テーマ:自転車(12798)
カテゴリ:自転車の話とか
はじめまして!「天神橋5丁目」と申します。
今日から2006年のツール・ド・フランスが開幕しますね。 そして、僕の初めてのブログも今日からスタートすることにしました(なんかツールは開幕前からとんでもない事態になってるようですね。せっかくこの日に合わせてブログの準備をしてきたのに)。 ここでは僕が現在最もハマっている、いやそんな単なるマイブーム的な言い方ではなく、おそらく生涯の趣味として続けていくであろう「スポーツ自転車」の話題を中心に書き綴っていきたいと思っています(自転車以外の話題も多くなるかもしれませんが)。 本ブログのタイトル「ただ自転車通勤のためでなく」は、ツール・ド・フランスが好きな人ならすぐにおわかりかと思いますが、癌を克服してツールで前人未踏の7連覇を達成し、昨年引退したランス・アームストロングの著書『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』の邦題を勝手にもじらせていただいたものです。 そしてこのブログのURLにも注目してください。 http://plaza.rakuten.co.jp/MaillotJaune/ 「co.jp」の後、そう、「Maillot Jaune=マイヨ・ジョーヌ」なのです(ツール・ド・フランスを全然知らない人はJ SPORTSのサイトやCYCLINGTIME.COMで詳しく知ることができます)。すでに誰かに取られてるかと思いましたが、自転車ロードレースが日本ではマイナー競技だからなのか、それとも楽天ブログのユーザーが少ないからなのか、実に簡単に取れてしまいました。僕のようなロードバイク初心者には、まったくもっておこがましいかぎりです。しかも僕は、日帰りもしくは一泊程度のツーリング派で、ホビーレースに出る気すらありません(落車に巻き込まれたらイヤだからです)。ですから、ロードレースについてのマニアックな話題を期待されてもそれは無理というものなので、どうぞご容赦ください。 また、本ブログのタイトルを「ただ自転車通勤のためでなく」としたのは、僕がスポーツ自転車を買う前から、普通のママチャリで5年間以上、自転車通勤を続けているからでもあります。しかし、これは自宅から会社までの通勤経路がわずか2~3km程度であるための当然の選択肢であり、通勤時間は片道わずか6~7分ですので、これはまったく運動のうちには入りません。僕がスポーツ自転車に乗って、スポーティーな乗り方を始めたのは、38歳になったつい昨年のことでした。 きっかけは「肥満」 僕がなぜ38歳になって急にスポーツ自転車に乗り始めたかといえば、ありがちなきっかけですが、やはり「肥満」でした。飲み過ぎ・食べ過ぎ・運動不足の不摂生がたたり、昨年の夏には体重がついに80kgを超えてしまったのです。身長は164cmしかないので、思いっきり肥満体型でした。体脂肪率は30%を超えていたはずです。年に一度の会社の健康診断も、年々数値が悪くなって不愉快になるので、昨年はとうとう受けませんでした(笑)。 また、昨年の夏に父が末期ガンで余命幾ばくもないという状況に陥ってしまったのも大きかったです。日に日に弱っていく父の様子や、病院で見る他の大勢の患者さん達を見て、遅ればせながら(恥ずかしながら)、やっとこさ健康の大切さ、有り難さに目覚め(させられ)たというわけです。それまでの僕は、健康のために何かをするなんてカッコ悪いとすら思っており、毎晩家に帰ってから寝る直前まで、ずっと酒を飲んでタバコを吸っているような生活ぶりでしたが、ついにこれを懺悔し、心改めることにしたわけです。 普通、良識のある大人なら、誰でも「人に迷惑をかけたくない」と思って生きていると思います。しかし、人間は病気になってしまうと、絶対に人に迷惑をかけます。かけたくなくても、かけてしまいます。ほとんどの病人は仕方なく病気になってしまった罪のない人達ですが(僕の父もそうでしたが)、しかし不摂生のかぎりを尽くして病気になるのは(僕は完全にその一歩手前だったと言えるでしょう)、やはり罪と言わざるを得ないのではないか、とまあそんな風に思うようになった次第です。 かくして2005年8月の終わりに、健康のため、ダイエットのため、一念発起してジムに通いだしたわけですが(9月にはタバコもキッパリやめました)、ジムでトレーニングするだけではどうにも面白くありませんでした。そこで、スポーツ自転車はどうだろうかと考えはじめたのが、ちょうど父が亡くなった10月の始め頃でした。父の葬儀やなんかが終わり、少し落ち着いたところで、さっそく自転車雑誌を数冊買い込み、インターネットで自転車関連のWebサイトやブログも読みあさりました。