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まいかのあーだこーだ

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2023.10.04
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まだまだ「らんまん」ネタが!

前回は、
時代考証担当者のインタビューを取り上げましたが、
それ以外にもネタバレ的な記事がネットにあがってる。



まずは、
スエコザサについての万太郎のセリフのこと。

万太郎は、
スエコザサの美しさを竹雄にこう説明しました。
> 葉が波打って、おかげで光によう映える。
> 葉の表面には白い毛が生えちゅうけんど、
> その細い毛が光に透けてきれいじゃった。


これ聞いたときに、
なんだかエロティックな表現だなあと思ったのよねw

じつは、
その伏線らしきものが第70話(14週)にあったらしい。
https://encount.press/archives/520117/

つまり、
万太郎は、寿恵子の寝顔を見てこう言ったのです。
> 寿恵ちゃんはまつ毛が長いのう。
> 生え際もかわいいし、うぶ毛が朝日に透けちゅう。

すると、寿恵子は目を覚まして、
> 人のことを草花みたいに観察しないで!!

と叫びます。

…たしかに、そんなような場面がありましたねえ。



つぎに、
綾と竹雄のつくった新酒について。

2人は「峰の月」の伝統を継承しつつ、
藤丸の科学の力を借りて「輝峰」を開発したわけですが、

土佐の酒蔵の名が「峰屋」だったのに対して、
2人が沼津に建てた酒蔵の名は「綾乃竹」だったらしい。
https://mdpr.jp/drama/detail/3975021
…細かいところまで作ってますね。



長田育恵は、
最終週のテーマが「継承」だと言ってたけど、

それは、
万太郎が植物図鑑を後世に残すことだけでなく、

綾と竹雄による「酒造りの継承」でもあり、
丈之助による「演劇文化の継承」でもあり、
佑一郎から教え子への「土木技術の継承」でもあり、
千鶴と紀子による「標本資料の継承」でもあった…
ってことですよねえ。
https://mantan-web.jp/article/20230929dog00m200062000c.html



つぎは、
牧野富太郎と池野成一郎の親交の話。

前回の記事にも書きましたが、
波多野のモデルは染谷徳五郎と池野成一郎の2人です。

牧野と染谷は、
もともと植物学教室で仲良しだったと思いますが、
それ以上に、牧野は池野とも親しかったらしい。
たしかに自叙伝にも「親友の間柄」とあります。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001266/files/55789_52788.html

そう考えると、
染谷と池野を1人のキャラに融合させたのは、
必然性があったといえますね。

なお、
池野の妻は、松村任三の妹だったらしい。
ドラマでいうならば、
波多野くんの義兄が徳永教授だったってこと!

また、池野成一郎の孫は、
映画音楽の世界でも活躍した池野成だそうです。
ゴジラでは伊福部昭のアシスタントだったとな。

なお、今回は伊福部昭ではなく佐藤直紀です。




つぎに、
田邊教授の奥さま=聡子について。
モデルになったのは矢田部順しゅんです。

彼女は未亡人になってしまったわけですが、
その後も長生きされて、
昭和34年(1959)までご存命だったとのこと。
明治2年(1869)生まれなので、90才です!
米寿のお祝いのときには、旦那さんの思い出も話されたらしい。

なお、彼女の旧姓は「柳田」なのですが、
妹の婿養子になったのが柳田国男なんだって!!
つまり、
矢田部良吉と柳田国男は相婿の関係だったってこと。
すごい学者一族です。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77182



つぎに、
牧野富太郎と南方熊楠の関係について。

前回の時代考証担当者のインタビューでも、
「牧野は熊楠を植物学者と見なしていなかった」
との話がありましたが…

実際、
牧野は熊楠の死後にこんなことを書いたらしい。
> 南方くんは、往々新聞などでは、
> 世界の植物学界に巨大な足跡を印した大植物学者だと書かれ、
> また世人の多くもそう信じているようだが、
> 実は同君は大なる文学者でこそあったが、
> 決して大なる植物学者ではなかった。


…けっこう失礼な言い草ですw

この口ぶりから察するに、
牧野は熊楠のことを嫌ってたようにも思えるし、
自分の名声を脅かす巨人ぶりに警戒してたようにも思えます。
https://gendai.media/articles/-/116705



そして、
牧野富太郎と東大との関係について。

前にも書いた通り、松村任三は、
いったん助手の牧野富太郎を非職にしたものの、
まもなく牧野は講師として復帰したので、
結果的には78才まで東大で仕事をしています。

しかし、東大とは最後も喧嘩別れだったらしい…。
https://gendai.media/articles/-/113033?imp=0





さて、
ここからは長田育恵についての話。

じつは10年以上も前に、
彼女の劇団で美術を担当している杉山至から、
「牧野富太郎のことを書いてみたら?」
と言われていたのだそうです!

NHKから朝ドラの話があったのは、
一昨年のドラマ「流行感冒」が出来た後だそうですが。

https://realsound.jp/movie/2023/09/post-1444794.html

下の記事にも書いたとおり、
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202308120000/
朝井まかても、2016年の「落陽」を書く前に、
「牧野富太郎のことを書かないか?」と打診されてたようだけど、
長田育恵には、それよりも前に話があったんですねえ。

牧野富太郎にかんしては、
戯曲化や、小説化や、ドラマ化の話が、
いろんなところで立て続けに持ち上がっていたのだな。



ところで、長田育恵は、
もともと小説家志望だったそうです。
そのきっかけは、
湯本香樹実の小説「夏の庭 The Friends」を読んだこと。

相米慎二が三國連太郎主演で映画化しています。

長田育恵の母親は、
今回の朝ドラを見ることなく亡くなったらしいのだけど、
亡くなる前に「小説は書き上げられた?」と彼女に言ったそうです。

そのことを考えると、
長田育恵は今後、小説を書くのかもしれませんね。
https://dot.asahi.com/articles/-/202389



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最終更新日  2023.10.04 11:11:27
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