは、膨大な含み益のある不動産の賃貸業で、どのような経済状況であっても確実に利益を確保している高い収益力を持っている企業です。

 今日の研究銘柄として京阪神ビルディングを選んだ一番の理由は他の多くの企業の株価が低迷するものが多い中で、京阪神ビルディングの株価が急速に回復しており、ついに2018年1月に付けた高値995円を抜いてきたからです。

 京阪神ビルディングの6か月間のチャートです。

https://www.nikkei.com/nkd/company/?

 

 出来高も着実に増加してきており、早めに研究銘柄にするほうが良いと判断しました。

 京阪神ビルディングの直近の株価情報です。

​​https://www.nikkei.com/nkd/company/history/dprice/?scode=8818&ba=1

(追加 9月時点からはずいぶん株価が下がりさらに割安になっています。)

 いよいよ、京阪神ビルディングの株価が正当に評価される可能性が高いと判断しました。

 京阪神ビルディングは内需100%の賃貸不動産業者です。為替の影響も受けず、トランプ大統領の関税政策などの影響も受けません。

 そして、なによりも安心なのは、京阪神ビルディングの賃貸ビルのポートフォリオはバランスが良く、これから世界中でIoT(モノのインターネット)が活用されるようになって、ネット需要が伸びていくときに、必要不可欠なインターネットインフラの基盤となるデータセンタービルを賃貸ビルポートフォリオのトップの事業として位置付けている点です。

 2018年3月期はデータセンタービル賃貸が42.3%、オフィスビル賃貸が24.6%、ウインズビル賃貸が24.2%、流通事業が8.1%の状況となっています。

 2018年3月期末には賃貸物件を27棟所有しており、賃貸可能総面積は約75,793坪となっています。

 
部門別では流通事業の賃貸面積が34.0%で最大ですが、売上高に占める割合ではデータセンタービルが最大です。

 IT銘柄の中には、驚くほど高PERになっている企業もあります。しかしIT銘柄は玉石混合で、どの企業の株に資金が入ってくるか見極めが難しいこと。更にはフィンテック、人工知能、ビックデータなどの事業をスタートすると発表しただけで、利益が伴っていないのに『言葉』だけに反応して株価が噴き上がるような企業の株に投資するのは不安が多いと、私は考えています。投資環境が悪化した時に株価がどこまで下げるか予想もつかないからです。

 米国のゴールドラッシュで沸き返ったときに、一番儲けた人はゴールドを掘り当てた人ではなくサン・ブラナンというゴールドを探す道具安く買い占めて高く売った商人だったということです。

 私もビックデータとかITとか、オンラインゲームとかの利用が増加の一途をたどるなら、どのIT企業が稼ぎを大きくできるか、どれほどの多くのデータセンターが必要になるのかなどと想像をたくましくして銘柄チェックをしています。

 このように、いろいろとチェックした企業の中で、ゴールドラッシュ時のサン・ブラナンと同じ立ち位置にいる、京阪神ビルディングはインターネットを利用するためには必要不可欠なデータセンター事業を25年も前から展開しているので、とても有望な企業だと判断しました。

 このことも本日の研究銘柄として京阪神ビルディングを選んだ大きな理由の一つです。

(京阪神ビルディングの沿革)

http://www.keihanshin.co.jp/company/history.html

 

 京阪神ビルディングは戦後間もない1948年に、軍用飛行場に転用されてしまった旧阪神競馬場を再興させようという声が関西馬主・財界人を中心にわき起こり、そのような強い想いを背景に、農林省(現:農林水産省)の賛同を得て、「阪神競馬場」を建設し競馬の振興を図ることを目的として設立されました。

 このため京阪神ビルディングの設立当初の社名は「京阪神競馬株式会社」でした。不動産会社としての京阪神ビルディングの歴史は宝塚市の宅地分譲から始まりました。

https://www.keihanshin.co.jp/ir/individual/01/

 1962年には大阪市中央区に賃貸オフィスビル第1号「瓦町ビル」を竣工させます。当時は、御堂筋で一際目立つ大きなビルでした。1988年には初のデータセンタービル「新町ビル」を建設しました。

 
その後、社会のIT化の進展に合わせ同事業を拡大し、現在では当社の主力事業となっています。また設立の縁により注力してきた、JRAに「場外勝馬投票券発売所」を賃貸するウインズビル事業、高度経済成長期のモータリゼーションの進展に伴う郊外型の商業・流通施設事業など、社会のニーズに応える賃貸不動産事業を展開して発展しています。

