カテゴリ:「共」育
22(木)は、名古屋の小学校で
マラウイのお話をさせていただく機会を頂戴しました。 JICA国際協力出前講座なるものです。 まず、マラウイの子どもたちと、日本の子どもたちの 年上の人に対する態度、聞く態度が、 全く異なることを忘れておりました これは軽く、逆カルチャーショックでした もちろん、最初に彼らをひきつけられなかった、 アイスブレイキングに失敗した、私の落ち度です 終了後、校長先生から教えていただいたのですが、 毎年、協力隊OVを招いてくださっているその学校、 昨年度の講師の方は、ポテトチップスを用いた アクティビティをされたそうです。 私もOV会で、その方のアクティビティに参加させていただきましたが、 開発教育でよく行われる「貿易ゲーム」を ポテトチップスを使ってさらに簡略化されており、 世界の富の分配の不均衡を、 非常にわかりやすく伝えていらっしゃると思います。 昨年、彼の話を聞いた学年の子どもたちにとって、 今年はポテトチップスをもっともらうぞ! と、意気込んでいたかもしれません。 そういう期待に応えることができなかった、 事前のリサーチ不足も大きかったです そして、高校生に話す時と、小学生に話す時、 教室で話す時と、大人数に話す時、 予想以上に、話し方を変える必要がありました。 マラウイでは、他校では1クラス当たり 週に5~6時間設定されている家庭科が、配属先は3時間でしたから、 限られた時間にできるだけたくさんの分野を伝えるべく、 詰め込み、まくしたてていました。 久しぶりに日本語で、人前でお話しさせていただき、 息継ぎの間さえ、忘れていた自分に気付かされました。 もっと間をとり、聴き手に落とし込む時間が必要でした。 貧しさや、かわいそうな子たち、自分とは違う人たち、 劣る人たちといった印象を残さぬよう、 彼らの優れた部分や明るさ、前向きさ、共存を強調したつもりです。 が、シマ(マラウイの主食)を手で食べる話をした時、 数人は露骨に嫌な顔をしていましたしね。 ネガティブな印象を残してしまったのではないか、危惧しています。 ポジティブさを伝えるには、聴き手を楽しませることが必要であり、 例えば、ポテトチップスのような道具が有効かもしれませんね。 最後、子どもたちの反応に、不安を抱いたままのまとめでした。 以前、日記に書いたのは、この講演依頼をいただいた直後であり、 いらなくなったものをあげるのはたやすいけど、 自分にとって大切なもの、大好きなものこそ、 周りの人たちと共有できるようになって欲しい 違いを楽しんでほしい 「ありがとう」「ごめんなさい」と素直に言える自分であって欲しい との願いをこめましたが、説教臭くなってしまいましたね もっとシンプルに、メッセージを伝える必要があります。 などなど、非常に学びの多い機会でした 校長先生も、教務の先生も 「すごく良かった」 「子どもたちにとって、いい機会になったと思います」 「あのプレゼンテーションを準備していただくだけでも、 相当な時間がかかったでしょう? ありがとうございました」 とねぎらい、褒めてくださったんですけどね。 私のなかでは、もどかしさが残りました。 ○○小の皆さん、ごめんなさいね。 お話しさせていただいた内容の一言でも、数人でも、 何か温かいものが心に残っていたらいいなと、願うばかりです。 今回の学びを活かすべく、 またこのような機会をいただけたらいいなと思います。 今度はきっと、もう少し上手にお話ししますよ~ 伝えることって難しい 今日もぽちっぽちっと応援ありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 24, 2009 11:49:29 AM
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