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まいかのあーだこーだ

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2024.03.20
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NHKスペシャル「古代史ミステリー」を見ました。
第1集のテーマは邪馬台国です。


1.纏向遺跡


いちおう九州説にも配慮して、
佐賀・吉野ケ里遺跡の石棺墓のことも取り上げてたけど、
やっぱり近畿説のほうを重視してた感じ。

建築木材の年輪から伐採年を測定できるのね!

奈良・纏向遺跡で使われた木材は、
西暦231年に伐採されたものだと判明。
卑弥呼が魏に使者を送ったのは239年だから、
その8年前に宮殿が建設されたってことかしら?

箸墓古墳の築造も240~260年ごろと分かってて、
これも卑弥呼の埋葬が247年とする魏志倭人伝に合致する。

2.倭国乱


魏志倭人伝に書かれた「倭国乱」について、

2021年のETV特集「誕生ヤマト王権」のときは、
戦争の頻発を示す証拠は少ない、と言ってたけど、
▶ https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202103290000/

今回は、
西の邪馬台国と東の狗奴国が対立してたこと、
さらには、
鳥取の青谷上地遺跡で見つかった大量の人骨に、
金属の矢じりが刺さってたり、
埋葬もされず捨てられてることを取り上げました。

3・連合政権


2021年のETV特集でも、
邪馬台国は平和的な経済連合だった、との話でした。
水害の多かった時代だからこそ、
災害が起こりにくい大和を中心に小国が連合した。

今回も、
気候変動と食糧難の時代に、
卑弥呼が連合国家を束ねる存在になった、との話。

4.親魏倭王


卑弥呼は、
連合国家を束ねるべく魏の後ろ盾を得た、とのこと。
つまり、中国の三国志時代に乗じて、
魏・呉・蜀のパワーバランスをうまく操ったのね。

具体的には、
海上から魏を攻めようとした呉に接近しつつ、
それを魏と交渉するための外交カードに利用した。

その証拠に、
邪馬台国は魏から金印をもらってますが、
列島各地では呉からもらった鏡も出土してる。

5.大陸系の技術


中国の三国志時代には、
大量の難民が朝鮮半島経由で日本に押し寄せた。
彼らははるか東に理想郷の「蓬莱」があると信じた。

なお、鳥取の青谷上地遺跡の人骨の9割も、
DNA型が縄文系&大陸系の混血だそうです。

こうした大陸系の人々は、
鉄器などの軍事技術や、
風雨に強い盛土などの土木技術をもたらしたので、

邪馬台国は、
狗奴国の勢力圏にまで進出することができた。

その証拠に、
前方後方墳の多い東日本でも、
前方後円墳が見つかりはじめてるそうです。







番組はドラマ仕立てになってて、

歴史を学ぶ生徒役には、
NHKにも重用されつつあるっぽい(?)原菜乃華。
歴史館の館長役には、
なぜか歴史再現ドラマの役が多い(笑)前川泰之。

そして、
邪馬台国を束ねてたのがシシドカフカで、
狗奴国を束ねてたのが宍戸開でした。
西のシシドと東のシシドってこと?
シシドカフカが弥生顔で、宍戸開が縄文顔ね。

でも、狗奴国の人々は、
アイヌみたいに顔に入れ墨をしてたらしいけど、
ゴリゴリの縄文人ってわけでもなく、
赤いパレススタイルのおしゃれな弥生土器を使ってた。



ドラマでは、卑弥呼が、
連合国の首長たちと会議するシーンもありました。

でも、魏志倭人伝によれば、
彼女は侍女や弟にしか姿を見せなかったらしいよね。
手塚治虫の「火の鳥・黎明編」では、
姉がアマテラスで、弟がスサノオみたいになってる。

女王というよりも、
伊勢神宮の斎王みたいな存在だったかもしれないし、
実在しない神様だった可能性もあるのでは??

魏志倭人伝に書かれてる「卑彌呼」の名は、
当時の日本語に漢字を当てたものだろうけど、
意味としては「日見子」なのかなと思ってました。
そのほうがアマテラスっぽいし。

実際は「日巫女」「姫御子」などの説があるようです。



鳥取の青谷上地遺跡の人骨も、
なぜ殺されたのかが判明してるわけじゃありません。

当時から大陸系との混血が進んでたようですが、

最近の東大の研究によれば、
むしろ山陰地方は現在も「縄文度」が高いのよね。
▶ https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202304050000/

もしかしたら外来系の人たちが、
土着の出雲王権に迫害・虐殺されたのでは??
…なんてことも思ったりする。



次回の第2集は「ヤマト王権・空白の世紀」です。



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最終更新日  2024.03.20 10:49:27
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