 京阪神ビルディングを本日の研究銘柄として選んだ理由を、より具体的に説明します。

1> 京阪神ビルディングの株価はリバウンドを始めていますが、賃貸不動産業としては低PERでPBRも低いこと。

6月8日の終値の株価1000円で計算したPERとPBRは次の通りです。


 2019年3月期の一株利益予想 68.74円 PERは14.5倍です。

 2018年3月末時点の一株純資産1154.75円 PBR0.87倍です。

2> 京阪神ビルディングの業績は安定的であり、順調に利益を増やしている企業であること。

京阪神ビルディングの経常利益の推移は以下の通りです。

2012年3月期 34.4億円
2013年3月期 38.0億円
2014年3月期 36.9億円
2015年3月期 44.5億円
2016年3月期 47.8億円
2017年3月期 47.4億円
2018年3月期 50.4億円
2019年3月期(予想) 51.0億円

〇京阪神ビルディングの純利益と一株利益の推移

2012年3月期 17.40億円(一株利益 38.7円)
2013年3月期 23.31億円(一株利益 51.8円)
2014年3月期 23.69億円(一株利益 46.1円)
2015年3月期 27.32億円(一株利益 50.6円)
2016年3月期 36.10億円(一株利益 66.9円)
2017年3月期 32.72億円(一株利益 60.7円)
2018年3月期 35.85億円(一株利益66.58円)
2019年3月期(予想) 37.00億円(68.74円)

〇京阪神ビルディングの財務ハイライトのページです。

http://www.keihanshin.co.jp/ir/finance/hilight.html

3> 京阪神ビルディングの利益は着実に増加しており、財務内容も強化されていること。

6年前の2012年3月期と2018年3月期を比較すると売上高で1.11倍。経常利益で1.46倍。純利益は2.06倍と増収増益の企業です。

 資産状況はどうかについても、2012年3月期のバランス・シートの主要科目と2018年3月期の2018年3月末のバランス・シートの主要科目を比較してみます。

<2012年3月末>

(資産の部)資産合計1106.71億円

現・預金47.41億円
投資有価証券58.08億円
受取手形及び売掛金3.64億円
土地520.36億円
建物等426.42億円

(負債の部)全ての負債718.80億円

 有利子負債465.91億円

<2018年3月末>

(資産の部)資産合計1230.35億円(123.64億円増加)

現・預金70.51億円(23.10億円増加)
投資有価証券152.89億円(94.81億円増加)
受取手形及び売掛金2.77億円(0.87億円減少)
土地526.66億円(6.3憶円増加)
信託土地110.38億円(110.38億円増加)
建物等313.01億円(113.41億円減少)
信託建物24.39億円(24.39億円増加)

(負債の部)全ての負債608.08億円(110.72億円減少)

有利子負債482.53億円(16.62億円増加)

(コメント)

総資産は123.64億円増加しましたが、すべての負債は110.72億円減少しています。

 現・預金は23.10億円増加し、投資有価証券は94.81億円増加しています。現金性資産は合計で117.91億円増加しています。

 賃貸物件の入替(買替)により土地(含み信託土地)は117.13億円増加しましたが、建物等(含む信託建物)は89.02億円減少しています。土地と建物合計で26.54億円増加しています。

 賃貸不動産の含み益を2012年3月末と2018年3月末とで比較しました。2012年3月末の賃貸不動産の含み益は374.32億円、2018年3月末の賃貸不動産の含み益は635.67億円であり、含み益は261.35億円増加しています。賃貸不動産の買替は効率的に実施されていることが確認できます。

<注>参考

〇2012年3月期

 賃貸不動産の時価1322.41億円。簿価948.09億円。含み益374.32億円。

〇2017年3月期

 賃貸不動産の時価1467.72億円。簿価886.47億円。含み益581.25億円。

 ただ、今回初めて開示された資料では2018年3月期の賃貸不動産の含み益が大きく増えていると考えられる数字が開示されています。

 5月10日に開示された平成30年3月期決算発表資料の6ページです。

https://www.keihanshin.co.jp/pdf/2018.5.16.pdf

 2017年3月期までの賃貸不動産の時価と簿価の状況が過去の有価証券報告書の数字と一致しています。この資料によると2018年3月期の賃貸不動産の含み益は635.67億円に拡大しています。