ほどなく、大阪から130km以上離れた滋賀の実家まで自転車で走って帰るのが目標となり、そしてついに2005年11月1日、自宅から一番近い、普通の自転車とスポーツ自転車の両方を扱う、プロショップではない自転車店に足を踏み入れたというわけです。 僕が初めて買ったスポーツ自転車は、ロードバイクではなく、スペシャライズドのシラスというクロスバイクでした。自転車店に行って「まったくの初心者ですが、滋賀の実家まで130km以上走って帰りたいので、それに適した自転車が欲しいんです」と言うと、スタッフが真っ先に勧めてくれたのがシラスでした。値段といい、性能といい、多分どこのショップにとっても一番初心者に勧めやすい自転車なのではないでしょうか。実際、そのくらい街でもよくシラスに乗っている人を見かけますね。 僕はその時点ではロードレースなどまったく見たことがありませんでしたし、ドロップハンドルにも抵抗がありましたし、なにより街で見かけるローディー達の、あのド派手なサイクルジャージとレーサーパンツにはもっと抵抗があったので、ロードバイクを欲しいとはまったく思っていませんでした。 その日は閉店近い時間だったのでお金だけ払って帰宅し、翌日、スタンド・ライト・携帯ポンプ・ワイヤー錠を車体に取り付けた僕仕様のシラスを受け取りに行きました。最初から130km以上離れた実家に帰るのが目標だったので、パンク時のチューブ交換の仕方もレクチャーしてもらいました。店を出て家に帰るまでのほんの数百mを走っただけでも、ママチャリとの歴然とした走りの違いに嬉しくなり、さっそくナイトランに出かけようかとも思いましたが、翌日は11月3日の祝日でしたので、はやる気持ちを抑え、明日たっぷり走ろうと決め、その日はいつものようにジムに行きました。 そして待ちに待った翌朝。外は絵に描いたような秋晴れの、最高の自転車日和でした。10時頃、自宅のある大阪市北区天神橋5丁目をスタートした僕は、都島通から大川沿いの北大阪サイクルラインへとつなぎ、淀川の河川敷へ出て、一路、枚方市方面に向かって走り始めました。それまでインドア人間だった僕は、映画館やCD・DVDショップがたくさんある便利な場所に住みたくて、何度目かの引越で2年前から大阪のど真ん中に近い天満に住むようになったのですが、それまでは淀川の河川敷を自転車で走ろうなんて思ったこともありませんでした。しかし、実際に行ってみると、ほんの10分ほど走っただけで「ああ、これは俺、一生の趣味を見つけたぞ」と、早くも自転車にハマっている自分を発見してしまったのです。ここでもし向かい風が強かったらいきなりネガティブな感想を持っていたのかもしれませんが(笑)、とにかくこの日は最高の自転車日和でした。 散歩やジョギング、草野球にサッカー、アメフト、ラグビー、釣り、ピクニックなどなど、思い思いに休日を楽しんでいる人たちを眺めながら、見晴らしの良い景色の中をスポーツ自転車で軽快に走るのは最高の気分です。すぐにどこまでも走っていきたい気持ちになり、けっきょくお尻はかなり痛くなったものの、枚方市の牧野まで、初日にしては上出来の往復50km以上もの距離を、ほとんど無理を感じることなく(もちろんそれまでの2カ月間、ジムで週3~4回エアロバイクをやっていたおかげだとは思いますが)、実に快適に走ることができたのです。こうして、僕の生涯の趣味になるであろう、スポーツサイクルライフがスタートしました。 ------------------------------------------------------------ 初日ということもあってすっかり長くなってしまいましたので、今日はこれぐらいにしておきます(笑)。 今日の大阪は降水確率80%ですが、今のところは晴れています。ロングライドはできませんが、現在の愛車FELT F3Cで、これから淀川の河川敷を2時間くらい走ってきたいと思います。 最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら、ありがとうございました。 気が向いたらぜひまたお越しください。 ↓最近買った本です。 ★マイヨ・ジョーヌ 伝説の1999-2005 ツール・ド・フランス写真集 ★人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか ★自転車で痩せた人(太った友人をこちら側の世界に引き入れるためのプレゼント用) 人気の自転車ブログを探すならココがおすすめ!→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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