「想ひでホロリ」さんからのお便りです
少し、昔の話につきあってください。
もう20年以上前(昭和60年頃)の話です。毎年、春と秋に岐阜市の新岐阜百貨店(現在は解体されています)付近一帯に、香ばしい香りが漂っていました。通勤客も思わず足を止めるほどでした。
その正体は、板取名物の「いももち」でした。
いももちとは、さといもと米を一緒に炊いたものを潰して平たく丸めて焼き、生姜醤油をつけただけの素朴な食べ物です。
焼き機を持ち込んで実演販売をしていて、焦げた生姜醤油が食欲をそそり、どこか昔懐かしい味がしました。当時は、売り出しやイベント時など、特別な場でしか食べることができませんでした。
最近は、あちらこちらで見かけるようですが、やっぱり、いももちといえば板取です!!
そのいももちが、1年中食べられるところがあります。
板取川温泉横にある「ヤウゼハウス」です。ここには、地元の方たちの手づくり商品がたくさん並んでいます。
注文をしてから、待つこと7~8分。
こんがりと焼き上がったいももちが、目の前にやってきました。
中を見ます。このホクホク感、写真で伝わるでしょうか。
久しぶりに食べてみましたが、とってもおいしくて、若かりし頃のいろいろな想い出がよみがえってきました。
皆さんも、ぜひ一度食べてみてください。板取川温泉内の休憩所からも入ることができますので、お気軽にどうぞ!!
いももちは、1個120円です。ほかにも、じゃがいもコロッケ(1個90円)、さといもコロッケ(1個60円)が人気です。
お問い合わせ先: ヤウゼハウス 0581-57-2033 (水曜定休)