  賃貸不動産の時価1610.54億円。簿価974.85億円。含み益635.67億円。

  京阪神ビルディングは過去の利益で投資有価証券という現金性資産を増加させていることが分かります。

 
全ての負債は608.08億円しかなく、賃貸不動産の簿価886.47億円。含み益635.67億円であり、賃貸不動産の現在の価値から全ての負債を控除した金額は849.78億円となります。

 1610.54億円―608.08億円=1002.48億円

 京阪神ビルディングの6月8日の終値1000円で計算した時価総額は538.3億円であり、非常に割安であることが分かります。

  賃貸不動産の他に現・預金70.51億円+投資有価証券152.89億円=223.4億円の現金性資産を持ち、金融資産だけで時価総額の41.5%を占めています。

4> 京阪神ビルディングの所有不動産の含み益が大きいこと。

  いままでは貸不動産の含み益は本決算の有価証券報告書にのみ開示されていました。しかし今年は決算開示資料にも賃貸不動産の含み益が開示されました。この資料の変化をみれば、いちいち有価証券報告書を確認しなくても一目で土地の含み益の変化の状況が確認できるようになりました。

<注>参考

〇2012年3月期


  賃貸不動産の時価1322.41億円。簿価948.09億円。含み益374.32億円。

〇2017年3月期

  賃貸不動産の時価1467.72億円。簿価886.47億円。含み益581.25億円。

〇2018年3月期

  賃貸不動産の時価1610.54億円。簿価974.85億円。含み益635.67億円。

 
京阪神ビルディングの所有ビルのポートフォリオも収益力の高いデータセンタービル、オフィスビル、ウインズビル、商業施設・物流倉庫という4つのカテゴリーに分散されています。

https://www.keihanshin.co.jp/business/index.html

  2018年3月期の四半期の部門別売上高比率を平成25年3月期と比較すると、オフィスビルは、ビル売却に伴う減収やデータセンタービルの伸長により27.6%から24.6%に低下しています。

 
一方、データセンタービルは、新ビルの稼働と稼働率の改善、電力収入の増加により、35.9%から42.3%に上昇しており、創業来の主たる事業であったウインズビルに代わり、売上の中心を成すまでになった。

 
ウインズビルは引き続き安定した中核事業のひとつですが、賃料値下げなどによって26.7%から24.2%に低下しています。

 
商業施設・物流倉庫は、近年、既存施設のバリューアップ、首都圏での新規物件取得を進めたこともあり、6.8%から8.1%に上昇しました。

 貸ビル業界では、平成19年のサブプライムローン問題に端を発した世界同時不況、実態経済の悪化から、ビル需給が急速に悪化し、空室率が上昇を続けました。平成23年3月には、東京地区が9.1%、大阪地区が12.4%と、過去のピークまで上昇しました。その後は緩やかに改善し、平成29年9月末には東京地区が3.2%、大阪地区が3.8%となりました。

こうした中、京阪神ビルディング所有物件の空室率は、ここ10年、一貫して業界平均を下回る水準を維持しています。平成30年3月末には、御堂筋ビル、新町第1ビル等で新規テナントの入居が進み、平成29年3月期末の2.1%から1.5%に改善しています。

5> 経営計画に基づき資産(=賃貸不動産)の入れ替えを着実に実施して、首都圏の賃貸不動産を増やしていること。

http://www.keihanshin.co.jp/ir/individual/prospect.html

京阪神ビルディングのホームページにある上記の「今後の戦略」の資料にあるとおり、地域ポートフォリオ分散の観点から東京都心部を中心としたエリアへの投資を進めていること。

〇決算説明会資料7ぺージ

https://www.keihanshin.co.jp/pdf/2018.5.16.pdf

 

<2018年3月期の地域別賃貸可能面積>

関西圏 58.6%
首都圏 24.8%
その他 16.6%

 このために、2016年3月期には2009年に取得した簿価232億円の心斎橋アーバンビルを売却し売却益は12.5億円を計上しました。

 そして2015年4月に東京都渋谷区の代々木公園ビルを60億円で購入し2015年12月に埼玉県川越市の冷蔵冷凍配送センターを30億円しました。

 「心斎橋アーバンビル」は6年前に購入したものですが、土地単価が坪30百万円と路線価と比べ非常に高価だったこと、築40数年で経年劣化が進んでいることから譲渡益のでる価格での売却を決定したとのことです。

  京阪神ビルディングの沿革を見ると、物件の入れ替えの状況が分かりやすく出ています。

https://www.keihanshin.co.jp/company/history.html

〇2015年4月24日の代々木公園ビル(=信託受益権)取得のIR

http://www.keihanshin.co.jp/pdf/2015.4.24.1.pdf

 

〇2015年12月17日の川越の冷蔵冷凍配送センター取得のIR
(川越市は関越自動車道、圏央道、国道16号等が結節する首都圏における交通の要衝です。)

http://www.keihanshin.co.jp/pdf/2015.12.17.pdf

 

  代々木公園ビルはイッセイミヤケ本社として1棟貸しており、冷凍冷蔵配送センターも現在この配送センターを使用中の大手物流業者に対する一棟貸しを継続します。

 
京阪神ビルディングは新規投資を実施する場合は、首都圏でのオフィスビル賃貸事業の拡充と地域ポートフォリオの分散をはかるため、2015年3月期にNECの府中ビル(東京都府中市)を取得し、NECの宇宙開発・防衛産業の部内本社として利用してもらっています。また2015年4月には代々木公園ビルを取得し、このビルもイッセイミヤケ本社として引き続き利用してもらっています。

 
京阪神ビルディングの賃貸事業は1棟貸しで、顧客が長期的に安定したテナントであるかを検証すると同時に、京阪神ビルディングの建築技術部が購入予定物件を設計図から検討し電気系統を含めデューデリジェンスを行った上で投資を決定しています。

 
商業ビルについては、2014年11月、京都の四条河原町ビルのテナントを入れ換え、H&Mの日本最大店舗としてスタートしましたが、好調な推移となっています。

〇2016年10月には神奈川県藤沢市に食品スーパーマーケットを展開しているサミット株式会社に一棟貸する商業施設を取得しています。

https://www.keihanshin.co.jp/pdf/2016.10.21.pdf
 

​​  今後の課題はこのような物件をどうファインドアウトしていくかです。物流倉庫については、大きい倉庫に集約化され古い倉庫が浮いてくる状況が東京でも出ていますが、あくまでロケーションが重要だと判断しています。東京では圏央道中間をはじめ道路の発達により物流ネットワークはよくなっています。

 
中堅会社とどう組み1棟貸ししていくかが課題で、パートナー企業と組みながら、顧客と向き合うときは営業と技術陣の共同体制で中長期の修繕契約を含め行っています。

 
京阪神ビルディングはBuy&Holdの方針のもと、立地と利回りを重視した投資を継続することとしています。この方針に従い、エリアは大阪集中リスクを軽減すべく首都圏への投資を実施しています。

 
ポートフォリオは、オフィスビル、データセンタービル、ウインズビル、商業施設・物流倉庫に絞り込んでいますが、特に都心部のオフィスビル、首都圏の中規模商業ビル、大阪のデータセンタービル、物流拠点となる倉庫を取得すべく各方面に情報提供を働きかけています。また既存施設の売却や入れかえも計画的に進めていく方針です。

 
スクラップ&ビルドをバランスよく実施し、資産の健全性を維持する方針です。 株主還元については、配当性向30%を目標とし、安定配当を第一としています。

 
京阪神ビルディングは25年以上前からデータセンターに着目し、利便性の高い都心型のデータセンタービル事業を展開してきました。現在では大阪地区においてトップクラスである7棟を保有し、日本でも数少ないデータセンター専用ビル賃貸事業者として、豊富な実績に基づく高い機能性と充実した保守管理サービスは、テナントに高い評価を得ていいます。

   日本や世界の景気がどれほど悪化しても、もはやインターネットを使わない生活を想像することができない以上、データセンターの需要は無くなることはないと考えています。


6> 現金性資産をため込むばかりではなく、有望な賃貸物件を開発するため土地の取得も進めていること。

 
新規投資の状況として、東京地区では、オフィスビルの賃貸事業を拡充するとともに、地域ポートフォリオの分散を図るため、2017年6月に港区虎ノ門の用地を取得しました。

 
首都機能が集積する霞が関に隣接した日本有数のビジネス街に所在し、東京メトロ銀座線(虎ノ門駅)、JR(新橋駅)など、5つの路線の利用が可能です。周辺では複数の大規模再開発が計画されており、国際的なビジネス拠点として、さらなる発展が期待されるため、BCP対応の、高い機能性を持つオフィスビルを建設する計画です。

 2017年3月には、大阪ビジネスパーク(OBP)でデータセンタービル開発用地(約2000坪)を取得しました。OBPは、高層ビルが林立する大阪市内のオフィス街で、徒歩6分のJR京橋駅は、大阪駅から10分弱の距離に立地しています。南西に大阪城を臨み、上町台地の北東に位置するこの地域は、古くから地盤が高く、水害に強いため、最新鋭のデータセンタービルを建設すべく、現在、テナント候補先数社と折衝を進めています。

〇5月10日に発表されたデータセンタービル建設決定のIR

https://www.keihanshin.co.jp/pdf/2018.5.10.3.pdf

<取得資産の概要>

(1)名称 (仮称)京阪神 OBPビル
(2)所在地 大阪市中央区城見2丁目2番7
(3)敷地面積 6,671.94㎡(2,018.25坪)
(4)延床面積 40,025.00㎡(12,107.56坪)(予定)
(5)取得額 建築・設備総額 約280億円(予定)
(6)資金計画 借入金および自己資金等により充当

3.今後の日程

(1)着工 2019年2月下旬予定
(2)竣工 2021年2月下旬予定

7> 京阪神ビルディングは内需100%の企業であり為替がどのように動こうと業績に受ける影響はないこと。

 
ドル円相場が、どのように動いても、米国が保護主義政策を強めても、中国のバブルが崩壊しても、他の理由で世界経済の低迷があっても、ユーロ危機が再燃しても、直接的には業績に影響を受けません。

首都圏でも賃貸不動産を着実に増やしていることも魅力があります。

8> 京阪神ビルディングは個人投資家に人気のある優待銘柄であること。

(京阪神ビルディングホームページの配当と優待情報のページ)

http://www.keihanshin.co.jp/ir/individual/dividend.html

 
優待 3月末に、お米券の優待があります。ランクアップ優待で持ち株数によりお米券の枚数が増加します。

100株以上  1枚
1000株以上 5枚
5000株以上 10枚

 2015年2月には長期保有優遇制度を発表しています。2年以上保有している株主には上記に加えてお米券を以下のようにプラスします。

100株以上  +1枚 計2枚
1000株以上 +2枚 計7枚
5000株以上 +5枚 計15枚


 京阪神ビルディングの2019年3月期の配当予想は年間20円なので、100株投資した場合の配当優待利回りは2.44%と2%を超えています。

​ なお配当は7年連続で増配する計画です。

 また賃貸不動産業はストック型ビジネスでPERが高い企業も多いのですが、京阪神ビルディングはPERが14.4倍程度と投資指標からみても割安です。

 
100株投資した場合の賃貸不動産銘柄のインカム・ゲイン利回りは2.44%と十分に高いために個人投資家の投資対象としても魅力があると考えました。

 以上の理由から京阪神ビルディングを本日の研究銘柄として選びました。

では、いつものようにバランス・シートから京阪神ビルディングの資産価値を見ていきます。

https://www.keihanshin.co.jp/pdf/2018.5.10.1.pdf

​​​ 平成30年3月期の第3四半期の決算短信から調べました。必ず自分の眼で確認する癖をつけてください。(去年の数字です。でもほとんど変わません

​​​
現・預金70.5億円
+投資有価証券152.8億円
+受取手形及び売掛金2.7億円
+土地簿価526.6億円
+信託土地簿価110.3億円
―全ての負債608.1億円
=254.8憶円

 2018年3月期の決算開示資料に記載されている賃貸不動産の時価と簿価の差額(=含み益)は635.67億円です。

​京阪神ビルディングの時価総額は原稿執筆時(6月8日)の株価1000円(⇔53,828,142株)で計算すると、538.3億円となります。決算短信発表時の自己株式は株数に含めず計算しています。

 
追記 2018年12月28日の時価総額は株価の値下がりで、443.9億円 株価825円(⇔53,803,124株 2018年9月30日の発行株式総数)

 京阪神ビルディングの株価は賃貸不動産の含み益を勘案すれば、上記の資産価値からだけ判断しても十分に割安だと考えます。

上記の資産価値に計上しなかった、資産を見てみます。

 建物等313.0億円+信託建物24.3億円+その他の資産29.7億円=367.0億円。







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Last updated  2019.01.02 13:18:40



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